山芋・長芋・自然薯の料理方法
料理方法①すりおろす
山芋が持つ食感や風味を味わうには、とろろ汁がおすすめです。特に自然薯は弾力性のある粘り気を持っており、とろろ汁の中でも特に人気があります。山芋も根菜類の一種のため、皮に栄養が詰まっています。山芋の栄養と風味を最大限に活かすなら、皮ごとすりおろしましょう。サラリとした舌ざわりと風味豊かなとろろ汁ができあがります。
材料(2人前)
長芋または自然薯:100g
昆布だし:適量
作り方
- 長芋または自然薯の髭(ひげ)を取り除く
- すり鉢で長芋または自然薯をこすり回しながらすりつぶしていく
- 数回に分けて出汁を加えながら伸ばす
ボタニ子
変色が気になる場合は、皮をむいてからすりおろしましょう!
ボタ爺
麦飯や麺類にかけても美味しいぞ。
料理方法②サラダ
長芋や自然薯などの山芋類は、芋類で生食できる食材として古代から食されてきました。山芋類が生で食べられのは、山芋類の主成分であるデンプンがジアスターゼという消化酵素によって分解されるからです。生食なら、サラダが適しています。山芋類を刻んでサラダにすると、シャキシャキとした歯ごたえが美味しいと人気があります。特に長芋には水分量が多いため、サラダの材料にぴったりです。
材料(2人前)
- 長芋または自然薯:100g
- ショートパスタ:適量
- キュウリ:1/4本
- マヨネーズ:適量
作り方
- 長芋または自然薯の皮をむき、短冊切りにする
- ボウルに①と茹でたショートパスタ、スライスしたキュウリを加える
- 2.にマヨネーズを加え和える
料理方法③加熱する
すりおろしたとろろ状の山芋類は、加熱するとエチレンと呼ばれるガスを出し水分が減少する性質を持っています。そのため、お好み焼きやパンケーキの生地に混ぜて焼くと生地が膨らみ、中身はモチモチ、見た目はフワフワとした状態になります。特に大和芋や自然薯は適度な水分と弾力性のある粘り気を持っているため、生地の中に混ぜる食材に最適です。
お好み焼きの材料(3人前)
- 大和芋または自然薯:100g
- お好み焼き粉:1カップ
- 水:150cc
- 卵:1個
- キャベツ:1/4玉
- 天かす:50g
- カツオ節:小パック1袋
- 紅ショウガ:50g
- お好みの具:適量
- ケチャップ:適量
- マヨネーズ:適量
- ソース:適量
お好み焼きの作り方
- 長芋または自然薯の皮をむきすりおろす
- キャベツを千切りにする
- ボウルにお好み焼き粉と水を入れ混ぜ合わせる
- ➂に千切りにしたキャベツ、すりおろした長芋または自然薯、天かす、紅ショウガ、鰹節、卵を加えざっくりと混ぜる
- サラダ油を敷いたホットプレートを140℃に温め、④の生地を流し入れ、生地の上に豚肉など好みの具材をトッピングする
- 焼き色がついたらひっくり返す。これを繰り返し、ケチャップ、マヨネーズ、ソースを塗る
料理方法④加熱する
長芋や自然薯などの山芋類は、炒めたり焼いたりすると生では味わえないホクホクとした食感に変わります。山芋類独特の粘り気は、加熱すると白く薄い粘膜状態となりコクもプラスされます。また、加熱することで山芋類に含まれる水分が蒸発し、外側がカリッとした食感が楽しめるでしょう。
山芋トーストの材料(1人前)
- 長芋または自然薯:25g
- 食パン:1枚
- マヨネーズ:適量
山芋トーストの作り方
- 長芋または自然薯の皮を向き、短冊切りにする
- 食パンに1.を乗せ、マヨネーズをかける
- オーブントースターで3~4分焼く
ボタニ子
マヨネーズの代わりにチーズをのせても美味しいよ。
山芋のバター醤油炒めの材料(2人前)
- 長芋または自然薯:50g
- バター:適量
- 醤油:適量
山芋のバター醤油炒めの作り方
- 長芋または自然薯の皮をむき、1cmの輪切りにする
- 熱したフライパンにバターを入れて溶かし、輪切りにした長芋または自然薯を入れて中火で炒める
- 両面に焦げ目がついたら醤油を回しかけする
山芋・長芋・自然薯の特徴を活かして料理を楽しもう
長芋や自然薯は山芋の一種です。一括りにされがちですが、水分や粘り気は長芋と自然薯で異なります。好みが分かれる点かもしれません。長芋・自然薯、それぞれの特徴を活かした料理を作ってみましょう。
- 1
- 2
出典:写真AC