メラレウカの名前の由来と花言葉
つづいて、メラレウカの名前の由来と花言葉をご紹介します。
名前の由来
別名「ティーツリー」
18世紀に、イギリスの探検家キャプテン・クックがメラレウカの葉を煮てお茶のかわりに飲んでいたことから、お茶の木という意味の「ティーツリー」と呼ばれるようになったといわれています。一方で、原産地であるオーストラリアの先住民がメラレウカの葉からお茶をつくっていたのが由来という説もあります。
花言葉
「清潔」「力強い味方」
メラレウカには抗菌作用があるため、「清潔」という花言葉があてられたといわれています。さらに、オーストラリアの先住民が薬のかわりに使っていたため「力強い味方」という花言葉がつけられました。
メラレウカの特徴
それでは次に、メラレウカの特徴について解説します。開花時期や庭木での成長速度などをご紹介しますので、メラレウカを栽培する前に目を通しておきましょう。
原産地
オーストラリアが原産
メラレウカの原産はオーストラリアで、品種によっては屋外で冬越しができるため庭木として人気があります。また、日陰でも育つため観葉植物としての栽培も可能です。メラレウカは乾燥地でも自生できるため、庭木で栽培するときも水はけのよい用土を用意しましょう。
庭木での成長速度
旺盛な成長力
メラレウカは成長速度が速く、特に若木のときはよく成長します。しかし最大でも3mほどにしかならないため、ガーデニング初心者でも管理しやすいのが特徴です。旺盛な成長力から枝が茂ると樹形が崩れるので、樹形を整えるために伸びすぎた枝は剪定を行う必要があります。
花の特徴
開花時期は4月下旬~6月上旬
メラレウカの開花時期は4月下旬~6月上旬ごろです。品種によりますが、綿帽子のようなふわふわの花を咲かせ、花からは甘い香りがします。
花色は白やピンク
花色は、品種によりますが白やピンクがポピュラーです。そのほかに赤や紫の花を咲かせる品種もあるため、庭や寄せ植えに彩りを与えてくれますよ。レッドジェムの紅葉する葉も、アクセントに使われることが多いです。
香りの特徴
アロマオイルとして利用
メラレウカの葉には芳香成分があり、そのさわやかな香りを生かしたアロマオイルやハーブウォーターはリラックスできると人気があります。また、柑橘系の香りがする品種もあるため、葉を乾燥させてポプリにするなどして楽しむこともできます。
葉の特徴
消臭効果がある
メラレウカの葉には抗菌作用があり、オーストアリアの原住民・アボリジニは古くから万能薬としてメラレウカを使っていました。殺菌・消臭効果もあるため、洗濯の際にメラレウカの精油を数滴入れると部屋干しの気になる臭いが軽減しますよ。
出典:写真AC