日々草の育て方!根腐れや病気にならないためのコツや管理方法は?

日々草の育て方!根腐れや病気にならないためのコツや管理方法は?

夏の花壇の定番とも言える花、日々草。暑さと乾燥に強く育て方も簡単なため、初心者の方でも栽培しやすい花の一つです。今回は実際の日々草の栽培日記を通して、根腐れや病気にならないための育て方のコツや、管理の方法をご紹介します!

記事の目次

  1. 1.日々草の概要
  2. 2.日々草栽培の基本情報
  3. 3.根腐れや病気にならない育て方のポイント
  4. 4.きれいに成長させる育て方のポイント
  5. 5.実際の日々草の育て方をご紹介!
  6. 6.日々草栽培1日目:種まき
  7. 7.日々草栽培10日目:発芽
  8. 8.日々草栽培52日目:本葉が出て成長中
  9. 9.日々草栽培64日目:土の準備
  10. 10.日々草栽培72日目:花壇への植え付け・摘心(鉢)
  11. 11.日々草栽培77日目:鉢への植え付け・摘心(花壇)
  12. 12.日々草栽培79日目:蕾
  13. 13.日々草栽培80日目:開花
  14. 14.日々草栽培83日目以降:その後の育て方
  15. 15.まとめ

実際の日々草の育て方をご紹介!

出典:筆者撮影

ここからは、実際に日々草を栽培した様子を日記形式でご紹介します!今回はポットでの育苗をした後に、花壇と鉢に植えました。

栽培者のプロフィール

龍 みなです。
園芸の経験年数:2年
日々草の栽培経験:初めて
栽培地:関東地方
栽培環境:一日を通して日当たりがよい
ひとこと:元気に成長して花が咲かせられるように頑張ります!

日々草栽培1日目:種まき

(5月20日)

さっそく種まきを始めます!使用した種は、サカタのタネの「パレードミックス」です。草丈が25cm、花の大きさ5cmの大輪の品種です。

種はこのような形をしています。大きさは2mmくらいです。

まずは6cmの大きさのポットに鉢底ネットをしき、培養土を8分目まで入れます。中心に深さ1cmの穴を開け、種を2、3粒まきます。日々草は光に当たると発芽が抑制されてしまう嫌光性種子のため、土は軽くかけます。

あとは水やりをして、上に新聞紙などを置き、日陰で発芽まで管理をします。

ボタニ子

ボタニ子

種まきのすぐ後から、日中の温度が33度まで上がったり変化が激しかったよ!

日々草の発芽適温は20~25度です。予想外の真夏日となり、6日もそれを越えてしまったので心配ですね・・。

日々草栽培10日目:発芽

(5月29日)

10日目で発芽しました!発芽率は予想より低く、本来は間引きを行いますが、2つ発芽したポットがなかったため、今回は間引きは行いませんでした。発芽後は日当たりのよい場所で管理をします。

ボタニ子

ボタニ子

発芽率が50%以下だったよ。やっぱり温度のせいかな・・。

気温が高すぎたのかもしれませんね。温度以外の問題だと、種に日光が当たってしまったか乾燥が原因の可能性もあります。

日々草栽培52日目:本葉が出て成長中

(7月10日)

長い梅雨の季節に入り、日光に全く当たれず成長は遅く感じます・・。温度変化も激しく、根腐れや病気が心配です。

日々草栽培64日目:土の準備

(7月22日)

成長してしっかりした苗になってきました!心配していた病気にもならずよかったです!植える準備を始めましょう。

地植えの場合は、2週間前に1㎡あたり苦土石灰を100g、一週間前に堆肥を5kg、化成肥料を50g施しますが、今回は土がある程度調整されていたので、腐葉土と化成肥料のみにしました。

日々草栽培72日目:花壇への植え付け・摘心(鉢)

(7月30日)

本葉が8枚になり摘心のタイミングですが、ここでは花壇に植えるものは摘心を植え付け後に行うことにしました。苗によって大きさにかなりの差が出ました・・。

鉢植え用の苗は摘心を行い、後日鉢に植え替えます。摘心の方法は、このように上部の芽をハサミで切り取るか摘み取って行います。

それでは植え付けていきます!今回は直径70cmの大きさの円形花壇に植えます。株間が30cmになるように、全体のバランスと間隔をみて植える場所を決めました。一度植えたら植え替えは出来ないので配置はしっかり考えます。

植える時は根を崩さないようにポットから取り出します。

植え終わった後に見ると、こんなに間隔を開けていいのかな?と思いましたが、日々草は横にも大きく成長するので、花壇の端からの間隔も広く取りました。水やりをして、あとは成長を待ちます!

日々草栽培77日目:鉢への植え付け・摘心(花壇)

(8月4日)

摘心をしてポットで育てていた苗を16cmの大きさの鉢に植えました。一つの鉢に2株以上植える時は、株間は20cmにします。その後の植え替えはできないので、しっかりと間隔は開けましょう。

花壇のものは半分だけ摘心を行い、摘心をしないものと開花の様子を比較してみることにしました。

日々草栽培79日目:蕾

(8月6日)

摘心をしなかったものは、どんどん成長してすぐに蕾ができました。開花までもう少しです!この時期から、窒素6、リン酸10、カリウム5の液肥を週に1度のペースで与えました。

窒素分が多い肥料は、葉のみが成長して花が咲かない原因となるので注意しましょう!

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日々草栽培80日目:開花

(8月7日)

無事にきれいな白い花が咲きました!大きさは5cmです。

(8月10日)

すぐに2つ目の花が咲き、他の株も元気に咲き出しました。

(9月8日)

摘心したものはなかなか咲かないので心配でしたが、鉢植えのものも含めて約1ヵ月遅れて開花しました!摘心をしたことで脇芽がしっかりと出て、一つ目の開花から株のボリュームが明らかに違いました。

ボタニ子

ボタニ子

種まきのすぐ後に温度が上がったり、トラブルもいっぱいだったけど咲いてよかったね!

最終的にどの株も大きくなり、ピンクと白の花がバランスよく咲きました。植え付けの間隔はもう少しだけ狭くしてもよかったかなと思いました。

日々草栽培83日目以降:その後の育て方

花がら摘み

開花後5日ほどで花は自然と落ちました。落ちた花はすぐに取り除きます。

切り戻し

茎がどんどん伸びてきたので切り戻しをします。切り方は、次の芽が出ている上でハサミを使って切り落とします。きれいな形になるように成長を見ながら切り戻しを行います。

まとめ

出典:筆者撮影

今回の栽培では夏も終わりに近づく頃の開花になってしまいましたが、花が終わってはまた次が咲きと、日々草の美しい花を十分に楽しむことができました。暑さに強く、長い季節を元気に咲き続ける日々草は、たくさんの魅力を持った花です。ぜひ栽培をしてみて、彩のある素敵な日々を過ごしましょう。

龍 みな
ライター

龍 みな

花や野菜を育てること、パン作りが大好き。 休日は一眼レフを持って花や風景を撮りにいろいろな場所に出かけています。

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