花が咲く人気の多肉植物10選!それぞれの品種の特徴や花言葉をご紹介!

花が咲く人気の多肉植物10選!それぞれの品種の特徴や花言葉をご紹介!

ユニークな姿と青々とした葉が魅力的な多肉植物は、美しい花をつける品種も多いことをご存知でしょうか?今回は、美しい花をつける多肉植物の種類とその特徴や花言葉、おすすめの品種などを紹介します。花も葉も美しい多肉植物を楽しみましょう。

記事の目次

  1. 1.多肉植物にも花が咲く
  2. 2.花が咲く多肉植物その①:サボテン・コリファンタ属
  3. 3.花が咲く多肉植物その②サボテン・シュルンベルゲラ属
  4. 4.花が咲く多肉植物その③:サボテン・マミラリア属
  5. 5.花が咲く多肉植物その④:サボテン・エキノプシス属
  6. 6.花が咲く多肉植物その⑤:サボテン・レブチア属
  7. 7.花が咲く多肉植物その⑥:エケベリア属
  8. 8.花が咲く多肉植物その⑦:カランコエ属
  9. 9.花が咲く多肉植物その⑧:コノフィツム属
  10. 10.花が咲く多肉植物その⑨:アロエ
  11. 11.花が咲く多肉植物その⑩:クラッスラ属
  12. 12.まとめ

花が咲く多肉植物その③:サボテン・マミラリア属

白いトゲと丸い形から「可愛いサボテン」のイメージが強いマミラリア属は、サボテンの中ではもっとも進化している属とも言われています。種類も多く、400種類以上と言われているほどです。よく開花するサボテンとしても有名で、満開時には可愛い花が肌を覆い隠すほど咲く品種もあります。育てやすく、100均ショップでも購入できますよ。

外見も花も可愛いサボテンですが、トゲは触ると痛いので気をつけてくださいね。

夏型と冬型に分かれる

マミラリア属は夏に生育期を迎え、冬に休眠する「夏型」と、冬が生育期で、夏が休眠期の「冬型」に分かれています。タイプによって栽培方法が異なるため、購入する際はどちらのタイプなのかをきちんと確認しましょう。

マミラリア属の花言葉

マミラリア属固有の花言葉は、「温かい心」「内気な乙女」「秘めた熱意」です。可憐な意味のものや、見た目とのギャップを感じる花言葉がつけられたのは、可愛い見た目と柔らかそうなのに触ると痛いトゲを持つことに由来しているのでしょう。

マミラリア属の基本データ

学名 Mammillaria
科名 サボテン科
属名 マミラリア属
原産地 メキシコ
樹高・草丈 5~30cm以上(品種によって異なる)
花色 赤、ピンク、黄、白

名前の由来・意味

学名でもある「マミラリア」はラテン語由来の名前で、「コブがある」という意味を持っています。

おすすめのマミラリア属の品種①:白玉殿(ハクギョクデン)

名前が示すように、ふんわりと白い綿毛のようなトゲに包まれたサボテンです。小さいうちは球状ですが、成長すると柱状に変化していきます。また、開花時期を迎えると、小さい濃いピンク色の花がリング状に並んで咲くのも大きな特徴です。満開時は花冠のように見えます。なお、開花時期は初春です。

白玉殿は直射日光が苦手です。特に真夏の時期は、カーテンなどで日光を和らげるといった工夫が必要ですよ。

おすすめのマミラリア属の品種②:月影丸(ツキカゲマル)

多花性のサボテンです。初春の開花時期に入ると、紫がかったピンク色の小さい花を次々と咲かせます。フックのような形状のトゲが少し扱いづらいですが、日照時間が少なくても開花する点が魅力です。しかし、多湿に弱く、最悪枯れてしまうことがあります。強い直射日光にも弱いため、高温多湿な真夏時の管理には注意しましょう。

白い花をつける「白花月影丸」という品種もあるよ。

花が咲く多肉植物その④:サボテン・エキノプシス属

エキノプシス属は南米に分布しているサボテンで、約50種類ほどが自生していると言われています。耐暑性も耐寒性もあり、多湿な環境にも強いことから、栽培が容易な点が魅力です。5月から初夏にかけて、大きな花を夕方から夜間に咲かせます。成長が早く、気をつけないとすぐに根詰まりを起こすため注意しましょう。

現在は新しい分類法によって、ロビビア属がエキノプシス属に統合されたため、200種類を超えるサボテンの大家族となりました。

名前の由来・意味

エキノプシスという属名は、ギリシャ語でウニ、またはハリネズミを意味する「echinos」と、似てるという意味の「opsis」という言葉を合成させたものです。

おすすめのエキノプシス属の品種①:短毛丸(タンゲマル)

