1月9日の誕生花!特徴・育て方や誕生石にゆかりの有名人も

1月9日の誕生花!特徴・育て方や誕生石にゆかりの有名人も

1月9日の誕生花は「ヒトリシズカ」です。歴史上の人物にちなんだ花名や花言葉、育て方について見ていきましょう。そのほかの誕生花や誕生石、記念日、この日に生まれた有名人など、1月9日にゆかりのあるものもあわせてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.1月9日の誕生花は?
  2. 2.ヒトリシズカの特徴2選
  3. 3.ヒトリシズカの育て方
  4. 4.1月9日の誕生花(ヒトリシズカ以外)
  5. 5.1月9日にゆかりのあるもの
  6. 6.凛とした美しさがヒトリシズカの魅力

1月9日の誕生花は?

1月9日の誕生花は「ヒトリシズカ」

出典:写真AC

日本や中国などの広い地域で見られる山野草、ヒトリシズカが1月9日(1/9)の誕生花です。ヒトリシズカは「一人で舞う静御前」、別名のヨシノシズカも「吉野で舞う静御前」からつけられました。水気が多くやわらかな植物で、春に白いブラシのような繊細な花を開花させます。しっとりとつやのある、濃いグリーンの葉も美しいですね。群生し、控えめな花をいくつも咲かせているようすも、素朴な趣きがあり見応えがありますよ。

名前 ヒトリシズカ(一人静)
別名 ヨシノシズカ(吉野静)
園芸分類・形態 山野草・多年草
原産地 日本、ロシア、朝鮮半島、中国
開花の時期 4月~5月
花の色
暑さ / 寒さ 強い / 強い
特徴 日陰でも育つ、落葉性

ヒトリシズカの特徴2選

特徴①歴史にちなんだ名前

出典:写真AC

ヒトリシズカ(一人静)という名前の由来は、平安時代にさかのぼります。武将・源義経には、愛していたけれど一緒になれなかった静御前(しずかごぜん)という女性がいました。彼女が義経を想ってたったひとりで舞を披露したことは、逸話としても有名ですね。その舞い姿に似たやわらかな花を咲かせることから、ヒトリシズカという名前がつけられました。とてもロマンチックで、もの悲しさを感じる名付けですね。

特徴②さみしい愛を表現した花言葉

出典:写真AC

ヒトリシズカの花言葉は、「愛にこたえて」と「隠された美」です。前述の静御前の伝説にちなんでつけられました。アレンジメントや盆栽仕立てなどでギフトにしても素敵ですが、花言葉はややさみしい印象を与えるので、メッセージカードを添えたり口頭で説明したりして真心が伝わるようにしたいですね。

ヒトリシズカの育て方

出典:写真AC

ヒトリシズカは寒さに強く、初心者でも育てやすい花です。日陰でも問題なく花を咲かせるため、場所を選ばず育てられるのが嬉しいですね。「栽培環境」や「水やり」「肥料」など、基本的な栽培方法を見ていきましょう。風情のある花姿は、庭の雰囲気をしっとりと落ち着いたものに演出してくれますよ。

育て方①栽培環境

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ヒトリシズカは、朝日が当たる明るい日陰で育てます。庭植えの場合、常にある程度の湿り気を保つ、落葉広葉樹の下が適しています。鉢植えは6月~9月は日陰に移動させると、直射日光による葉焼けを防げて安心です。60%~70%の遮光をしてもいいでしょう。水はけ・水もちのいい場所であれば、土質にはそれほど神経質になる必要はありません。

育て方②水やり・肥料

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ヒトリシズカは湿り気のある状態を好みます。夏のあいだは二重鉢にして、砂床に置いて暑さや乾燥から守りましょう。庭植え・鉢植えいずれの場合も、定期的に水を与えてくださいね。肥料は元肥として、三要素等量の緩効性化成肥料を施します。3月~5月に固形油かす、9月~10月に骨粉の固形肥料を施すのが一般的です。ただし、過肥は花付きが悪くなるので、好みの姿になるように肥料を調整する必要がありますよ。

育て方③植え付け・植え替え

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ヒトリシズカは腐植質に富んだ、水はけと水もちのいい土を好みます。赤玉土と腐葉土を混ぜたものや、市販されている草花用培養土を使うといいでしょう。休眠期に、2年に1回のペースで植え替えを行います。根鉢から古土を1/3程度落として、根を整理してから植え付けてください。葉がしっかりしている6月~7月にも作業は可能ですが、この場合は根鉢を崩さず、鉢をひと回り大きなものに変える必要がありますよ。

1月9日の誕生花(ヒトリシズカ以外)

