日々草(ニチニチソウ)とは?特徴や花言葉をご紹介!名前の由来は?

日々草(ニチニチソウ)とは?特徴や花言葉をご紹介!名前の由来は?

日々草(ニチニチソウ)は、暑い季節を元気に咲き続ける、夏の花壇の定番ともいえる花です。花の色、形、大きさなど、品種改良によりさまざまなものが流通しています。今回はたくさんの魅力を持っている日々草について、特徴や花言葉、名前の由来をご紹介します!

記事の目次

  1. 1.日々草(ニチニチソウ)とは?
  2. 2.日々草(ニチニチソウ)の名前の由来
  3. 3.日々草(ニチニチソウ)の花言葉
  4. 4.日々草(ニチニチソウ)の特徴
  5. 5.日々草(ニチニチソウ)の花の種類
  6. 6.日々草まとめ

日々草(ニチニチソウ)とは?

出典:筆者撮影

日々草(ニチニチソウ)は、マダガスカルが原産地の熱帯の花です。暑さや乾燥に強く育てやすいことから、日本では夏の花壇の代表的な花として親しまれています。定番の色は白、ピンク、赤などですが、近年では品種改良によりさまざまな色や形のものが流通しています。

日々草は熱帯では多年草の花ですが、日本では一年草として、初夏から秋にかけて花が咲きます。

日々草(ニチニチソウ)の名前の由来

出典:筆者撮影

「日々草(ニチニチソウ)」という名前は、日々絶えることがなく花が咲き続ける様子から付けられたと言われています。ちなみに、現在では「日々草」が一般的になっていますが、江戸時代に日本へ渡来してきた当時は、「日々花(ニチニチカ)」と呼ばれていました。

日々草(ニチニチソウ)の花言葉

出典:筆者撮影

日々草の花言葉は「楽しい思い出」です。たくさんの日々草が咲く様子が、寄り集まって楽しそうに見えたことに由来すると言われています。また、次々と新しい花を咲かせる姿が、毎日新しいことを経験して、友情を育んでいた幼い頃を連想させることから、「友情」という花言葉もあります。

白の日々草は「生涯の友情」、ピンクには「優しい追憶」という花言葉があります。どれも思い出を大切にするような穏やかで素敵な花言葉ですね。

日々草(ニチニチソウ)の特徴

出典:写真AC

基本データ

それでは次に、日々草の特徴について5つにわけてご紹介します。注意すべき特徴もあるのでチェックしましょう!

特徴① 暑さと乾燥に強い!

出典:筆者撮影

熱帯が原産地の日々草は、暑さと乾燥に強い花です。生育適温は15~30度で、暑い季節になるにつれて元気に成長し、次々と美しい花を咲かせます。難しい手入れを必要とせず、暑い中でも元気に育つので、ガーデニング初心者の方でも育てやすい花の一つです。

排気ガスなどの大気汚染に対する耐性も強いので、道路沿いの花壇でも活躍します!

特徴② 開花期間が長い!

このように、花の付け根からは新しい蕾がたくさん出ています。花が咲き終わったものは自然と下に落ちます。

日々草は開花期間が長く、梅雨頃から秋までの長い季節を咲き続けます。一つ一つの花は3~5日ほどで枯れてしまいますが、新しい花が次々と開きます。鉢植えや寄せ植えにしても、長期間美しい花を楽めます。

特徴③ 寒さに弱い

日々草は寒さには弱く、温度が13度以下になると弱ってしまいます。日本では霜の降りる前に枯れてしまうため、一年草として扱われています。

冬越しはできる?

本来は多年草の花なので、温度管理をすれば冬越しが可能です。日々草の生育適温は15~30度なので、温度を13度以上に保ち、日なたで栽培すれば次の年も花を咲かせることができます。

二年目以降は低木になります。温度管理をしながら冬越しに挑戦して、次の年は低木として育ててみるのもいいですね!

特徴④ 多湿に弱い

出典:筆者撮影

日々草は多湿に弱く、水やりのしすぎなどで根腐れを起こしたり、「立ち枯れ病」というカビによる病気になることがあります。梅雨の季節や、9月以降の長雨の季節などは特に注意が必要です。

特徴⑤ 日々草には毒性がある!

日々草には、誤って食べると全身に麻痺が起きてしまうほどの強い毒性があります!「ビンカアルカロイド」と総称される10種類以上のアルカロイドが全草に含まれています。毒性が高く危険なので、絶対に口に入れないように注意が必要です。触った後は手を洗うようにしましょう。

室内で温度管理をしながら栽培をする時は、毒性があることに注意して育てましょう!

日々草の特徴まとめ

日々草の特徴

  • 開花期間が5月~11月と長い。
  • 暑さと乾燥には強いが、寒さと多湿に弱い。
  • 生育適温で栽培をすれば冬越しが可能。
  • 毒性があるので注意!

日々草(ニチニチソウ)の花の種類

出典:筆者撮影

日々草は品種によって、大きく成長しない「矮性」、茎が直立方向に成長する「高性」、這うように成長する「這い性」の3つのタイプがあります。草丈は10~80cm、花の大きさは1cmの小輪のものから5cmの大輪のものまであり、色もさまざまです。

花の形も、品種改良によってさまざまなものが流通しています。ここでは、人気の「フリンジ咲き」や「風車咲き」などを含めた5つの品種と、その特徴をご紹介します!

①花の大きさ5cmの大輪がきれい!「ニルバーナカスケード」

ニルバーナカスケードの特徴

  • 遺伝的疫病耐性を持っている。
  • 雨にも強く枯れにくい。
  • 花径5cm、草丈30~50cmの這い性。

②フリンジ咲きで四季咲き性が高い!「フリンジビンカ チュチュシリーズ」

フリンジビンカ チュチュシリーズの特徴

  • 四季咲き性が高い。
  • 花径2cm、草丈20~30cm。
  • 小輪で色も豊富なフリンジ咲き。

③花の大きさが極小でかわいい!「フェアリースター」

フェアリースターの特徴

  • 極小輪で花密度が高い。
  • 花径2~2.5cm。草丈20~30cm。

④小さくて上品な風車咲きがきれい!「京風車」

京風車の特徴

  • 細身の花びらが上品できれい。
  • 花径3cmほど。草丈30~50cm。

⑤花付きがよく八重咲きがユニーク!「ソワレ」

ソワレの特徴

  • 数枚の花弁が伸びて八重咲きになる。
  • 種子ができにくく花付きがよい。
  • 花径4cm。草丈30~40cm。

個性的なものがたくさんあり、どの品種もきれいですね!他にも日々草にはさまざまな色や形の品種があるので、ぜひお好みのものを探してみましょう!

日々草まとめ

出典:筆者撮影

いかがでしたか?夏の暑い季節にも元気に毎日咲き続ける日々草は、花言葉も穏やかなとても素敵な花です。育て方も簡単で、花壇やプランター、寄せ植えなど、それぞれの植え方で違う魅力を楽しむことができます。街を歩いていると、元気に咲く姿をたくさん見ることができるので、色鮮やかな日々草を探してみてはいかがでしょうか。

龍 みな
ライター

龍 みな

花や野菜を育てること、パン作りが大好き。 休日は一眼レフを持って花や風景を撮りにいろいろな場所に出かけています。

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