葛の花の効能とは?スーパーフードとしても知られるエディブルフラワーを紹介!

葛の花の効能とは?スーパーフードとしても知られるエディブルフラワーを紹介!

葛は土手などに生えていて、普段からよく見かける植物です。近年、葛の花はスーパーフードとしてその健康効果が注目されています。またエディブルフラワーとしても利用できます。葛の花の効能について、また食用としての使い方もあわせて見ていきましょう。

記事の目次

  1. 1.葛ってどんな植物?
  2. 2.葛の花の生薬
  3. 3.葛の花エキスの効能
  4. 4.葛の花の利用方法
  5. 5.まとめ

葛ってどんな植物?

葛は、秋の七草の1つとしても知られるマメ科のツル性植物で多年草です。国内では、日当たりのよい荒地や山野などに群生しており、繁殖力がとても強いのが特徴です。葛は万葉集にもよまれるほど、日本では古くから人々の身近にあり親しみのある植物でした。また生薬として使われる根や花だけでなく、葉やツルなど全ての部分が利用されます。現在では葛粉100%で作られた国産の「本葛」は、生産量も少なく高級品となっています。

基本情報

日本名
英名 kudzu
学名 Pueraria lobata
分類 マメ科/クズ属
原産地 中国、日本
開花期 8~9月頃
花色 赤紫色
花径 1.5~2cm位

葛の花

8~9月頃になると、花径1.5~2cmほどで甘い香りを放つ蝶形の花が、総状花序になり葉腋(ようえき)につきます。総状花序(そうじょうかじょ)とは、長い花軸に柄のある小花が房状にたくさんつく咲き方です。藤やヒヤシンスなどにみられます。葛の花言葉は「根気」「治癒」「快活」「芯の強さ」「活力」などです。

葛の用途

Photo by uemu

葛の肥大した大きな塊根から採取されたデンプンは、古来から葛粉として利用されてきました。葛粉は、生薬として利用されるだけでなく、葛餅、くずきりのような和菓子や葛湯、料理のとろみづけなどに用いられることもあります。春から初夏の頃に伸びるつるの先端部分も、天ぷらや茹でるなどの方法で食べられます。

根は乾燥させ「葛根(カッコン)」という生薬をつくります。葛根は葛根湯の原料としても知られており、背中やうなじの凝り、風邪などに効果が期待できるといわれています。

葛の花の生薬

クズの花を乾燥させたものは、葛花(カッカ)と呼ばれる生薬として利用されています。煎じて服用することで、酒毒を消し二日酔いに効果が期待できるといわれています。日本や台湾、中国などでは古くから民間薬として用いられてきました。

葛花(カッカ)と水戸黄門

かの有名な徳川光圀(水戸黄門)も、二日酔いの苦痛を「葛花(カッカ)」によって癒されたというエピソードが残っています。葛花の効用は、光圀自身が作らせた日本で最古の家庭療法本とされる「救民妙薬」(1693年に刊行)の中でも紹介されています。

葛の花エキスの効能

葛の花を抽出加工したエキスである「葛の花エキス」は、内蔵脂肪を減らす抗メタボ素材として注目されており、エキス入りのサプリメントをはじめとしたさまざまな商品が販売されています。葛の花には「葛の花由来イソフラボン」と「サポニン」という成分が含まれていて、内蔵脂肪を減らす効果などが期待されています。

葛の花由来イソフラボンによる効果

脂肪を増やさない

出典:写真AC

葛の花由来イソフラボンに期待できる効果として、挙げられるのは「脂肪を増やさない」というものです。肝臓の中で、余分なエネルギーが脂肪に合成されるのをブロックする働きがあるとされています。

脂肪を分解する

2つめは「脂肪を分解する」という働きです。脂肪細胞には褐色脂肪細胞と白色脂肪細胞とがあります。褐色脂肪細胞は脂肪を燃やし熱を産生しますが、白色脂肪細胞は脂肪をたくわえるのが役目です。葛の花由来イソフラボンには、この白色脂肪細胞の中にある脂肪を分解する働きがあるとされています。

白色脂肪細胞には大きな脂肪滴がひとつあり、脂肪をたくわえる役割をしています。褐色脂肪細胞には中小の脂肪滴が多数あり、脂肪を燃焼して熱を産生します。

脂肪を消費する

3つめは「脂肪を消費する」というものです。葛の花由来イソフラボンには、褐色脂肪細胞内での脂肪燃焼を促す働きがあるとされています。

「葛の花由来イソフラボン」は、体内の脂肪を「増やさない」「分解する」「消費する」3つのメカニズムにより、おなかの脂肪低減をサポートすると考えられています。

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この製品には、葛の花由来イソフラボンが含まれます。葛の花由来イソフラボンには、肥満傾向にある方の体重や腹部の脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)、ウエストサイズを減らすのに役立つ機能があることが報告されています。

