グリーンカーテンにできる植物10選！ヘチマやきゅうり以外のおすすめは？

花はあまり種類がありません。というよりは食べられる野菜も果物も結局花を咲かせるので、花にこだわる必要はあまりないといえます。極端な話、ヘチマやヒョウタンにも可愛らしい花が咲くわけですから。そういったわけで、ここでは花は一種類のみ簡単にできるものをご紹介します。

夏の定番の花といえば朝顔でしょう。小学生でも育てて日記を付けられるほどに簡単に栽培できる花で、密集感もあり見た目からして涼しげな、まさにグリーンカーテンにするためにあるような花です。しかも一口に朝顔と言ってもその種類は多岐に及び、色や形もそれぞれ違います。二種類、三種類と植えると朝顔だけでも華やかで美しいグリーンカーテンができることでしょう。

朝顔は夜に蔓が伸びる植物ですので水やりは夕方がおすすめです。しかし土の乾き具合によっては朝と夕方の二回、水をやる必要があります。グリーンカーテンにする場合はしっかり蔓をのばしてほしいので、夕方にたっぷり水やりをしましょう。

実や花を楽しむ以外にも様々なつる性の植物があります。いくつかご紹介しますので、実の収穫が面倒、作っても食べきれない、ちょっと変わったものがいいなどあるようでしたら以下の植物を試してみるのもいいかもしれません。

アイビーはインテリアグリーンとして人気の観葉植物です。観葉植物でグリーンカーテンができるのかと気になるところですが、このアイビーという植物、実は放っておくと家の壁を覆ってしまうくらい蔓が伸びます。耐陰性もあるのでちょっとした日陰でも問題ありません。

日当たりのいい場所が望ましいですが、半日陰でも丈夫に育ちます。逆に真夏の直射日光は葉焼けを起すことがあるので注意が必要です。寒さにも暑さにも強い、初心者にも簡単に育てられる丈夫な観葉植物です。グリーンカーテン向きですので、初心者で野菜とかは不安、という人にはおすすめです。

沖縄に育つ植物で暑さに強く、グリーンカーテン向きです。成長も早く実が赤や緑でかわいらしい姿をしています。オキナワウリスズメの実は収穫したらオーナメントや飾りを作るのに使うといいでしょう。手芸などが趣味の人にはおすすめです。

プランターはなるべく深いものを選びましょう。実はなりにくく、根気強く水をやる必要がありますが、暑い地域の植物だけに気温が上がるにつれ成長速度も上がってきます。特に難しい植物ではないので、初心者向きであるといえます。

可愛らしい姿が特徴的なヒョウタンの実はよく水筒や飾り物に利用されています。お酒を入れて楽しむ人もありますし、工芸品として活躍しています。そんなヒョウタンもグリーンカーテンい出来ます。

葉が大きく、太陽の光をさえぎるのには向いていますが、その分水分の蒸発も早く水切れで枯れてしまうこともよくあります。逆に水を過剰に与えすぎ、根腐れを起すこともあるので、水分は様子を見て調整する必要があります。

ヘチマもまた小学生などが良く夏の観察日記などで育てる植物です。簡単に栽培でき、葉も大きくグリーンカーテンに向いています。その上、実は水分を抜くとたわしなどに加工でき、ヘチマの水を使った化粧品などもあります。さらにあまり知られてはいませんが実は食べられます。案外用途の多いヘチマです。

ヘチマには肥料が大切です。肥料が足りないと蔓がいい具合に伸びません。そして意外と根を広く深く張る性質があるので、プランターに植える場合には深くて多きものを選びましょう。ヘチマは蔓を誘導すればどんどん伸びていくので、逆に程よく剪定をしましょう。あまり密集しすぎていると病気がつくことがあります。

グリーンカーテンを試してみたいけど、とためらう人の中には、植物の世話ができるかどうかという理由以外に、害虫が寄ってくるんじゃないかと心配している人もいるのではないでしょうか。もちろん害虫が寄ってくることもありますが、害虫が心配な方はゴーヤなどのあまり虫の来ない作物を育てるといいでしょう。
 

近年ますます高温になり、日差しの鋭さも増してきている夏に、何とか涼しくなりたいという思いから様々な植物がグリーンカーテンとして利用されています。グリーンカーテンに利用できる植物は、今回ご紹介したもの以外にもたくさんあります。見た目を重視するか、ついでに食べられるものを一緒に作ってしまうかは人それぞれですが、ライフスタイルに合わせた緑のカーテンで、暑い夏もエコに乗り切りましょう。