パプリカを生でおいしく食べるコツ
水でよく洗う
パプリカを生で食べるときには、ほこりや虫を取り除くためにも、きれいに水洗いしましょう。ボウルにパプリカを入れて水が直接当たるように蛇口の下に置き、弱めの水圧で5分ほど流水で洗ってください。
種とワタを取り除く
パプリカを生食する際は、種とワタを取り除きましょう。種もワタも食べられますが、苦みやえぐみを感じやすい部分でもあります。特にシンプルな調理法で食べるときや子供向けの料理に使うときには、取り除くことをおすすめします。
切り方
パプリカは切り方によって味の感じ方や歯ごたえが変わります。サラダや漬物などコリコリとした食感を楽しみたいときは一口サイズや乱切りがぴったりです。サンドイッチや生春巻きの具などあまり主張させたくないときはスライスや千切りにするなど、用途に合わせて切り方を工夫してみましょう。
パプリカを生で食べるメリット
メリット①食べやすい
パプリカが生食に向いているのは、甘みの強さとクセのなさが理由です。ピーマンが苦手な方は、苦みを嫌がるケースがほとんどですが、パプリカにはその苦み成分がほとんどありません。加熱してもおいしく、生でも食べやすく、ピーマン嫌いな子供でもパクパク食べられるのも魅力です。
メリット②彩りがきれい
パプリカは何といっても彩りがとてもきれいです。サラダや料理の付け合わせなどに少し添えるだけで、食欲をそそります。加熱しても色味は残りますが、透明感や鮮明度は生のほうが勝ります。赤や黄色のビタミンカラーを持つパプリカは、シンプルになりがちな野菜料理に欠かせない存在です。
メリット③嬉しい効能
美肌効果
パプリカはビタミンC含有量が多く、シミやソバカスを抑制する働きを持っており、美肌や美白に効果的な野菜として人気があります。ビタミンCは水に溶けやすく、茹でると半減するデメリットを持っているため、調理するよりも生で食べたほうが効率よく摂取できます。
老化防止
パプリカに含まれる「カプサイシン」や「ビタミンE」は、体にさまざまな悪影響を及ぼす「活性酸素」を取り除く働きを持っています。この働きは「抗酸化作用」と呼ばれ、アンチエイジングや新陳代謝アップ、免疫力向上に役立つとされます。
むくみ解消
パプリカにはむくみ解消に効果的な「カリウム」と呼ばれる成分が豊富です。カリウムもビタミンCと同様に水に溶けだしやすい性質を持っているため、効率よく摂取したい方には生食がおすすめです。
パプリカを生で食べるデメリットと注意点
デメリット①傷みやすい
パプリカは、種やワタ部分から傷みやすいデメリットを持っています。特にカットした状態のものや水分に触れたままにしておくと、傷みの進みが早くなるため注意しましょう。保存する場合は水気をとってしっかりとラップで包み、冷蔵庫で保管してください。保存期限は約2日~3日です。
デメリット②腹痛や下痢を引き起こす
パプリカを生で食べる分には問題ありませんが、食べ過ぎると腹痛や下痢を引き起こすため気をつけましょう。パプリカに含まれる食物繊維は、適量であればお通じを促す役割を果たしますが、過剰摂取すると刺激が強すぎ腸が荒れてしまいます。食べるときは適量を心がけてください。
デメリット③乳幼児には刺激が強い
パプリカに含まれるカプサイシンと呼ばれる成分は、胃や腸に刺激を与えるため、乳幼児に与えるときには注意が必要です。おとなには問題ない量であっても、乳幼児は内臓の発育が不十分なこともあり、危険を伴うケースがあります。乳幼児にパプリカを食べさせたいときは、茹でるなどの加熱調理をしてからにしましょう。
デメリット④農薬が気になる
パプリカは残留農薬が心配される野菜のひとつです。生で食べる際は、きれいに洗うように心がけましょう。流水で洗う方法のほかに、重曹水や酢水に30秒ほど浸して、流水で洗い流すやり方も効果的です。どうしても残留農薬が気になる方は、オーガニックのものを選ぶことをおすすめします。
パプリカを生でおいしく食べよう!
生のパプリカは、甘くておいしいだけでなく、栄養豊富で魅力的な野菜です。赤や黄色の明るいカラーは、食卓を華やかに彩ってくれます。デメリットや注意点をきちんと把握し、ぜひお好みの調理法でパプリカを生でおいしく食べてみてくださいね。
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