摂取時の注意点

葛の花由来イソフラボンについては、科学的な検証を必要とする「特定保健用食品」や「機能性表示食品」も市販されているので、それなりの効果が確認されている成分と考えられます。しかし、注意したい点もあります。サプリメントなどと同様、期待しすぎや過剰摂取は禁物ということです。飲食したら必ず体が変わるというわけではないと心得たうえで利用しましょう。

  • 体質によってはあわないことがある
  • 体調が悪くなったときは、摂取をすぐに中止する
  • 過度な期待はせず、あわせて食生活や生活習慣を改善する

サポニンによる効果

フリー写真素材ぱくたそ

サポニンは植物の根や茎、葉などに含まれている苦みや渋みの成分です。含有量が多い食品には、大豆や高麗人参、田七人参、ごぼう、お茶などがあります。中でも葛のようなマメ科の植物には特に多く含まれています。サポニンは水に溶かして混ぜると石鹸のように泡立つため、石鹸という意味の「サポ」(ラテン語)という言葉がつけられました。サポニンが含まれるサプリメントや機能性表示食品も市販されています。

肥満予防効果

Photo byShutterbug75

サポニンは体内に吸収されたブドウ糖と脂肪酸が合体するのを防ぐことで脂肪の蓄積を抑えるため、肥満予防に役立つとされています。

抗酸化作用

血液の中にあるコレステロールや脂肪が活性酸素により酸化されてしまうと、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)となり血管内に蓄積します。抗酸化作用をもつサポニンは、活性酸素を除去し脂肪の酸化を防止して、LDLコレステロールが蓄積するのを抑えるといわれています。

血流改善効果

サポニンには血栓をできにくくする働きや、毛細血管の血流をよくする働きがあるとされています。

肝機能の向上効果

Photo byGellinger

中性脂肪やコレステロールなどが活性酸素により酸化されたものを過酸化脂質といい、増加すると肝機能障害を起こしやすくなります。サポニンには過酸化脂質の生成を抑え、肝機能を高める働きがあるといわれています。

免疫力向上効果

サポニンは、ナチュラルキラー細胞という免疫機能に関係した細胞を活性化します。免疫力を向上させる働きが期待できます。

サポニンには、ウイルスや細菌から体を守る免疫機能を司るナチュラルキラー細胞を活性化する働きがあります。

葛の花の利用方法

葛の花の効能は、日本最古の家庭療法本とされる「救民妙薬」にも記載があるほど、昔から知られています。近年では、内蔵脂肪を減らす効果が期待できる食材としても注目されています。ぜひ葛の花を日々の生活の中に取り入れてみましょう。

利用方法①エディブルフラワー

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葛は「日本スーパーフード協会」が推奨するスーパーフードの1つです。葛の花は健康効果が高いだけでなく、エディブルフラワーとして利用すると料理も華やぎます。サラダや炒め物に添えてみましょう。

利用方法①葛の花のお茶

お茶は誰でも簡単に作れるのが魅力で、よい香りも楽しめます。お湯を沸かせばできる簡単レシピです。

材料

  • 葛の花:1人1房
  • お湯:150ccくらい

作り方

  1. 葛の花は水を入れたボールの中でよく洗い水切りをしておく
  2. カップに葛の花を入れたら熱湯を注ぎ2~3分ほど待てばできあがり

利用方法②葛の花の砂糖煮

素材の種類が少なく簡単にできるレシピで、色がとてもきれいです。砂糖漬けにした花をクッキーやホットケーキなどの生地に入れると、焼き上げたあとでもほんのりとよい香りがただよいます。シロップは、ヨーグルトソースや紅茶、お酒などの飲み物に入れるのがおすすめです。

材料

  • 房から外した葛の花:600g
  • 砂糖(グラニュー糖):300g
  • レモン汁:1個分

作り方

  1. 葛の花は水を入れたボールの中でよく洗い水切りをしておく
  2. 鍋の中に1.を入れグラニュー糖をまぶす
  3. 水分が出てきたらレモン果汁を入れて加熱する
  4. 沸騰してから5分くらい煮たらできあがり

まとめ

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葛は、万葉集にも登場するほど古代から人々の身近にある植物です。また、葛粉や葛根、葛花などとしても利用され、生活にとても役立つ植物です。近年では内蔵脂肪を減らす効果をもつスーパーフードとして注目されています。サプリメントをはじめとしたさまざまな商品が販売されていますよ。利用する際には、正しく利用して健康に役立てましょう。

もも
ライター

もも

毎日、愛犬と植物に癒されています。

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