もみじの剪定方法!適期はいつ?季節に応じた上手な切り方を大解説!

もみじの剪定方法!適期はいつ?季節に応じた上手な切り方を大解説!

春の芽吹きも夏の青葉も、秋の紅葉も美しいもみじ。日本人なら知らない人はいませんよね。でも、その剪定の仕方を知っている人は少ないのでは。今回は人気の木、もみじの剪定方法について、春夏秋冬と時期ごとの手入れの方法をみていきます。

記事の目次

  1. 1.日本人ともみじの深い関係
  2. 2.もみじの剪定スケジュール①春
  3. 3.もみじの剪定スケジュール②夏
  4. 4.もみじの剪定スケジュール③秋
  5. 5.もみじの剪定スケジュール④冬
  6. 6.失敗を防ぐ剪定の仕方とは
  7. 7.もみじのおしゃれな演出方法
  8. 8.まとめ

日本人ともみじの深い関係

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いにしえの日本人も愛でたもみじ

「もみじ」と呼ばれるようになったのはいつから?

奈良時代にはすでに、紅葉することを意味する「もみつ」という言葉がありました。その名詞形である「もみち」が今のもみじの名前の由来であると考えられています。さらに平安時代には「もみつ」は「もみづ」に、「もみち」は「もみぢ」と変化し、より現代の「もみじ」に近い呼び名となりました。

もみじが登場する文献はこんなに!

フリー写真素材ぱくたそ

万葉集には「我がやどにもみつかへるで見るごとに妹をかけつつ恋ひぬ日はなし」(我が家の紅葉を見るたびにあなたのことを恋しく思わない日はない)という歌がおさめられています。また、源氏物語のなかにも平安時代の宮廷において紅葉を鑑賞しながら宴を楽しんだ描写が描かれています。

時を超え愛され続けるもみじ

今なお私たち日本人の心を惹きつけてやまない、もみじ。庭木として失敗なく育てるには、いつ、どのようなお世話をしたらいいのでしょうか。今回は、もみじの剪定の仕方や季節ごとの手入れの方法をみていきます。

もみじの剪定スケジュール①春

春の時期のもみじの様子

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春の訪れとともに、枝のさきに白っぽくあらわれ始めたもみじの小さな葉は日ごとに育ち、やがてはっきりとした形に整っていきます。柔らかく初々しいその葉が赤子の手にたとえられるのも納得です。4月5月には黄色~紅色の小さな花を咲かせますが、ごく控えめな花なので気づかれないこともままあります。

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5月のゴールデンウイーク前後、小さく控えめに咲くもみじの花。花期を過ぎると茶色く枯れて地面に落ちます。

春の時期の剪定

春めいてきて枝の先に小さな若葉が芽吹くころには、すでに剪定の適期を過ぎています。根から旺盛に吸い上げる水分が、枝の切り口から樹液となって流れ出してしまい、枯れの原因になります。この時期は太い枝はもちろん、細い枝でも切るのはやめておきましょう。

春の時期の手入れの仕方

柔らかい若葉はアブラムシの恰好のすみか。アブラムシの中には羽のある種類のものもいて、どこからかともなく飛んできて、あっという間に増えてしまいます。専用の殺虫剤も市販されていますが、テントウムシを放して捕食させるのもよい手です。自然にやさしくお金もかかりません。木の幹にテントウムシの卵をみつけたら取らずにふ化させて、アブラムシを退治してもらいましょう。

もみじの剪定スケジュール②夏

夏の時期のもみじの様子

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初夏にあたる5月から6月にかけて青々とした葉を茂らせていくもみじ。梅雨のあいだ、雨に濡れそぼる様子にもしっとりとした風情がありますね。盛夏には日陰をつくり、涼をとどけてくれます。暑いさなかの7~9月に翼のついた種をつけ、風に乗って遠くまで子孫を旅に出します。

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もみじの果実。翼果と呼ばれる翼のついた種がふたつつきます。熟すと分かれて、くるくる回りながら風に乗って運ばれます。

夏の時期の剪定

本来、半日蔭から日陰で育つもみじにとって夏の日差しはきついもの。ただでさえダメージを受けているところに枝まで切ろうとするのは、人間でいえば過労で体力が落ちているところに不要な手術を強制するようなものといえます。梅雨時期にかぎり伸びすぎた枝を切ることは可能ですが、暑くなってからは気になる枝があったとしても肌寒くなるまで待ちましょう。

夏の時期の手入れの仕方

照りつける日差しが強すぎると葉が焼けて変色したり、木の幹に直射日光が当たりすぎるとあらぬ場所から徒長枝が噴出したりします。あらかじめ日当たりを考えて植え付ける場所を選ぶべきではありますが、移植が無理な場合は、せめて朝夕に霧状のシャワーをかけて葉を湿らせてあげましょう。近年は地球温暖化の影響で5月や6月ごろから夏日になることも珍しくなく、注意が必要です。

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