はじめに
春になるとさまざまな植物が花開いていきます。それは、樹木も一緒で春には色合いもさまざまな、たくさんの種類の樹木に花が咲くのです。その中でも3月~5月に開花するものを一部抜粋して紹介します。ぜひ、お花を見に行く際の参考にしてください。
春の花木①アケビ
森林の下に、這うように生息しているアケビも春に花を咲かせる樹木の1つです。アケビの果実はお店で購入して食べられます。
基本情報
学名 | Akebia quinata |
分類 | アケビ科アケビ属のつる性落葉低木 |
花色 | 淡い紫色 |
花期 | 4月~5月 |
分布 | 森林など |
アケビの特徴
アケビは、5小葉からなる互生の葉のつきかたが特徴です。茎は、つる性で他の植物に巻きつくことがあり、古くなった茎は木質化するという特徴もあります。
葉が3つのアケビがある
アケビは、5小葉からなるのが一般的ですが、3小葉からなるアケビがあります。そのアケビは、アケビではなく、ミツバアケビというアケビの近縁種です。アケビとミツバアケビは、葉のつき方の枚数が違うので、容易に見分けられます。
アケビの花
アケビは、4月から開花がはじまり、5月まで開花しています。雌雄同株ですが、雌雄異花の花を咲かせます。淡い紫色の花を咲かせますが、花弁がありません。その代わり花被が3枚あるのが特徴です。
花言葉
- 才能
- 唯一の恋
春の花木②イロハモミジ
秋に赤く紅葉することで知られるモミジの代表格であるイロハモミジも春に花を咲かせる樹木の1つです。花も、紅葉の色と同じ赤色をしています。
基本情報
学名 | Acer palmatum |
分類 | ムクロジ科カエデ属の落葉高木 |
花色 | 赤色 |
花期 | 4月~5月 |
分布 | 本州以南 |
イロハモミジの特徴
てのひら状の葉をしていて、5~7に裂けるのが特徴です。この裂け方は、若葉のうちは5つ、成長するとさらに裂け7つになるといわれています。他のモミジに比べると葉が小さいのが特徴です。
名前の由来
イロハモミジの名前は、葉が裂けることに由来しています。その、裂けているところを「イロハニホヘト…」と数えたことが由来です。
イロハモミジの花
イロハモミジの花は、新葉の展開とともに開花します。花は、赤色で、枝先に垂れ下がって咲くのが特徴です。花期は、4月から開花を迎え5月まで続きます。花びらは5個で、風媒花です。
花言葉
- 大切な思い出
- 美しい変化