菜の花の栄養を活かしたおすすめレシピ
菜の花は、ごま和えやお浸しなど和風メニューが一般的です。しかし、シチューやパスタなど洋風メニューにも使えるため、炒めたり煮込んだりして幅広い食べ方を楽しめます。食べきれない場合は、水で濡らしたキッチンペーパーや新聞紙で包み、ビニール袋に入れて野菜室で立てて保存しましょう。サッと茹でてからラップに包んで冷凍すれば、栄養を逃がさず1カ月ほど保存できます。
ボタニ子
おすすめレシピ①菜の花とアサリの味噌汁
菜の花は、味噌汁にすれば汁に溶け込んだ栄養もしっかり摂れます。アサリの味噌汁にパッと加えて春を楽しみましょう。アサリに含まれる鉄分も一緒に摂れて、さらに栄養価が上がります。菜の花は、味噌汁の中で徐々に葉っぱの色がくすんでしまうため、食べる直前に加えたほうが色鮮やかに仕上がります。
材料(4人分)
- 菜の花:1束(100g)
- アサリ:300g
- だし汁:640cc
- 酒:大さじ4
- 味噌:大さじ4
作り方
- アサリを砂抜きして、殻をよく擦り洗いする
- 鍋にアサリと酒を入れて蓋をして火にかける
- 菜の花を3cmほどに切る
- アサリの殻が開いたら、だし汁を注ぐ
- 沸騰したら生のまま菜の花を加える
- 味噌を溶き混ぜ、ひと煮立ちさせる
おすすめレシピ②菜の花とブロッコリーのパスタ
菜の花は、パスタなど洋風メニューにも使える食材です。ブロッコリーやベーコンとの相性もよく、手軽にボリュームのある一品が作れます。菜の花の苦味が気にならない場合は、生のまま調理しても問題ありませんが、下茹ですると葉っぱが鮮やかな緑色になり、見た目がきれいです。スパゲッティの茹で汁を少し加えると、全体に味が絡みやすくなるため、捨てずに取っておきましょう。
材料(2人分)
- スパゲッティ:150g
- 菜の花:100g
- ブロッコリー:50g
- ベーコン:45g
- ニンニク:1片
- 赤とうがらし:1本
- 塩:大さじ1
- オリーブオイル:大さじ1
- 塩こしょう:少々
作り方
- 大きめの鍋に水を入れて沸騰させ、塩とスパゲッティを入れて茹でる
- ブロッコリーは子房に分け、菜の花を長さ3~4cmに切り、それぞれ下茹でする
- ニンニクをみじん切りにする
- 赤とうがらしは、ヘタを落として種を取り除き輪切りにする
- ベーコンを長さ3cm程度に切り、軽くほぐす
- フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れ炒める
- 香りがたったら、赤とうがらしとベーコンを入れて軽く炒める
- 茹でたスパゲッティと菜の花、ブロッコリーを加え炒める
- 茹で汁と塩こしょうを加えて味を整える
ボタニ子
菜の花を下茹でする場合は、軽く茹でて水気をしっかり切り、べたつかないようにしましょう。
おすすめレシピ③菜の花のクリームシチュー
菜の花は、ホワイトソースとの相性がよいため、クリームシチューやポトフなど煮込み料理に使ってもおいしく食べられます。クリームの甘さによって苦味がやわらぎ、菜の花が苦手な子も食べやすいでしょう。使い方はブロッコリーと同じように食べる前に加えます。菜の花が出回る2~3月は、まだ寒さを感じる季節です。温かな煮込み料理でしっかり栄養を摂り風邪の予防をしましょう。
材料(4人分)
- 菜の花:200g
- 鶏もも肉:300g
- ニンジン:1本
- じゃがいも:3個
- 玉ねぎ:1個
- 小麦粉:大さじ3
- 牛乳:2カップ
- 生クリーム:1/2カップ
- サラダ油:大さじ2
- バター:20g
- コンソメ(固形):1個
- 塩こしょう:少々
- 水:1L
作り方
- フライパンにバターを溶かし、小麦粉を少しずつ加える
- 牛乳と生クリームを入れホワイトソースを作る
- 鶏もも肉を一口大に切り、鍋に入れて炒める
- 玉ねぎを鍋に入れ、焦がさないように炒める
- 乱切りしたニンジンとじゃがいも、水を鍋に入れて煮込む
- 菜の花を軽く下茹でして、3cm程度に切る
- じゃがいもが柔らかくなったら、ホワイトソースを入れる
- 弱火で煮込んで、コンソメと塩こしょうで味を整える
- 食べる前に菜の花を加えて、できあがり
菜の花の栄養をしっかり摂ろう!
菜の花のみずみずしい葉っぱや蕾には、これから大きく成長するための栄養がたっぷり含まれています。生のまま食べるより、軽く茹でたり油で炒めたりするほうが、栄養を逃がしません。春の息吹をしっかり摂取し、健康と美容に役立てましょう。
- 1
- 2
菜の花は、日持ちしないため新鮮なうちに食べましょう。