初心者でも失敗しないハーブとは?
ハーブは、約1万もの品種があるとされている食べられる植物です。木本類・草本類があり、木本ではローズマリーが有名です。草本では、ミントやバジルなどが知られています。また、ハーブの中には香草と呼ばれるものがあります。ハーブは丈夫で、プランターでも地植えでも栽培できて育てやすいのが魅力です。
香草とは?
香草とは、匂いのあるハーブのことです。ハーブは匂いがある植物ですが、匂いがしないハーブもあります。匂いがある中でも、香草とは特に匂いの強いものだけを指します。
初心者におすすめのハーブ①ミント
学名 | Mentha |
分類 | シソ科ハッカ属 |
種類 | 多年草・一年草 |
原産地 | ユーラシア大陸原産 |
ミントは、シソ科ハッカ属に属している植物の総称です。葉っぱは食用で、カクテルやお菓子などに使われます。ハーブの中では人気な種類であり、家庭菜園としても注目を集めています。
育てやすい理由
ミントは繁殖力が強く、どんどん増えていきます。寒さにも強いところも、育てやすい理由です。また害虫も寄せ付けにくく、育てやすいハーブの代表格です。基本的に、ハーブは虫がつきにくいといわれていますが、ミントには高い防虫効果が期待できるものもあります。
ミントの種類
種類①ペパーミント
ペパーミント 9センチポット苗 香りのよいハーブ♪
参考価格: 721円
ペパーミントはスペアミントとウォータミントとの交雑種です。匂いの強いミントで、葉っぱの葉脈がはっきりとしています。地下茎が柔らかく、すぐ切れてしまうことでも知られています。
育てやすさ | ★★★★★ |
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タイプ | 多年草 |
種類②スペアミント
スペアミント/ハーブの苗 9cmポット
参考価格: 385円
スペアミントは、ペパーミントよりも匂いの弱いミントです。ペパーミントに比べると葉脈もはっきりしません。繁殖方法は地下茎で増えていきます。夏場の乾燥や水切れに注意しましょう。
育てやすさ | ★★★★★ |
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タイプ | 多年草 |
ミントの育て方
ミントは、半日陰で湿り気のある環境を好みます。日当たりがよすぎると葉っぱが枯れてしまい、完全に日陰では葉っぱの色が悪くなります。そのため、家庭菜園では風通しのよい半日陰で育てるのがおすすめです。また、ミントは肥料を与えなくてもどんどん増えていきます。
ボタニ子
栽培での注意点
ミントは、とても繁殖力が旺盛なハーブです。地植えで育てると、あっという間に庭一面をミントが覆いつくしてしまいます。家庭菜園で地植えするときは、ミントが広がらないように、株周りの地中に仕切りを埋めます。この仕切りが根の広がりを防ぎます。初心者の方は鉢植えで育てるのがおすすめです。
夏越しと冬越し
ミントの夏越しでは、夏を迎える前に切り戻し剪定を行います。株が蒸れないように、風通しをよくするためです。冬越しをさせる場合は、冬になる前に地上部を切りましょう。地上部は枯れてしまいますが地下茎は生きているため、春になると新芽がでてきます。
初心者におすすめのハーブ②バジル
学名 | Ocimum basilicum |
分類 | シソ科メボウキ属 |
種類 | 多年草・一年草 |
原産地 | インド、熱帯アジア |
バジルは葉を食用とするハーブで、特にイタリア料理で食べられています。初心者でも育てやすいことから人気が高く、家庭菜園におすすめのハーブです。バジルは暑い地方が原産地で、日本の夏でも問題なく育てられます。その反面、寒さには弱く冬を越せないため、日本では一年草として扱われています。
育てやすい理由
バジルは、病気に強く害虫もあまり寄せ付けません。また、野外でも室内でも栽培できるため、日当たりなど管理するポンイントが少なめです。種は発芽しやすいですが、苗からのほうが育てやすいです。
バジルの種類
種類①スイートバジル
バジルの育て方
バジルは寒さに弱く、植え付けは気温が十分にあがってきた5月以降がおすすめです。乾燥に弱い傾向があるため、水を切らさないように気をつけましょう。また成長して20cmくらいの大きさになったら、摘心して脇芽を伸ばしていきます。摘心することにより、葉っぱがどんどん増えていきますよ。
栽培の注意点
バジルの葉を多く収穫したい場合は、花を咲かせないように気をつけましょう。花が咲くと種子に養分が取られてしまい、葉が硬くなってしまいます。花を楽しむのでなければ、花芽は取ってしまうのがおすすめです。
冬越しの方法
バジルの生育気温は20~30℃で、日本の野外では冬を越せません。そのため、バジルを冬越しさせるためには、室内に入れることが大切です。冬でも10℃以上温度を保ち、日の当たる窓辺に置くなどをして冬越しさせましょう。
ボタニ子
まだまだあります!次はラベンダーから紹介します。
ミントの種類によっては、半日陰で育てられるものもあります。