ムカデ対策に効果絶大なおすすめ商品5選！ペットにも安全なものは？

ムカデは強い毒を持ち時には人にも噛みついてくる害虫です。家の中や家の周辺に生息する身近な生き物であるがため、被害に遭う方も多いのが現状です。まずは、ムカデについて基本的な生態や特徴についてご紹介します。

ムカデは、種類にもよりますが、主に初夏から秋の暖かい時期に活動します。その中でも産卵期である梅雨の前後は、餌を求めて活発に動き回り、屋内への侵入も多い時期です。また、9月から10月頃には梅雨に生まれた子ムカデが成長期となり、活発に動き回ります。冬になると冬眠するので、ムカデを見かけることはほとんどありません。

家の中や家の周りで遭遇する種類のムカデは、ジメジメと湿った場所を好んで生活しています。家の周りには、落ち葉がたまった場所や植木鉢の下、物置の荷物の下などムカデが好む場所がたくさんあります。ムカデが好む環境が多いと、自然とムカデが住み着きやすくなり、大量発生する場合もあるので注意しましょう。

屋内や家の周りに生息しているムカデは、ゴキブリや昆虫類、ネズミなどを好んで食べています。そのため、家の中や周囲に餌となる生き物がいると、その生き物たちを追いかけて家の中に侵入しやすくなってしまいます。

ムカデの毒には、セオトニンやヒスタミンと呼ばれる成分が含まれています。ムカデに噛まれてこの成分が人間に体内に入ることで、激しい痛みが引き起こされたり、傷口が腫れたりします。また、複数回噛まれることでアナフィラキシーショックを引き起こし、最悪の場合は呼吸困難を引き起こす可能性もあるので注意が必要です。

ムカデは害虫として扱われることがほとんどですが、実は益虫としての面もあります。ムカデは、先ほどご紹介したように、ゴキブリやネズミといった生き物を食べます。ゴキブリやネズミは不快なだけでなく、病原菌をまき散らしたり、食べ物を食べ荒らす害虫ですので、それらを捕食してくれるムカデは益虫ともみれるのです。また、古くから民間薬として、ムカデの油漬けなどが利用されています。

ムカデの被害を防ぐためには、日ごろからの対策が大切です。便利な商品もたくさんありますが、まずは家にあるものを利用したり、環境を変えたりするだけでも効果があります。こちらでは、ムカデ対策の基本についてご紹介していきます。

ムカデ対策の１つ目は、ムカデを家の中に侵入させないことです。夏の暑い時期でも、基本的には窓や網戸を開けっ放しにしないようにし、なるべく隙間を作らないようにしましょう。網戸は破れていないか、梅雨入り前に確認してください。また、各入り口や窓の周辺に後ほどご紹介する薬をまいたり、餌を設置したりするのも効果的です。

ムカデ対策の2つ目は、ムカデを家から遠ざけることです。まずは、ムカデが好む環境や隠れ家を家の周りに作らないようにしましょう。枯葉を掃除し、植木鉢や不要な荷物を家の周りに置かないようにしてください。また、ムカデが嫌がるヒノキやハッカなどの植物を植えたり、その香りがする製品を設置したりするのも効果的です。

ムカデの好物の1つがゴキブリです。そのため、ゴキブリが家の中にたくさんいると、ムカデもゴキブリを求めて家の中に侵入してきてしまいます。さらに、ゴキブリが大量発生してしまうと、ムカデも連鎖的に大量発生してしまう恐れがあります。ゴキブリの餌となる生ごみの処理や、ゴキブリが好む湿った場所を排除し、家の中でゴキブリが繁殖しない環境を作りましょう。

市販のムカデ対策の商品は、大きく分けて3つのタイプに分かれます。ムカデが嫌がる成分を含み、ムカデを遠ざけるもの、ムカデが出たときに吹きかけて駆除するもの、ムカデが隠れているときに誘い出して駆除するものと、それぞれのタイプを用意しておくと、そのときの状況に応じて使用できます。