網戸でできる虫除け対策5選！効果的な方法や便利なグッズ・アイテムを紹介

窓を開けて網戸にしていても、虫が寄ってきて室内に入ることがあります。それは室内や家の周りに虫を寄せ付ける原因があるからです。虫が網戸や室内に寄ってくる原因をおさえることで、より効果的な虫対策ができます。次にあげる3つの原因を確認してみましょう。

室内に虫が入ってしまう1番の原因はすき間です。網戸が正しく設置されていなかったり、きちんと締まっていなかったりするとすき間ができます。小さな虫たちはそのすき間をすり抜けて室内に入るのです。また、網戸の網目があらいと、小型の虫が網戸を通り抜けることがあります。

紫外線を好む虫たちは、室内や外灯の蛍光灯を目指して集まってきます。蛍光灯にはLED電球よりも多くの紫外線が含まれています。そのため、夜間に明かりをつけて網戸にしていると虫たちが網戸にくっついたり、室内に入ってきたりすることがあるのです。

ベランダや庭にいつも水が溜まっていたり、湿度が常に高い場所があったりすると、水辺に卵を産みつけ、ふ化する虫が好んで寄ってきてしまう可能性が高くなります。また、植物や食べ物の匂いに誘われて集まる虫もいます。とくに夏場は湿度が高く、虫が繁殖しやすいので注意が必要です。

虫対策は虫の種類や、室内に入る原因によって異なります。虫を家に入れない、寄せ付けない快適な環境を作るためには、それぞれに効果的な虫対策が必要です。網戸を正しく使い便利な虫除けグッズを使えば、殺虫剤を使わなくても虫を減らせることもあります。

窓は半開にしていると網戸と窓のサッシにすき間ができます。窓を開けるときは全開にして、虫が通れないようにしましょう。窓を全開にしてもすき間ができる場合は、フレームのゴムパッキンや網戸本体が劣化している可能性が高いです。取り替えを検討しましょう。

すき間がないのに小さな虫が入ってくる場合は、網戸の網目が大きいことが原因かもしれません。ホームセンターやネット通販などで販売している網戸の網目は20～30メッシュで、数字が大きいほど網目が細かいです。既存の網戸の上から貼るか、網戸のない窓に取りつけます。

網戸用ネットを張ると、網目が細かくなって視界が悪くなります。ベージュや白よりも、黒いネットを選ぶと網目が細かくても比較的視界がよくなるのでおすすめです。外から室内を見えにくくしてくれる網戸用ネットなら、窓を開けていてもしっかりプライバシーを守れます。

網戸とは直接関係ありませんが、蛍光灯をLED電球につけ替えれば、寄ってくる虫の数を減らせます。虫は蛍光灯の発する紫外線を太陽光と勘違いして集まってくるからです。LED電球なら、虫除けと電気代の節約もできて、まさに一石二鳥になります。

網戸での対策ではありませんが、虫除けスプレーや殺虫剤が苦手な方は、ハーブを窓際やベランダに置くことをおすすめします。ミントやハッカに含まれるメントールは、ハチやアブ、ガ、ゴキブリなどを防ぎます。蚊やハエにはラベンダーやローズマリーの香りが効果的です。

ハーブや花の中には、ハチやアブラムシなどの特定の虫に好まれるものがあります。とくにハチ類は花が咲くハーブや柑橘類の花を好むので、活動が活発で警戒心が強い時期は注意が必要です。

虫除けグッズには、網戸に噴射するスプレータイプや虫に直接噴射する殺虫剤タイプなど、さまざまな種類があります。退治したい虫の習性や弱点によって、グッズを使いわけたり併用したりすることで効果的に虫除けしましょう。虫除けと殺虫剤の両方の機能をもつグッズもあります。

網戸に噴射するタイプの虫除けは、網戸に直接スプレーすることで虫を寄せ付けなくします。昼間はもちろん、夜間に室内の蛍光灯に誘われてくる虫も、網戸にくっつきにくくなります。殺虫剤の効果が含まれているものも多く、網戸にくっついている虫に直接スプレーを噴射して退治することも可能です。

虫に直接噴射する虫除けは、室内に入ってきてしまった虫や室内に入りそうな虫をその場で退治できる殺虫剤タイプのアイテムです。即効性が高いものが多く、すぐに退治したいハチやアブなどの危険な虫にも効果的に使えます。一家に1つあると安心して夏を迎えられるでしょう。

網戸の近くに置くタイプの虫除けは、網戸に貼りつけたり、窓の近くに吊り下げたりして使用します。比較的場所も取らず目立たないデザインも多いので、さりげなく虫対策をしたい方におすすめです。虫除け効果のある薬剤が染みこんでいますが、匂いがわからないものがほとんどです。

室内に噴射する虫除けは、部屋に入ろうとする虫を防いだり室内にいる虫を退治できたりするタイプのアイテムです。虫除けのバリアを張るようなイメージで、比較的小型の虫を室内に寄せ付けない、空間駆除効果が期待できます。