メラレウカの栽培方法と管理のコツ
ここからは、メラレウカの栽培方法と管理のコツを解説します。メラレウカが好む用土や植え替えの時期、害虫についてなど、栽培に必要な情報をまとめました。
①栽培環境
日陰でも育つ
メラレウカは日当たりのよい場所を好みますが、日陰でも十分育ちます。水はけのよい用土であれば庭木としても栽培できますが、品種によっては寒さに弱いものもあるため、苗のうちは冬の防寒対策が必要です。寒冷地では屋外での冬越しは難しいので、冬は屋内に移動できるように鉢植えで栽培するようにしましょう。
②肥料
春に緩効性肥料を与える
メラレウカはやせた土地や日陰でも成長する樹木なので、たくさん肥料をあげる必要はありません。枝がよく成長する春に緩効性の肥料を少し与えて、夏以降は追肥はせず水をたっぷりあげるようにしてください。
③用土
水はけのよい用土を好む
メラレウカは、水はけのよい用土を使うとよく育ちます。市販の培養土はメラリウカの用土に向いているので、それを使うのがおすすめです。庭木にするときは、腐葉土や赤玉土を用土にあらかじめ混ぜて水はけをよくしておきましょう。
④水やり
水切れに注意する
メラレウカはほかの樹木と比べて乾燥に強いですが、水の量が少ないと枯れてしまうため、土が乾いたら水やりをしてください。地植えの場合は根付いてしまえば水やりは不要ですが、鉢植えの場合は特に夏になると水切れを起こしやすくなるため、たっぷりと水をあげるようにしましょう。また、葉水も葉をみずみずしく保つのに効果があります。
⑤植え替え
春に植え替えをする
庭木の場合は植え替えをする必要はありませんが、鉢植えの場合は1年~2年に1回植え替えを行いましょう。寒さに弱い品種が多いため、秋~冬の植え替えは避けて4月~6月に一回り大きな鉢へ植え替えをしてください。
⑥害虫
病害虫の心配はなし
メラレウカは、ほとんど害虫がつくことはありません。きちんと水やりができていれば病気になることもありませんので、ガーデニング初心者でも育てやすいですよ。葉水は害虫を防ぐことにもつながるため、乾燥しやすい時期には水やりとあわせて葉水も行いましょう。
⑦剪定方法
夏までに剪定する
メラレウカが成長して枝が茂ってきたら、内側まで日光が届くように剪定をしましょう。メラレウカは剪定に強いため、しっかり剪定しても問題ありません。暑くなってから剪定をすると、次の年の花の付きが悪くなる可能性があるため、7月までに剪定をすませるようにしてください。
⑧増やし方
挿し木で増やす
メラレウカは挿し木で増やすのがスタンダードです。春に剪定した枝を、水はけのよい用土に挿し木して増やします。初めのうちはこまめに水やりを行ってください。うまく管理できれば1ヶ月程度で根が出てきますよ。
まとめ
以上が、メラレウカの開花時期や植え替えの時期についてのまとめでした。メラレウカにはたくさんの品種があり、レッドジェムのように葉が紅葉するものやアロマオイルに利用されるものがあります。さらに剪定した枝を挿し木して増やせて、寄せ植えや観葉植物としても人気があるので、ガーデニング初心者にもおすすめです。自分の好きな品種を見つけて、栽培してみてくださいね。
出典:写真AC