紅茶・緑茶・ウーロン茶の違いとは?気になるカフェイン量も紹介!

紅茶・緑茶・ウーロン茶の違いとは?気になるカフェイン量も紹介!

身近なお茶である紅茶や緑茶、ウーロン茶の違いを知っていますか?実は、このお茶たちはすべて同じ植物から作られています。この記事では、紅茶や緑茶、ウーロン茶の違いや効能、原料となる植物についてご紹介します。お茶選びの参考にしてみてくださいね。

記事の目次

  1. 1.紅茶・緑茶・ウーロン茶の違い
  2. 2.紅茶・緑茶・ウーロン茶のカフェイン量
  3. 3.紅茶・緑茶・ウーロン茶の効能
  4. 4.チャノキとは
  5. 5.まとめ

紅茶・緑茶・ウーロン茶の違い

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紅茶・緑茶・ウーロン茶は、お茶の水色(すいしょく)も味わいも違いますが、実は同じ「チャノキ」という植物から採れた葉を使って作られています。同じ植物なのに、なぜ違った味わいや色になるのでしょう。そのポイントは「発酵度」と「製造過程」にあります。この項目では、紅茶や緑茶、ウーロン茶のそれぞれの違いをご紹介します。

水色ってなんのこと?

ボタ爺

ボタ爺

湯のみやカップにそそがれたときのお茶の色のことを「水色」と呼ぶんじゃよ。

違い①発酵度

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紅茶・緑茶・ウーロン茶の味わいや色の違いのひとつは「発酵度」によるものです。それぞれの製造過程で発酵させるのですが、その発酵をどのタイミングで止めるかで、水色や味わいに大きな変化が出ます。

紅茶の発酵度

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紅茶は摘まれた葉をそのまま保存し、葉を完全発酵させてから加工されます。リンゴをむいてそのままにしておいたら茶色く変色してしまった、という経験がある方も多いのではないでしょうか。チャノキの葉も同様で、摘まれたあとに手を加えないと、タンニンが酸化し発酵します。その特徴を最大限に活かしてつくられるのが紅茶です。

緑茶の発酵度

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緑茶は、紅茶とは対照的に、まったく発酵させないようにつくられた「不発酵茶」です。発酵は火を入れることでとまるので、緑茶は摘まれたあとにまず火をとおしてしまいます。そのため、茶葉は緑色を保ち、お茶の水色も鮮やかなグリーンが多くなります。

ウーロン茶の発酵度

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ウーロン茶は、茶葉の発酵を途中で弱め、少しずつ止めて作られるため、「半発酵茶」と呼ばれています。紅茶と緑茶の作り方を両方踏まえて製造されるため、工数が多く、味わいの違いも作り手によって大きく変わりやすいです。

違い②製造方法

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紅茶・緑茶・ウーロン茶は、それぞれ作り方や作る過程が違います。この項目では、それぞれのお茶の基本的な製造方法をご紹介します。お茶の品種や種類、茶園や作り手によって製造方法が少しずつ違い、味も変化するので、お好みの生産元を探すのもおすすめですよ。

紅茶の製造方法

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  1. 手で摘んだ茶葉を陰干しし、水分を飛ばします。
  2. 1の葉を砕いたり、もんで丸めたりなどそれぞれの紅茶にあった加工をします。
  3. 湿度が高く、温度が20~25℃の場所で寝かせ、発酵させます。
  4. 乾燥器で丁寧に乾かし、完成です。
2の過程では、それぞれの紅茶にあわせた加工がおこなわれます。その加工のしかたで、味わいが大きく変わります。

緑茶の製造方法

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  1. 摘んだ葉を蒸したり炒ったりし、火を入れて発酵を止めます。
  2. 1を広い場所に広げて水分を飛ばしながら丁寧に揉みます。
  3. 茶葉の形を整え、乾燥機にかけて乾かし、完成です。
緑茶は紅茶やウーロン茶とは違い、発酵させない種類のお茶なので、最初の段階で火を入れ、発酵を止めることが特徴です。そのため、茶葉のグリーンを活かした水色と青みのある味わいが楽しめます。

ウーロン茶の製造方法

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  1. 摘んだ茶葉を天日で干し、乾燥させます。
  2. 1を室内で寝かし、発酵させます。
  3. 2を大きな窯で炒り、発酵を止めます。
  4. 機械にかけて茶葉を揉みます。
  5. 布を使って茶葉を包み、形を整えます。
  6. そのまま乾燥せて、完成です。
ウーロン茶は発酵を途中で止めることが特徴です。そのため、発酵途中のものを窯で炒る工程が発生します。この発酵をどこまで進めるかで、味わいに大きな変化が出ます。

紅茶・緑茶・ウーロン茶のカフェイン量

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お茶にはカフェインが含まれていることはご存じの方も多いことでしょう。しかし、それぞれのお茶でどれが一番カフェインが強いかをご存じの方は少ないのではないでしょうか。この項目では、紅茶・緑茶・ウーロン茶のカフェインの量の違いについてご紹介します。同じくカフェインが含まれているコーヒーとの違いもご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

①発酵度で変わる

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濃い茶色の水色の紅茶は、カフェインが多いイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。しかし、実は紅茶のカフェイン量は緑茶やウーロン茶と並べると1番少ないのが特徴です。お茶に含まれるカフェインの量は、発酵度によって変化します。発酵が進めば進むほど含有するカフェインも減ることになるので、不発酵茶である緑茶が最もカフェインを多く含むことになります。

②葉の部位で変わる

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カフェインはお茶の若芽に多く含まれています。そのため、茶葉の原料であるチャノキのどの部位をお茶にしているかにより、カフェイン含有量が変化します。例えば同じ緑茶でも、若い芽から作られる玉露や抹茶は、通常の煎茶と比べて3~5倍ものカフェインが含まれています。また、紅茶も若芽だけを使用した高級なものはカフェイン含有量が高いので、飲みすぎには注意が必要です。

③お茶の入れ方で変わる

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カフェイン量はお茶の入れ方でも変化します。100℃に近い高温でお茶を入れると、カフェインや渋み成分のタンニンが多く浸出しますので、きりっとした味わいが楽しめます。逆に、70~80℃のぬるめのお湯で入れれば、カフェイン・タンニンがあまり浸出せず、まろやかな味わいが楽しめます。

コーヒーとの違いは?

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同じくカフェインが含まれているコーヒーとお茶類のカフェイン量を比べてみましょう。100mlの飲み物に対してのカフェイン含有量ですが、以下の通りです。

  • コーヒー  60mg
  • 玉露      160mg
  • 紅茶    30mg
  • 煎茶    20mg
  • ウーロン茶 20mg
上記のように、コーヒーはお茶類の2~3倍の量のカフェインが含まれています。しかし、玉露のような若芽を使ったお茶はカフェイン量がとても多いので、気をつける必要があります。

ボタ爺

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