ミニトマトの支柱の立て方!最適な高さ・長さを図解でわかりやすく解説!

ミニトマトの支柱の立て方!最適な高さ・長さを図解でわかりやすく解説!

サラダやお弁当に欠かせないミニトマトは、家庭菜園の中でも人気の野菜です。気軽に始めやすく栽培も簡単なミニトマトですが、たくさん収穫するには支柱が欠かせません。この記事では、支柱の選び方や立て方、支柱を立てるコツやタイミングを解説します。

記事の目次

  1. 1.ミニトマトの栽培は支柱が重要!
  2. 2.ミニトマトの支柱の立て方(支柱1本)
  3. 3.ミニトマトの支柱の立て方(支柱2本)
  4. 4.ミニトマトの支柱の立て方(支柱3本)
  5. 5.ミニトマト用の支柱の選び方
  6. 6.目的や環境に合わせてミニトマトの支柱を立てよう

ミニトマトの支柱の立て方(支柱3本)

出典:著者作成

3本の支柱を使った「タワー仕立て」や「ループ仕立て」といわれる立て方です。「あんどん仕立て」も同じく、枝をぐるぐるとらせん状に支柱へ誘引します。支柱が多くなるため、脇枝を育てることも可能です。また3本支柱は、プランターや鉢植えの栽培にも向いています。

メリット

タワーに組んだ支柱3本の立て方は、風に強く抜群の安定力です。家庭菜園のスペースが限られているときや、樹形を常にコンパクトに整えたい、丈の高さを抑えたい場合におすすめです。支柱と苗はそれぞれ独立しているため、支柱を組み直したいときもほかの苗や支柱に干渉しません。

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3本仕立てやあんどん仕立てなら、省スペースで手の届く高さのミニトマトをお世話できます。見た目も整い、枝数を増やした場合は収穫量も増えますよ。また、下部のミニトマトが収穫できる状態になった後、葉を整理して枝を下に引き下ろし、支柱上部にスペースを確保することも可能です。

3本支柱で枝を引き下ろす方法

出典:著者作成

出典:著者作成

下から順に結実するミニトマトを収穫し葉を整理します。支柱に巻いていた枝を下におろし、支柱上方のスペースを空けられます。(出典:著者作成)

ボタニ子

ボタニ子

枝を引き下ろしてスペースを作るのは、支柱の3本仕立てならではのメリットね。1本仕立てや2本仕立てで引き下ろすと、枝折れのリスクがあるわ。

デメリット

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支柱3本や、あんどん仕立ての支柱に枝を誘引し巻きつけるには、こまめな世話とコツが必要です。枝を曲げつつ誘引しなければなりません。水やり前の枝が柔らかいときに誘引したり、麻紐を枝にらせん状に巻きつけてから支柱に結んだりするなど、枝折れのリスクを回避する工夫が必要です。こまめなお世話が難しい場合は、タワー状の3本支柱やあんどん仕立ては避けたほうがよいかもしれませんね。

支柱3本のおすすめポイント

  • 支柱が安定し、風に強い
  • 樹形が常にコンパクトで、スペースをとらない
  • 枝数を増やすことも可能である

立て方の手順

「タワー仕立て」や「あんどん仕立て」などと呼ばれる支柱の立て方です。(出典:著者作成)

  1. 家庭菜園の中に、苗の個数と植え付けの場所、支柱を立てる位置を決め、必要な長さの支柱や添え木を用意する
  2. 支柱2本を立てて結び、それにもう1本を足すようにして安定させる
  3. 苗は3本の支柱の中央か、もしくはすぐに誘引して結べるように1本の支柱に寄せ気味に植える

支柱3本のコツ

  • 支柱は苗から20cmほど離して立てる
  • 誘引や脇芽かきなどの作業をするスペースも確保する
  • 支柱は20cmほど地面にさす
  • 苗が小さくて枝が支柱まで届かない場合は、短い仮支柱や添え木を立てて結びつける
  • 水やりの前など枝が柔らかいときに、タワーに巻きつけるように支柱に誘引する

