マユミとは?花・実の特徴や庭木として剪定方法など管理のコツを解説!

マユミとは?花・実の特徴や庭木として剪定方法など管理のコツを解説!

マユミは、古くから日本の山野で親しまれてきたニシキギ科の植物です。そんなマユミをお庭に植えていると、とってもオシャレなお庭になりますよ。今回は、マユミがどんな植物なのか、どんな育て方・管理をすればいいのかをお伝えします。

記事の目次

  1. 1.マユミはどんな植物?
  2. 2.マユミの特徴
  3. 3.マユミの育て方・管理方法
  4. 4.マユミの仲間の植物
  5. 5.まとめ

マユミの育て方・管理方法

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マユミはもともと日本に野生で生育している樹木で、日本の気候や土壌に合った性質を持っているため、育て方や管理の方法がとても簡単です。基本的な性質を覚えてしまえば、あまり育て方に困ることはありません。

植え付け場所

基本的に明るいところを好む木ですが、半日陰のような場所でもよく育ちます。5mくらいにはなる木なので、あまり狭い場所には植え付けないようにしましょう。植え付け時期は12月~3月ごろの落葉期がよく、可能であれば3月に植えるようにしましょう。また、雌雄異株のため、オスの木とメスの木が両方用意できる場合は、隣り合わせて植えた方が実付きがよくなります。

植え付ける際の土質

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基本的に水はけのよい土であればなんでも大丈夫ですが、日本の山野に古くから育ってきた木のため、自生している場所の土によく似た有機質の多い腐葉土を好みます。基本的に日本の山野の土は酸性土壌のため、他の庭木や草花を育てるために石灰などを使っている場合は、マユミを他の場所に植えるか、石灰をやりすぎないよう注意しましょう。

肥料

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2月~3月に寒肥として有機質肥料をすきこむように与えましょう。ただし、マユミ自体がそもそもあまり肥料を必要としない木なので、与えなくても十分に育ちます。また、花や実をつける時期は施肥してはいけません。肥料をやりすぎると、枝葉ばかり生い茂って花や実をあまりつけなくなるので注意しましょう。

病害虫

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マユミの病気

まれに斑点病などが発生することがありますが、病気が発生することはほとんどありません。葉っぱがちぢれたり、色が悪くなったり、なんとなく元気がないようなときは、病気より養分不足や害虫を疑いましょう。斑点病がみられた際は、斑点の出た葉を取り除き、その葉を焼却処分することで対処できます。

マユミの害虫

あまり害虫は発生しませんが、まれに「ミノウスバ」という毛虫が発生することがあります。発生するときは一度にかなりの数が発生し、葉っぱが丸坊主になってしまうような被害が出ることもあります。しかしこれでマユミが枯れてしまうようなことはなく、虫自体も毒のあるものではないので、落ち着いて対処するようにしましょう。市販の殺虫剤で対処可能です。

剪定方法

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剪定の時期は12月~3月の落葉期がおすすめです。強剪定にも強く、好きに剪定を行ってもまた芽が出てくる強い木ですが、樹形の崩れに繋がるので剪定のしすぎには注意しましょう。基本的には自然樹形を保ち、混んでいる枝をすくような形で剪定すると美しくなります。また、花芽を短枝と呼ばれる短い枝につけるので、花や実を楽しみたい場合は切らないようにしましょう。

ボタニ子

ボタニ子

次はマユミの増やし方について紹介します!

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マユミの仲間の植物

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