ほおずきの花言葉とは?日本・西洋の花言葉の由来や種類をご紹介!

ほおずきの花言葉とは?日本・西洋の花言葉の由来や種類をご紹介!

オレンジ色のハートのような実をつけるほおずきは、古くから日本人に親しまれてきました。かわいらしい実をつけるほおずきを、誰かに贈る前に花言葉を知っておくことをおすすめします。ほおずきの花言葉や由来、ほおずきの種類を見てみましょう。

記事の目次

  1. 1.ほおずきの概要
  2. 2.ほおずきの花言葉【日本編】
  3. 3.ほおずきの花言葉【西洋編】
  4. 4.観賞用ほおずきの種類
  5. 5.食用ほおずきの種類
  6. 6.花言葉とともにほおずきを楽しもう

観賞用ほおずきの種類

フリー写真素材ぱくたそ

観賞用に栽培されたほおずきは、基本的には食べられません。過去には、解熱や利尿、咳止めの薬として使用されていた時代もありました。現在でも、複雑な構造をしているフィサリンという成分が含まれるため、最先端の科学で研究されています。しかし、毒性があるのも事実のため、一般的には観賞用として楽しむことがおすすめです。

三寸ほおずき(さんずんほおずき)

冬にかけて鮮やかに色づく

三寸ほおずきの三寸とは長さを表す言葉で、一寸は約3cmです。実際の三寸ほおずきは15cm~20cmに成長しますが、ほおずきのなかでも小さい種類です。実の小さい三寸ほおずきは、鉢を大きくすると枝ぶりがよくなり実の数も増えます。他種のほおずきが秋に色づくのに対して、三寸ほおずきは晩熟で、冬に熟します。

瓔珞ほおずき(ようらくほおずき)

不思議な形の観賞ほおずき

瓔珞ほおずきは、別名「なぎなたほおずき」といい、江戸時代に日本で作られた品種です。瓔珞とは仏像の胸や首を飾る装飾品で、元はインドの貴族のアクセサリーでした。形が似ていることが名前の由来です。ほかのほおずきとちがい、指やとうがらしのような形の咢の中に種はできません。そのため、株分けで増やします。

丹波ほおずき(たんばほおずき)

実が大きい人気の品種

丹波ほおずきは、京都周辺で昔から育てられていた植物です。草丈が50cm~80cmにまで育ち、実も大きいことから人気があります。一年草が多いほおずきのなかでも、丹波ほおずきは多年草です。耐寒性が強く、越冬できます。ほおずき市で売られているほおずきは、千成ほおずきとならんで丹波ほおずきが多いです。

ボタニ子

ボタニ子

ほおずき市ってね、東京の浅草で7月の9日~10日に露店がたくさん出て、ほおずきを売るのよ。

大千成ほおずき(おおせんなりほおずき)

「可憐な愛」という花言葉をもつ

大千成ほおずきは、別名を「黒実ほおずき」といいます。ほおずきの花は白か黄色が多いなか、大千成ほおずきの花は紫色です。ペルー原産で「apple of peru(ペルーのりんご)」とも呼ばれ、江戸時代に輸入されました。近年では一部帰化し野生化しています。大千成ほおずきはナス科ですが、ホオズキ属ではなく二カンドラ属の植物です。

ボタニ子

ボタニ子

属性が違うからかもしれないけど、大千成ほおずきには独立した花言葉があるのよ。「可憐な愛」っていうの。

ボタ爺

ボタ爺

大千成ほおずきの花にはなぜかハエがよってこないんだよ。アリはくるのに不思議だの。

ボタニ子

ボタニ子

大千成ほおずきの花は、3cm~5cmなのよ。大きくて目立つわね!

食用ほおずきの種類

Photo byAlexas_Fotos

食用になるほおずきは皮が薄く、秋が深まるほどに甘く熟します。手を加えずそのまま食べると、ほおずきの美味しさが際立ちます。ジャムやソースにしてヨーグルトに入れたり、パンに塗ったりしてもよいでしょう。

ボタニ子

ボタニ子

食用ほおずきは冷凍保存できるの。

大量に手に入った際は、咢からはずしきれいに洗って水気を切り、冷凍保存用のパックに入れて冷凍してね。

千成ほおずき(せんなりほおずき)

鈴なりになる緑の実

千成ほおずきは江戸時代に南米から輸入され、現在では一部野生化しているものもあります。オレンジ色の実が多いなか、千成ほおずきの実は緑色~淡い黄色をしています。咢もオレンジにはならず、緑色~淡黄色です。実は直径が1cm程度、花も6mm~8mmと小さいですが、千成の名に違わず多くの実をつけます。千成ほおずきの実は少し酸味のある、ほどよい甘さです。

ストロベリートマト

目が覚めるようなオレンジの実

ストロベリートマトには、ゴールデンベリー、フルーツホオズキ、オレンジチェリー、ブドウホオズキなど多くの呼ばれ方があります。和名はシマホオズキです。ストロベリートマトの咢はオレンジ色にならず、食べ頃にはかさかさと枯れたように変化します。中の実は大きく、オレンジ色で甘酸っぱい香りがします。皮はプチトマトよりもやわらかいです。

ストロベリーグランドチェリー

パイナップル風味の黄金の実

ストロベリーグランドチェリーの和名は、ショクヨウホオズキです。英語圏ではhusk tomato(カラつきトマト)とも呼ばれます。ストロベリーグランドチェリーの味はトマトのように甘く、酸味は少なめです。サラダにしても美味しく食べられますよ。香りはマンゴーやモモ、パイナップルのような独特のもので、南国を思わせます。

トマティーヨ

緑色でも美味しい

トマティーヨの和名は、キバナホオズキ、オオブドウホオズキなどです。メキシコ産の大型のほおずきで、実はピンポン玉やゴルフボールくらいの大きさです。緑色のトマティーヨはそのまま食べると酸味のあるさわやかな味わいで、ミキサーにかけてトルティーヤソースやサルサソースにします。ピクルスやサラダにしてもよいでしょう。完熟すると黄色くなり甘味が増します。

花言葉とともにほおずきを楽しもう

Photo byOldiefan

ほおずきの花言葉はネガティブで怖い印象のものが多いですが、ほとんどは人間側の都合が由来です。ほおずき自体は薬になったり、食べられたりとユニークな形の植物です。古事記の時代から日本人に寄りそってきた植物として、ほおずきを楽しみましょう。

ほおずき
ライター

ほおずき

最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました。観葉植物歴は30年以上です。食べ終わった種を埋めておいたら巨大化したアボカドやミカンなどを含めガジュマルやコウモリラン、トックリランやクワズイモなど、現在20鉢の観葉植物と暮らしています。挿し木で増やしたウツボカズラが新しいつぼをつけ始めました。

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