オオデマリの育て方！剪定の場所・時期や葉が枯れる原因・対策を解説！

オオデマリは庭のシンボルツリーとしてもおすすめの花木です。花の頃は華やかでありながら手入れも簡単なことから、初心者でも楽に育てられる庭木として人気があります。しかし、これからオオデマリを育てたいと思っている方の中には、失敗しないか不安に感じている方もいることでしょう。オオデマリがどのような植物なのか、その特徴や育て方をはじめ、急に葉が枯れはじめた場合の対処法までご紹介します。

オオデマリとはどのような特徴を持った植物なのでしょうか？オオデマリの特徴や花言葉など、まずは基本的な情報からご紹介します。

オオデマリは日本の本州以南や九州のほか、台湾、中国に分布するヤブデマリを品種改良して生まれた園芸品種です。花の季節には白やピンクの花がボール状にまとまって咲きます。しかし一見すると花にみえている部分は「装飾花」と呼ばれ、雄しべや雌しべが花びらのように変化したものです。そのためオオデマリは実をつけず、種ができないという特徴があります。

オオデマリはアジサイのように小さい花が集まって咲くため、手毬に見立ててオオデマリと名付けられた品種です。木全体を覆うように真っ白な花がまとまって咲くことから、花の白と葉の緑のコントラストがとても美しくみえます。そのようなオオデマリの姿から「優雅なたしなみ」「華やかな恋」という花言葉がつけられました。このほかにも「私は誓います」という花言葉もあります。

オオデマリは基本的に丈夫で耐寒性・耐暑性もあるため、冬越しも楽な初心者向けの植物です。庭植えに適した品種のため、基本的には地植えにした方がよいでしょう。オオデマリの育て方について詳しくご紹介します。

オオデマリは腐植質を多く含み、水はけのよい土を好みます。そのため庭に植え付ける前に、腐葉土や完熟堆肥などの元肥をしっかりと混ぜこんで土づくりをしましょう。