10月18日の誕生花は?
10月18日の誕生花は「キンモクセイ」
甘い香りで秋の訪れを知らせるキンモクセイが、10月18日(10/18)の誕生花です。開花期は9月下旬~10月中旬で、芳香のあるオレンジ色の小花を、枝いっぱいに咲かせます。1本でも抜群の存在感を発揮するので、庭や玄関先のシンボルツリーとしても人気がありますよ。葉にはつやつやと光沢があり、花のない時期でも楽しめることも魅力です。
名前 | キンモクセイ(金木犀) |
別名 | モクセイカ(木犀花) |
園芸分類・形態 | 花木・高木 |
原産地 | 中国 |
開花の時期 | 9月下旬~10月中旬 |
花の色 | オレンジ色 |
暑さ / 寒さ | 普通 / やや弱い |
特徴 | 香りがある、常緑性、シンボルツリーに向く |
キンモクセイの特徴3選
特徴①原種の花にちなんだ名前
キンモクセイという名前は、その原種であるギンモクセイ(銀木犀)にちなんでいます。清楚な白い花をつけるギンモクセイに対し、オレンジ色(金色)の花を咲かせることから、キンモクセイと名付けられました。英語では「オスマンサス(Osmanthus)」と呼ばれていますが、こちらはギリシャ語の「osme:香り」と「anthos:花」が語源です。
特徴②気品のある花言葉
キンモクセイの花言葉は、「謙虚」です。これは上品で甘い香りをもちながら、花がとても小さく可憐であることにちなんでいます。また、雨が降ると潔く花を散らしてしまうことから「気高い人」という花言葉もつけられていますよ。どちらもギフトにぴったりの、気品を感じさせる花言葉ですね。アロマオイルやキンモクセイをモチーフにしたアクセサリーなど、ギフト雑貨も充実していますよ。
特徴③「三大香木」のひとつとしても有名
キンモクセイはその甘くうっとりとした香りから、「三大香木(さんだいこうぼく)」のひとつにも数えられています。三大香木とは名前のとおり香りの強い花をつける樹木のことで、春のジンチョウゲ、夏のクチナシが残りのふたつです。どの花も上品で豊かな香りで、それぞれの季節が始まったことを知らせてくれますね。四季の移り変わりに敏感な、日本ならではの感性です。
キンモクセイの育て方
キンモクセイはとても生育が旺盛で、公園樹や生け垣、記念樹など、さまざまなシーンで利用されています。日差しを受けてきらきらと金色に輝く花は、見る人を穏やかな気持ちにさせますね。水切れは花付きに影響するので、たっぷりと水を与えて育てましょう。栽培環境や肥料、植え替えなど、くわしいポイントを解説します。
育て方①栽培環境
キンモクセイは暖かい場所を好みます。日陰でも問題なく育ちますが、よく日に当てたほうが花付きがよくなりますよ。霜が降りるような場所や、大気の汚れた場所では育ちが悪いでしょう。また、非常に大きくなるので鉢植えでの栽培にもあまり向いていません。土壌は保水性のある、肥よくな土が適しています。
育て方②水やり・肥料
キンモクセイは、乾燥すると花付きが悪くなります。土壌を乾かさないように、定期的に水やりをしてくださいね。特に夏場は水切れしやすいので、注意が必要です。肥料は2月下旬~3月、寒肥として有機質の肥料を施します。寒い時期には成長が鈍くなりますが、肥料は土の中でゆっくりと吸収され、春に効き目を発揮しますよ。
育て方③植え付け・植え替え
キンモクセイは黒土に堆肥や有機質を混ぜた、やや湿りけのある土が適しています。市販されている花木用の培養土を使うのもいいでしょう。鉢植えは2年に1回のペースで植え替え、根詰まりの解消と株のリフレッシュを図ります。根は傷みやすいので、鉢から出すときには注意してくださいね。庭植えの場合は、一度植え付けたら基本的には植えっぱなしで構いません。
育て方④剪定
生育が非常に旺盛なことが、キンモクセイの特徴のひとつです。こまめに剪定を行い、元気な状態を保ちましょう。大きくなってから一気に強剪定をすると、枝が成熟せず、開花枝になれません。真冬を避けた秋の開花後~翌春にかけて、混みあっている場所や育ちの悪い枝を切り落とし、少しずつ樹勢を整えていくといいですよ。
10月18日の誕生花(キンモクセイ以外)
キンモクセイ以外にも、10月18日には誕生花がいくつもあります。ここではその中から、甘酸っぱい果実で見た目もかわいらしい「クランベリー」と、ミニチュアのヒマワリのような元気なイエローの「メランポジウム」について、特徴や花言葉を紹介します。どちらもポジティブな花言葉を持つ、ギフトにぴったりの花ですよ。
10月18日の誕生花①クランベリー
赤く小さな実がジャムやシロップに人気のクランベリーも、10月18日の誕生花です。花びらのそり返った白い花が鶴の頭やくちばしに似ていることから、英語で鶴を意味する「crane」が名前につけられています。花言葉は「天真爛漫」「心のなぐさめ」。後者は17世紀、祖国での弾圧から逃れてアメリカに入植したキリスト教徒が、クランベリーの花の美しさに励まされたという逸話によるものです。
10月18日の誕生花②メランポジウム
メランポジウムはメキシコや中央アメリカを中心に分布するヒマワリ科の花です。春~晩秋までと開花期が長く、真夏も休むことなく黄色い小花を咲かせ続けます。花言葉の「元気」「あなたはかわいい」「小さな親切」は、どれもいじらしい雰囲気の花姿にぴったりのフレーズですね。花がら摘みをしなくても美しい状態を保つことも特徴で、ギフトにも人気があります。
10月18日にゆかりのあるもの
最後は誕生石や記念日、この日に生まれた有名人など、10月18日にゆかりのあるものを見ていきましょう。今日が誕生日の蜷川実花さんは、日本を代表する女性写真家のひとりです。あざやかな色彩が印象的な作風は、写真以外にも映画やミュージックビデオなど、さまざまな場面で発揮されていますね。
10月18日の誕生石
10月18日の誕生石は「ブルー・アゲート」です。よく晴れた日の海のようなさわやかなブルーをしている上、石に走る縞模様も白い砂浜に似ているので、ますます海や水辺をイメージさせます。ホワイトやシルバーなどと組み合わせた涼しげな色合いのアクセサリーは、男女問わずギフトに人気です。鉱物的には、ブルーカルセドニーと近い性質を持っていますよ。
10月18日生まれの有名人
10月18日生まれの有名人には、以下のような人々がいます。星座はてんびん座で、平和主義の温厚な人が多いといわれていますよ。
- 郷ひろみさん(歌手、俳優)
- 蜷川実花さん(写真家)
- 仲里依紗さん(女優)
10月18日の出来事・記念日
冷凍食品の日
10月18日は「冷凍食品の日」です。1986年、日本冷凍食品協会が制定しました。国際的に、冷凍食品の品質はマイナス18℃以下に保てば1年間維持できるといわれています。このことと「食欲の秋」であることが、この記念日が10月18日に設定された理由です。毎年この時期になると、冷凍食品の販売促進のためのキャンペーンが行われますよ。
まとめ
10月18日の誕生花、キンモクセイについてご紹介しました。中国原産のキンモクセイは、日本には江戸時代に渡来したといわれています。可憐で明るい小花と甘い香りは、今では日本の秋に欠かせない花ですね。常緑性で1本でも存在感があることから、生け垣やシンボルツリーとして育てられることも多い花木です。
出典:写真AC