オニグルミとは?名前の由来から採取方法や割り方・食べ方までご紹介!

オニグルミとは?名前の由来から採取方法や割り方・食べ方までご紹介!

オニグルミ=鬼ぐるみ。名前からして、いかついイメージですが、鬼のようにでこぼこした固い殻に包まれた日本在来種のクルミのことです。今回は美味しいと噂されるそんなオニグルミの採取方法、特徴、割り方、味、調理法についてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.オニグルミとは?
  2. 2.オニグルミの名前の由来
  3. 3.オニグルミの固さ
  4. 4.オニグルミの割り方
  5. 5.オニグルミの栽培方法
  6. 6.オニグルミの採取方法
  7. 7.オニグルミの味
  8. 8.オニグルミを使った料理(9種)
  9. 9.オニグルミとウォルナッツの違い(豆知識)
  10. 10.まとめ

オニグルミとは?

出典:写真AC
 

オニグルミの特徴

特徴はその固さ

オニグルミは縄文時代からあったとされる日本古来の在来種で、別名和グルミともよばれています。特徴的なのはその固さで、一度でも殻を割る体験をした人ならば、その尋常ではない固さに驚き、同じ感想を抱くことでしょう。

上質の栄養に富んでいる

出典:写真AC

そしてオニグルミの実はビタミン、ミネラルといった上質の栄養に富んでいます。効能としては、疲労回復はもちろんのこと、オメガ3脂肪酸やαリノレン酸などの成分から血液の流れを改善することによって、心臓疾患のほかに、脳神経の発達促進、うつやアルツハイマーといった神経系等にも効果があると認められています。

オニグルミはどんな植物か?

オニグルミはクルミ科の落葉高木です。葉は大きく楕円形で雄花と雌花があり、開花の時期は5~6月ごろ。黄緑色の厚い果皮に包まれた実の収穫時期は10月ごろになります。樹高25mにもなる大木に成長するので、庭木として地植えで育てるには注意が必要でしょう。自生するのは山間の川沿いなどの適度に湿度のある場所になります。

オニグルミの生息地は?

北海道から九州に至るまで、日本各地の山中などで見ることができますが、生育に一番適している環境としては東北地方や長野県といった冷涼な気候の地域があげられます。

オニグルミの花

上の画像の、黄緑色で群生するようにだらんと垂れ下がっているのが雄花で、枝の先端の方に咲いている小さな赤い花が雌花です。雌雄同株なのですが、雄花と雌花の開花時期が異なるため、風により他の株から運ばれた花粉によって受粉しています。これは自家受粉を避けて、別の遺伝子を持つ株との受粉を成立させるという、不思議な自然界の摂理でもあるのでしょう。

オニグルミの冬芽

出典:写真AC

まるで羊を思わせるかわいらしいお顔ですが、オニグルミの冬芽の様子です。基本的に耐寒性のあるオニグルミですが、円錐形の冬芽は裸芽のため乾燥に弱く、短い毛に覆われています。葉の柄が枝から剥がれ落ちた痕(葉痕)と冬芽が組み合わさり、毎年ユーモラスな姿を見せてくれるのです。

オニグルミの冬芽の見られる時期を楽しみにしている人は多いらしく、羊だけでなく、猿やピエロといった風にも例えられ、冬芽の一つ一つの顔つきも違うため、写真に収めてコレクションする人もいるようです。

オニグルミの名前の由来

なんで名前にオニ(鬼)ってついてるの?

出典:写真AC

オニユリ、オニオコゼ、オニヤンマ、そしてオニグルミ。名称にオニが付くのはやはり鬼を連想させる外見的な要素があるからでしょう。加えてオニクルミの場合、ごつごつした外観だけでなく、その固さが鬼のようだからという説もあります。

オニグルミの固さ

熊でも遠慮する固さ

完熟した固いオニグルミは熊でも歯が立たないと言われるほどで、他の果実が豊富な時はほとんど口にしません。食欲旺盛な熊ですらそうなのですから、オニグルミの殻の固さは自然界においても相当なものなのでしょう。

実際にオニグルミってどれだけ固いのか?

出典:写真AC

梅干しで例えると…

まずは梅干しのタネを頭に思い浮かべてください。梅干しのタネを割って中身を食べる人はあまりいないと思いますが、タネを割ると、中に白い仁(じん)と呼ばれる柔らかい実が入っています。この部分が、金づちで割って取り出そうとしているオニグルミの中身だと考えていただくと分かりやすいでしょう。

コンクリートの上にオニグルミの尖った部分を上にして下部を指で支え、真上から金づちを振り下ろします。さあ、どうなると思いますか?

上手に割れる?

熟練した人であれば上手く割れるかもしれませんが、大抵はコンクリートの方に傷がつき、クルミは叩かれた勢いで弾かれてどこかへ飛んで行ってしまうことでしょう。最悪の場合、クルミを支えていた指を金づちで打ちつけてしまうかもしれません。

このように、オニグルミを割るのはとても大変なことなのです。そして人間の耳を思わせる殻の内部の形状のため、実をほじくり出すこともなかなか面倒な作業になります。それでもそうして取り出すことが苦にならないほど、オニグルミの旨さには定評があるのです。

オニグルミの割り方

出典:写真AC

割り方にご注意を

オニグルミの殻は貝殻のように二片から成り立ち、ぴったりとそれらが合わさった形をしています。その合わせ目に沿ってうまく割ることができればよいのですが、なかなか一筋縄ではいきません。上の画像は割り方の残念な例です。一度こうなってしまったら、きれいに取り出すことは不可能です。地道に周囲を砕きながら実を取り出すしか術がなくなってしまうため、割り方は大切です。

割り方における注意点

オニグルミの割り方において注意しておくべきなのは、粉砕したクルミの実と殻をきちんとより分けることです。一見、実も殻も同じ茶色ですから、見分けがつきにくいのですが、うっかり固い殻の破片を噛んでしまった時のダメージは相当なものですから気をつけましょう。

どうやって割ったらいい?適切な割り方は?

オニグルミの割り方のコツは道具を使うこと

上記でご説明したように、固くてうまく割るのがむずかしいオニグルミですが、道具を使えば簡単に二つに割ることができます。それは【和ぐるみ割り器】を使うこと。いろいろな形状のものがありますが、どれも2,000円前後で購入できます。

道具を使わない割り方は?

道具を使わずに割る方法としては、一晩水に浸けることや、殻ごと加熱する方法もありますが、味や風味が損なわれるという意見や、オメガ3脂肪酸やαリノレン酸が熱に弱い為、せっかくの栄養素が壊れてしまうというデメリットがあります。どちらにしても、クルミを割る際には手に怪我をすることがないように気をつけて、正しい割り方をしたいものですね。

オニグルミの栽培方法

出典:写真AC

落下したオニグルミの実から自然発芽することは難しいため、苗木を購入するのが確実でしょう。オニグルミの特性としては

  • 陽当たりのよい場所を好むこと。
  • 暑さに弱いこと。
  • 水もちや水はけの良い土を好むこと
  • 地植えだと大木にまで成長してしまうこと

を念頭において管理しましょう。基本的に山林に自生している丈夫な植物ですから、過保護に手間をかける必要はありません。年に二回ほど肥料をやり、病害虫が出ていないかチェックするぐらいでよいでしょう。オニグルミの病気としてあげられるのは胴枯病ぐらいです。ただし他の植物同様、痩せて乾燥した土地では生育が遅れます。

地植えからの移植は、根が深く張るためおすすめできません。また確実に結実させたいのであれば、受粉の問題上、複数株を購入する必要があります。

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オニグルミの採取方法

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