エキノプシス属の代表的品種です。非常に丈夫で育てやすく、生育旺盛であることから接木時の台木として利用されることもあります。小さいうちは球形ですが、大きくなると円筒形に変化します。春から夏にかけて20cmほどの花柄を伸ばし、先端に10cm前後の独特の香りを持つ白い花をつけます。夕方から夜間にかけて咲くのが特徴です。

短毛丸は丈夫で栽培が簡単、しかも花が美しくて花つきもよいことから、花サボテンの親株としてもよく利用されています。交配種もたくさんありますよ。

でもその結果、純粋な短毛丸が入手にしくくなっているという問題も発生してるんだよね。

おすすめのエキノプシス属の品種②:花盛丸(カセイマル)

花盛丸もエキノプシス属の人気品種です。小さいうちは球形なのが、成長すると円筒形に変化することや、白い花を咲かせるところなど、短毛丸に似てる特徴があります。ピンク色の花をつける品種もありますが、これは他のサボテンとの交配種です。短毛丸と同じく丈夫で育てやすく、花つきもよいため、初心者にもおすすめのサボテンですよ。

花が咲く多肉植物その⑤:サボテン・レブチア属

レブチア属は南米に50種類ほど分布しているサボテンです。小さい球形が群生し、色鮮やかで可愛い花をたくさん咲かせます。花色は赤、黄色い、オレンジ色やピンク色と鮮やかな暖色系が多いのが特徴です。トゲが柔らかくて触っても痛くなく、植え替えなどもあまり手間がかかりません。丈夫ですが耐寒性は低く多湿にも弱いため、夏と冬の管理には注意が必要です。

おすすめのレブチア属の品種①:紫影丸(シエイマル)

名前と花色とのギャップが面白いサボテンです。「紫影丸」という名前から、紫色や青っぽい花色を想像するかもしれませんが、実際は明るいオレンジ色の花を咲かせます。最初は花冠のようにリング状に咲き、やがて花柄が伸びて花束のような姿に変化します。丈夫なサボテンですが、高温多湿な環境が苦手のため、夏季は湿気に注意しましょう。

おすすめのレブチア属の品種②:宝山(ホウザン)

アルゼンチンの高地を原産とするサボテンで、赤い花をたくさんつけるのが特徴です。とにかく花つきがよく、小さい株でも花をつけます。レブチア属のサボテンは花つきがよい品種が多いですが、その中でもトップクラスでしょう。十分に育った株なら、満開時には肌が隠れてしまうほどの赤い花を咲かせますよ。花数が多い分花期も長く、1カ月近くもの間きれいな赤い花を楽しめます。

花数が多いサボテンは、蕾のいくつかが咲く前に枯れてしまうことが多いけれど、宝山は株に問題がなければ、全部の蕾がちゃんと花を咲かせるよ。

花が咲く多肉植物その⑥:エケベリア属

肉厚の葉が花びらのように集まり、バラのような姿を形作るエケベリア属は、多肉植物の中でも人気が高いです。秋の終わりから春にかけては、青緑色の葉が赤い色に染まるさまが見られ、春から夏にかけては小さく可愛い花が咲きます。一年を通して楽しめるところが、エケベリアの最大の特徴であり、魅力です。

名前の由来・意味

属名のエケベリアという名前は、メキシコの植物誌の挿絵を担当していた画家のアタナシオ・エチュベリア(Atanacio Echeverria)氏に由来しています。

エケベリア属の花言葉

エケベリア属の花言葉は「優美」「風雅」「たくましい」です。「優美」と「風雅」は、青みがかった上品な色合いが美しい花びらのような葉とバラに似てる華麗な葉姿、「たくましい」は繊細そうな見た目によらず、丈夫で乾燥に強い性質に由来しているのでしょう。

エケベリア属の基本データ

学名 Echeveria
科名 ベンケイソウ科
属名 エケベリア属
原産地 メキシコ、北アメリカ南西部、南アメリカ
樹高・草丈 2~80cm(品種によって異なる)
花色 赤、ピンク、オレンジ、黄、茶、複色など
開花時期 2月~8月(品種によって異なる)

おすすめのエケベリア属の品種①:七福神(シチフクジン)

丸く大きい、豪華な花びらのような青緑色の葉が特徴的な多肉植物です。日本では明治時代に輸入され、その頃からすでに今の名前で呼ばれていました。春と秋に成長し、夏と冬に休眠期に入ります。開花時期は夏です。黄色とピンクのグラデーションがかかった可愛い花を咲かせます。冬になると、青い葉の先端にほんのりと赤い色がのる様子も美しい多肉植物です。

おすすめのエケベリア属の品種②:ミニマ

エケベリア属の原種です。とても小さい品種で直径3cm前後しかありません。小さい青緑色の葉がロゼット状に集まっている様子が可愛く人気が高いです。春に黄色とオレンジ色の花をつけ、秋には紅葉します。赤い色が乗った小さい葉もきれいですよ。寄せ植えにもよく用いられています。

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