出典:写真AC

ヒトリシズカ以外にも、1月9日の誕生花はいくつもあります。ここではその中から、黄色い花芯と白い花弁のコントラストがさわやかな「ノースポール」と、独特の花姿にファンも多い「ユキノシタ」について、特徴や花言葉を見ていきましょう。どちらも白く清楚な印象で、ギフトにふさわしい花言葉を持っていることが共通点ですよ。

1月9日の誕生花①ノースポール

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ノースポールは1960年代に日本に持ち込まれた、歴史の新しい花です。寒さに強く、開花期も長いので、冬~初夏まで美しい光景を楽しめますよ。花言葉は「誠実」「冬の足音」「高潔」です。ギフトはノースポールの清楚でナチュラルな雰囲気をいかした、小鉢やアレンジメントが人気があります。ほかの花との相性もよく、寄せ植えにしても素敵ですよ。

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白い花を咲かせるノースポールは他の草花との相性も抜群で育てやすいため、冬の花壇や寄せ植えなどでみかけることが多い植物です。花つきがとてもよいので、ノースポールを植えると花壇がとても明るくなります。今回はノースポールの特徴や育て方、名前の由来などをご紹介します。

1月9日の誕生花②ユキノシタ

出典:写真AC

ユキノシタ(雪の下)は中国、日本を原産とする花です。名前の由来は諸説あり、「雪のように白い花の下に葉が見えるから」「深い雪の下でも枯れないから」「2枚の長い花弁が舌のようだから」などが代表的なものです。花言葉は「切実な愛」「深い愛情」。形状からギフトには不向きですが、大切な人に見せたくなる可憐さがありますね。

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ユキノシタを見たことがありますか?湿った半日陰が好きな植物で民家でも栽培されている種類の植物でもあります。またユキノシタにはさまざまな効能があることも知られています。ユキノシタの特徴、花言葉や名前の由来、育て方、どんな種類の植物なのか紹介します。

1月9日にゆかりのあるもの

出典:写真AC

最後は誕生石や記念日、誕生日の有名人といった、「1月9日にゆかりのあるもの」を見ていきましょう。今日が誕生日のカレル・チャペックは、チェコ出身の小説家です。「ロボット」「山椒魚戦争」などのSF小説が有名ですが、優しいまなざしで人々や自然を見つめる、エッセイストや園芸家としての一面もありました。幅広い作風は日本にもファンが多く、彼の名前を店名に冠した紅茶専門店も人気ですね。

1月9日の誕生石

出典:写真AC

1月9日の誕生石は「アイオライト」です。光の当たる角度によって色が3色に変わるという特性を持つ石で、スリランカやインドで産出されます。名前はギリシャ語の「ion:すみれ色」と「lithos:石」のふたつの単語が語源です。スミレの花に似た深いブルーが美しく、男性からの人気も高い宝石ですよ。リングやネックレスなど、アクセサリーギフトでも広く流通しています。

1月9日生まれの有名人

出典:写真AC

1月9日生まれの有名人は、以下のような人々です。星座はやぎ座、責任感が強く、細かい作業をこつこつ続けられるタイプが多いとされていますよ。イギリス出身のジミー・ペイジは、世界的ロックバンド「レッド・ツェッペリン」のギタリストとして有名ですね。

  • カレル・チャペック(チェコの小説家、劇作家)
  • ジミー・ペイジ(イギリスのミュージシャン)
  • 井上真央さん(女優)

1月9日の出来事・記念日

出典:写真AC

とんちの日

1月9日は「とんちの日」です。とんちで有名な一休さんの、いっ(1)きゅう(9)の語呂合わせから制定されました。一休さんは室町時代に実在した臨済宗の僧・一休宗純(いっきゅうそうじゅん)の愛称です。さまざまな逸話を残したことから江戸時代に説話集が作られ、絵本や紙芝居の題材になりました。「びょうぶのトラ退治」や「このはし渡るべからず」のエピソードが特に有名ですね。

凛とした美しさがヒトリシズカの魅力

出典:写真AC

落葉樹の下でひっそりと花を咲かせるヒトリシズカは、控えめな雰囲気の山野草です。一方で、天に向かってまっすぐに花茎を伸ばすようすからは、凛とした強さも感じられます。義経と愛しあっていながらも結ばれなかった悲劇の白拍子・静御前の逸話を知ったうえで見ると、花名や花言葉の印象が、いっそうドラマティックなものになりますね。開花期である春に山に入る機会があれば、ぜひ群生している美しいようすを観察しましょう。

おもち
ライター

おもち

幼少期、母とふたりでつくった小さな花壇が宝物でした。季節の移り変わりを色とりどりの花で知るのがとても好きです。

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