サンパラソルの育て方!上手な肥料の与え方や冬越しのポイントを紹介!

サンパラソルの育て方!上手な肥料の与え方や冬越しのポイントを紹介!

サンパラソルは「サントリーフラワーフーズ」が生み出したマンデビラの園芸品種です。育て方も簡単で、花壇の寄せ植えだけでなくグリーンカーテンとしても利用されています。赤色やピンク色の南国感溢れる花を次々と開花させるサンパラソルの、特徴や育て方などを紹介します。

記事の目次

  1. 1.サンパラソルとは
  2. 2.サンパラソルの育て方
  3. 3.サンパラソルの病害虫
  4. 4.まとめ

サンパラソルの育て方

クリックすると楽天商品ページへ飛びます

開花時期になると、赤色や白色のトロピカルな雰囲気の花を咲かるサンパラソル。つる性の特徴があるため、あんどん支柱に添わせたりネットに這わせて育てたりするなどと、つるを誘引しながら自分好みの形に育てていきましょう。ここでは、サンパラソルの上手な肥料の与え方や剪定方法、冬越しさせるコツなどを紹介します。

育て方①環境

サンパラソルを育てるには、日当たりと風通しのよい環境が適しています。半日以上は太陽の光が当たる場所を選ぶのがポイントです。日照時間が少ないと花付きが悪くなったり、花が咲かなくなったりします。また、耐暑性は強いですが、夏の直射日光に長く当てると葉焼けを起こしてしまうため注意が必要です。

育て方②用土

Photo byPexels

サンパラソルは排水性が高く、栄養分を豊富に含んだ用土を好みます。市販されている花用の培養土や、サフェニア用の培養土を使用しても構いません。自分で配合する場合は、赤玉土の小粒7に腐葉土3の割合で混ぜ込んだ用土を使用してください。地植えにする場合に水はけが悪いようならば、パーライトや川砂を加えて調節してから植え付けます。

育て方③植え付け

Photo bysumma

植え付けは4月〜6月に行うと、サンパラソルが根付きやすくておすすめです。地植えにする場合は、水はけをよくするために畝(うね)を作って高植えにしていきましょう。あらかじめ植え穴を掘っておき、地面に植えてからしっかりと土で固定します。鉢植えの場合は、根が深くまで伸びるため、余裕をもって深い鉢を使用してください。

育て方④植え替え

Photo bykontakt

鉢植えの場合は、根詰まりを防ぐために1年〜2年に1回植え替えます。根を傷つけないように丁寧に掘り起こし、根についた古い土を落としてください。ひと回り大きな鉢を用意して、新しい用土を入れてから植え替えます。根付くまでは水切れに注意して、風通しのよい半日陰で管理してください。

冬越しのために秋に植え替える

サンパラソルは熱帯地方が原産のため耐寒性が弱く、寒冷地では地植えでの冬越しは難しいといわれています。確実に冬越しさせるには、秋のうちに掘り起こして鉢に植え替え、室内で冬越しさせましょう。

育て方⑤水やり

Photo byElla_87

サンパラソルは、やや乾燥気味に育てるのがポイントです。地植えの場合は雨水のみで十分なため、水やりの必要はありません。鉢植えの場合は、土の表面が乾ききってから水を与えます。また、多湿を避けるために鉢底にたまった水をすぐに捨てて、根腐れしてしまうのを防ぎましょう。冬は休眠期に入るので、水やりの必要はありません。

花に水をかけないようにする

地植えでも鉢植えでも「サンパラソルの花に水が直接かからないように水やりをする」というのが重要です。サンパラソルは花に水をかけてしまうとしぼんでしまい、きれいに開花しません。水が跳ねないように株元に優しく水を与えていきましょう。また、雨が長く続くと花がしぼんでしまうため、鉢植えの場合は軒下に移動させると安心です。

育て方⑥肥料

Photo byJing

サンパラソルを植え付けてから開花が終わるまで、肥料を切らさないように育てましょう。4月〜6月の植え付け後、1週間〜2週間に1度の割合で規定の量よりも薄めにした液体肥料を水やりのかわりに与えます。開花が終わる10月頃まで、肥料切れに注意して追肥してください。植え付けの用土に、元肥として緩効性の化成肥料を施しておいても構いません。

育て方⑦誘引

サンパラソルのつるが伸びてきたら、株元にあんどん支柱やネットを固定して、つるを誘引しながら育てていきます。つるを伸ばして成長していく性質を利用して、グリーンカーテンとして育てるのもおすすめです。葉がたくさん茂るため、夏の暑い季節の日よけにぴったりですよ。窓辺に立てかけるようにネットを準備して、つるを絡ませながらグリーンカーテンを作っていきましょう。

育て方⑧切り戻し剪定

Photo bystux

つるを長く伸ばす性質があるため、放っておくと葉が生い茂り害虫被害を受けやすくなります。また、葉の内側に日光が当たりにくくなり、成長が滞ってしまう恐れもあります。6月〜10月にかけてこまめに切り戻し剪定をしながら育てましょう。気になったときに伸びすぎた部分や、花が咲き終わった茎を切り戻していきます。切り戻した部分から新芽を出すのが特徴です。

剪定した茎を利用して挿し木をしよう

Photo byvjgalaxy

サンパラソルは挿し木で簡単に増やせるのが魅力です。挿し木は5月〜9月が適期のため、剪定で切り落とした茎を使用して挿し木で増やすのがおすすめです。健康で丈夫に育っている若い茎を選び、先端から5cm〜10cmほどの部分で切り取ってください。赤玉土などの挿し木用の用土に挿し、たっぷりと水を与えて風通しのよい日陰で管理しながら発根をまちましょう。

サンパラソルを冬越しさせるポイント

  • 地植えの場合は秋に掘り起こし、鉢に移し変えて室内で冬越しさせる
  • 冬は水やりを控える
  • 開花後には肥料を施さない
  • 室内に取り込む前に切り戻し剪定をしておく

次のページでは、病害虫をご紹介します。

次のページ

サンパラソルの病害虫

関連記事

Article Ranking