北欧神話に出てくる植物
映画やアニメなどのモチーフにされることも多い北欧神話は、ノルウェーやスウェーデンなどの北欧に伝わる神話の総称です。その北欧神話でもっとも象徴的な植物を紹介します。
北欧神話に出てくる植物・トネリコ
北欧神話に出てくる「ユグドラシル」という巨木をご存じですか?九つの世界すべてに根を張り、世界樹とも呼ばれているこの木は、巨大なトネリコの木だといわれています。北欧の神たちは、この木に息を吹きかけることで、人間を創造したという言い伝えが残っています。
トネリコの基本データ
学名 | Fraxinus japonica |
科名 | モクセイ科 |
属名 | トネリコ属 |
原産地 | 日本、台湾、中国など |
草丈・樹高 | ~15m |
開花時期 | 5月~6月 |
花色 | 白、黄緑 |
トネリコの特徴
トネリコには「シマトネリコ」「セイヨウトネリコ」などいくつか種類があり、神話に出てくるトネリコは「セイヨウトネリコ」を指します。トネリコは成長が早く丈夫で、街路樹やシンボルツリーとしても人気が高い植物です。また、木材としてもとても優秀で、農具や野球のバットの材料などに使用されていることが多いのも特徴です。
トネリコの花言葉
トネリコの花言葉は「偉大」「高潔」「荘厳」などです。神々しいイメージの花言葉は、前述の北欧神話に由来するといわれています。
まとめ
神話の時代から、植物は春夏秋冬の人びとの生活に密着し、見守ってきたといってもいいかもしれません。人びとも、植物に敬意を払っていたのでしょう。気になる植物があったら、ぜひ自宅の庭などで育ててみてくださいね。
出典:写真AC