多肉植物の植え付け
ここからは、葉挿しで成長した株をきちんと植え付けるまでの基本的なやり方をご紹介します。葉挿しをしていくためのに必要な道具をひとつひとつそろえてから、これまでに増やしたお好みのの多肉植物を植え付けていきましょう。
発芽した多肉植物を植え付ける
貴方がどのような多肉植物を植え付けるのか自由に選択しましょう。それによって選ぶべき容器の形が変わってきます。ですから、多肉植物の個性や性質や形状などを調べてから植え付けに取り掛かります。きっとうまくいくでしょう。
鉢、テラコッタ
発芽した株をお気に入りの鉢などのテラコッタに植え付けましょう。容器の種類もお好みで、例えば小さなブリキのバケツや古くて使わなくなった物がなどでも工夫次第で楽しく植えられます。横に伸びるものは平たいものでもよく、縦に長く伸びる物は深めの物を選びましょう。
鉢底石や鉢底網
水はけが悪いと多肉植物は根腐れします。鉢底石を使って鉢から排水しやすくします。排水が上手くできないような容器に植える時は鉢底石を多めに入れてください。また、鉢底網を鉢底に敷いておけば害虫が入ってくることができないでしょう。
用土
用土は多肉植物用かサボテン用の土がよいです。野菜用の土だと栄養過多で水はけが悪いため、多肉植物の根っこが酸素不足になって、根腐れの原因になったりします。また、1度使った用土は栄養成分や微量元素が減り、成長できない原因になるので避けましょう。
植え付け
多肉植物を植え替えるその数日前から株を乾燥させ、水やりはしないでおきます。いよいよ植える日に、鉢の底に網と鉢底石を鉢の底に敷きその上に土を少し入れ、多肉植物を乗せその周りから土を入れ、植えたら、鉢の底を叩いて空気抜きします。
水やり
水やりのやり方のコツは、植え替えた直後に水やりをしないことです。その後3日以上乾かしてから、少量だけあげてください。その後徐々に水の量を増やします。成長してだんだん大きくなったら、1回の水やりで、ジョウロで鉢底から水があふれるぐらいたっぷりあげます。
水やりの頻度
水やりは、いつ、どれくらいあげるかがとても大切で、もともと水の少ない場所でさえ育つ植物なので、水やりしすぎると枯れてしまいます。1回の水やりは鉢底から水がでるくらいたっぷりと与え、その後は間隔を長めにとって土が乾いたらあげるぐらいでよいでしょう。
冬の水やりの管理
冬くて多肉植物も凍りそうなとき水やりはいつしたらよいでしょうか。おすすめは昼間の暖かい時間でできるだけ暖かいお水をあげましょう。凍りそうな冷たい水は多肉植物も凍ります。冷たすぎて枯れたりしないようにしましょう。水やりの回数も減らします。
剪定の時期
いつ剪定するかですが、夏型だと、茎が伸びすぎていると思ったらするということでよいです。例えば、セダムやエケベリアは伸びすぎて頭が垂れ下がってきます。そんな時に剪定すると風通しもよくなり、元気に育つようになるでしょう。
水耕栽培でも育ちます
多肉植物の髭根を1cmくらい残してカットし、コップなどで水栽培で発根させるという方法でも増やせます、そのまま水栽培で育てる方法もあります。根っこもよく見えますから根腐れの心配が減り、管理しやすいですね。水は小まめに取り替えるのがコツです。
多肉植物の楽しみ方
多肉植物が成長していくのは楽しいです。日光と水、風通しなどの管理をして多肉植物をもっと増やしてみたくなりますね。葉っぱが干からびる、株が枯れた、大きく育たない、葉挿しがうまくできないなどの原因を除去してより楽しい多肉植物の栽培を目指しましょう。
もっと楽しく
多肉植物をいろいろなテラコッタ(容器)に植え付けてお部屋をおしゃれに飾ったり、庭やベランダの印象を変えて楽しみましょう。センスとお好みでいくとおりでも楽しむことができます。ぜひ、素敵な多肉植物との優雅な時間をお楽しみください。
まとめ
多肉植物を増やすにはいろいろな方法がありますが、葉挿しは簡単でうまくいく方法です。せっかく増やそうと頑張っている時に少しのことで枯れたり、しおれたり、根腐れしてしまっては悲しいですね。多肉植物の過ごしやすい環境を整えてうまくいくようにしてあげましょう。
出典:写真AC