サンビタリアについて
基本情報
学名 | Sanvitalia |
和名 | 蛇の目菊(ジャノメギク) |
科名 | キク科 |
属名 | ジャノメギク属 |
草丈 | 10~20cm |
原産地 | アメリカ南西部~メキシコ・グアテマラ |
開花時期 | 5月~11月 |
花色 | 黄・オレンジ |
分類 | 一年草 |
耐寒性・耐暑性 | 弱い・やや弱い |
サンビタリアは、アメリカ南西部から中南米に生息しています。日本には、明治時代の初期に渡来しました。茎が立ち上がらず這うように広がっていき、そこから枝分かれして育っていくのが特徴です。サンビタリアの名前は、イタリアのフェデリコ・サンビタリアの人名から、また和名の蛇の目菊は、焦茶色の花芯が蛇の目のように見えることから付けられました。
花の特徴
サンビタリアは開花時期は5月~11月です。花を長く楽しめます。サイズは2cmで、色は黄色やオレンジの小さな向日葵のような花を咲かせます。
サンビタリアの花言葉
サンビタリアの花言葉は「切なる喜び」「私を見つめて」「愛の始まり」があります。愛に関する花言葉で、恋人に贈ると喜ばれるでしょう。花言葉「私を見つめて」は、小さな花を主張するようにたくさん咲かせるサンビタリアの姿から付けられました。
サンビタリアの育て方
初心者でもサンビタリアを上手に育てられる方法を紹介します。上手に育てるのは困難ではありませんが、高温多湿に弱いため、梅雨の時期の栽培には気をつけてください。
栽培スケジュール表
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
種まき | ● | ● | ● | ● | ||||||||
植え付け | ● | ● | ● | ● | ||||||||
肥料 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |||||
開花 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
育て方①用土
サンビタリアは弱アルカリ性の土を好み、多湿に弱いです。したがって、弱アルカリ性で、水はけをよくした用土で育てます。自分で用土を用意するなら、小粒か中粒の赤玉土5、腐葉土3、ピートモス2の割合で作りましょう。
育て方②植え付け
植え付けは4~6月、9月にします。なお、9月でも暑い場合は、植え付けしても枯れてしまうため、暑い日は避けましょう。サンビタリアは横に広がって育つ特徴があり、密集させないよう20~30cmの間隔を空けて植えていきます。
育て方③環境
サンビタリアは多湿が苦手で、日当たりが悪いと徒長します。日当たりをよくし、長時間雨が当たらない場所で育てましょう。多湿対策として、水はけがよくなるよう盛り土をしたところに植える方法もあります。
育て方④水やり
サンビタリアは多湿に弱く、水やりをしすぎると根が腐るため注意しましょう。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら多めに水を与えます。庭植えの場合は、夏に乾燥が続き、葉っぱが萎れてきたら水を与えます。雨が降らない日が続くと乾燥するため、土の表面をチェックしましょう。
育て方⑤肥料
肥料を与える時期は4~10月です。肥沃すぎても花付きが悪くなるため、肥料を与える場合は控えめしましょう。窒素が多いと花付きが悪くなります。サンビタリアはたくさん花を咲かせるため、開花時期はリン酸分の多く入った液体肥料を10日に1回与えます。
育て方⑥剪定
剪定は6月~9月に行います。梅雨の時期は蒸れやすいため、梅雨入り前に茎を剪定し風通しをよくしておきましょう。株の蒸れを防ぐことが可能です。また、初秋に剪定すると、晩秋の花付きがよくなります。枯れた花は摘み取り、きちんと手入れをしましょう。
育て方⑦植え替え
サンビタリアは花が咲いたら枯れる一年草で、花後に植え替えをしません。また、成長期の植え替えもNGです。根を傷つけると成長不良につながることが、植え替えをしない理由です。
育て方のコツ
- 土の栄養分が偏ると花付きが悪くなる
- 水はけがよい場所に植え、剪定で風通しをよくする