食用だけじゃない！薬用・ハーブとしてのゴボウの利用方法を紹介

ゴボウのハーブとしての利用法で有名なのがゴボウ茶です。食物繊維が豊富でエイジングケアにもおすすめのゴボウ茶は簡単に手作りできるので、レシピをご紹介しましょう。

• ゴボウ：1本

1. ゴボウを水洗いする
2. ピーラーなどでゴボウをささがき状に切る
3. 天日干しでしっかり乾燥させる
4. フライパンで10分程度炒る
5. 密閉できる容器に保存する

ポットに上記で作ったゴボウをいれ熱湯を注いで3分間程度蒸らし、あたためたカップに注きます。冷たくひやしてもおいしくいただけますよ。

湿疹、かぶれにはゴボウの葉を乾燥させた入浴剤がおすすめです。ゴボウには血行促進効果も期待できるので、体をあたためる薬油としてぴったりですよ。

入浴剤はゴボウの葉で作ります。春にゴボウの葉を摘み、きれいに洗って天日で干しします。布や不織布の袋に葉を1回分2～3つかみを詰め鍋などにいれます。袋の上から熱湯を葉が浸る程度にかけ、15～20分蒸らします。浸出液と袋をお風呂にいれて入浴します。

ゴボウの根から抽出したオイルは頭皮の痒みやフケなどに有効とされています。また保湿効果や血行促進効果も認められていることからヘアケア製品や育毛剤などのほか、スキンケア製品や洗浄製品などにも使用されます。

ゴボウはキク科の植物です。キク科植物に対してアレルギー性をもつ方はご注意ください。地上の緑色部分を使用する場合には、皮膚の弱い方、アレルギー性の体質の方はパッチテストを行うなど十分な注意が必要です。

ゴボウ選びのポイントは、根がスラリとまっすぐ伸びたものを選ぶことです。根の曲がりやひげ根が多いものは避けてください。おいしさの点からみると洗ってあるものより、土がついたものがおすすめです。

土を落としたゴボウは日持ちしません。洗ったゴボウの場合は、濡らした新聞紙で包みポリ袋にいれて冷蔵庫で保存します。冷蔵庫に立てた状態で保存するとよいでしょう。乾燥を避け風に当たらないように保存するのがポイントです。

土がついたゴボウは、2cmほど首を出して土に埋めると長持ちします。常温で保存するなら土をつけたまま新聞紙で包み、冷暗所に立てた状態で保存しましょう。

ゴボウは生のまま冷凍保存ができます。土を落としたゴボウを4～5cmの長さに切り、水に1～2分さらしたら、水分をふき取り、適量をラップで重ならないように包み、保存袋に入れて冷凍します。ささがきなどにして油炒めしてから冷凍保存もできます。

和野菜としてだけでなく、ハーブや生薬として使われる薬用としてのゴボウの一面をご紹介しました。若ゴボウは今後も新しいレシピが開発される注目の野菜です。ゴボウの葉が手に入れば、入浴剤も楽しんでみてください。