タワー仕立ての支柱へ枝を誘引するとき、枝に麻紐などを巻きつけてから支柱に結ぶのがおすすめです。枝折れを避けられます。出典:著者撮影)

ボタニ子

ボタニ子

枝折れが心配なら、支柱を3本以上にしてタワーを立てる方法もあるわ。枝の誘引の角度をゆるやかにするためよ。

植木鉢やプランターの場合

出典:著者撮影

鉢やプランターでミニトマトを栽培する場合、3本仕立ての支柱なら安定感があります。土のまだ柔らかい植えつけ時に支柱を立てましょう。①のように2本の支柱を上で結びつけた後、②のようにもう1本を追加するとしっかり結べます。ミニトマトの苗を植えつけるのは支柱を立てる前でも後でもかまいません。支柱3本の真ん中に植えつけ、必要なら添え木を挿して麻紐などで苗を固定します。

ミニトマト用の支柱の選び方

出典:著者撮影

ミニトマトの栽培にはたくさんの支柱が必要になります。家にあるものを代用したり、支柱を手作りしたりすることも可能ですが、必要な長さや太さ、強度を確認しましょう。竹やヤマボウシの枝などで、支柱を手作りできますよ。

ボタ爺

ボタ爺

家に伐採した庭木の枝などがあれば、支柱が手作りできそうじゃな。

支柱の長さ

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ミニトマトは、特に主枝のみを育てた場合、丈が高くなります。支柱の長さは180〜200cmがよいとされています。主枝以外に脇枝も育てた場合、丈の高さは抑えられるため、150〜180cmほどの長さの支柱が適切といえるでしょう。土に挿す20cm分を考えて支柱を選んでください。

支柱の太さ

出典:著者撮影

支柱が細いと結実の重みや風に耐えられないため、太さの直径は1cm以上の支柱がおすすめです。またイボがついている支柱はグリップがきいて地面に挿しやすく、麻紐やシュロ紐も結びつけやすいですよ。

アーチ状の支柱

出典:著者作成

主枝1本のみのミニトマトの高さを抑えたい場合、上のつるを切る以外に、アーチ状の支柱を使う方法もあります。支柱の両脇を地面に挿すため、支柱のトンネルのようです。トマトの枝を中ほどでアーチ状に下へと誘引します。脇芽取りや収穫もしやすくおすすめの形の支柱ですが、家庭菜園の面積が必要になります。また、まっすぐの支柱をアーチ状に曲げるのは、破損や曲げた支柱のはねかえりでけがをする危険もあるため避けましょう。

オベリスクやトレリス

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ばらやつる性の植物をからませるオベリスクやトレリスを、ミニトマトの支柱がわりに使うこともできます。あんどん仕立てのように枝をぐるぐると巻きつけつつ栽培します。栽培中の見た目もよく、使わなくなったオベリスクは折りたたんだり分解したりして保管できるため便利です。

オベリスクのプランターは玄関先などにも置きやすいです。開花の観賞が目的のオベリスクの中には、強度が足りないものもあるので、太さや高さを確認しましょう。(出典:著者撮影)

家庭菜園のスペースが限られていたり、ミニトマトのプランターを置く場所が目につきやすかったりする場合、オベリスクなどの使用を検討できるかもしれません。自分で竹や枝などを組み合わせて手作りのオベリスクを作るのも素敵ですね。

ボタニ子

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おしゃれなプランターと支柱なら、家庭菜園がより楽しくなるかも!

目的や環境に合わせてミニトマトの支柱を立てよう

Photo bysnowday83

ミニトマトの栽培を成功させるコツは、支柱の立て方と誘引です。丈が高くなり葉もどんどん増えるミニトマトですが、支柱によって上手に管理できます。家庭菜園の環境や目的にあった支柱の立て方で、おいしいミニトマトをたくさん収穫しましょう。

Cana
ライター

Cana

庭いじりもDIYも料理も好きです。でもやっぱり文を書くのが、至福の時です。

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