カルセオラリアの植え替え
植え替えに適した時期
ミダス・カルセオラリアなどの苗は耐寒性あまりなく、極端な寒さに弱い花です。あまり寒すぎる時期は苗に負担がかかってしまいます。霜の心配がなくなる4月中旬ごろまで待ってから植え替えるようにしましょう。
植え替えに適した土
カルセオラリアは茎や葉が茂る一方で、根っこがあまり発育しません。根に保水力がないためカルセオラリアは、水はけのよい土を好みます。市販されている草花用の培養土を使う場合は軽石などを2〜3割まぜて水はけをよくして植えましょう。サボテン用の培養土でも代用できます。自分で土を混ぜる場合は赤玉土、腐葉土、パーライトを5:3:2の割合を目安に混ぜましょう。
ボタニ子
カルセオラリアの増やし方
増やし方は種まきにて
ミダス・カルセオラリアなど、カルセオラリアの多くは耐寒性があまりなく冬越しのできない一年草です。カルセオラリア・ビフロアなどの多年草(宿根草)のものは株分けによる増やし方も可能ですが、一年草の場合は種を採取する増やし方が一般的です。また種から育てた場合は、親と違う花が開花する場合もありますので、そのことをあらかじめふまえておく必要があります。
種まきのコツや注意点
種まきに適した土
種まきでの増やし方のコツは、土の種類に気をつけることです。カルセオラリアの種はとても細かいのが特徴です。土は種の大きさに近づけるよう、細かい土を使うとよいでしょう。もしくは保水性が調整された、ピートモスという改良用土を用いても一つの方法です。
種まき後の管理
光がさえぎられないよう種の上に土はかぶせないようにします。水やりをするときは、上からかけると種が流れてしまうため、鉢の下から吸わせるようにするとよいでしょう。はじめは平らで浅い鉢に植え、少し成長して葉が数枚出るようになればポットなどに植え替えをします。植え付けるときは、根をほぐしてから行いましょう。
種をまく時期
増やし方て注意すべきことは、種まきをする時期です。暑い時期では発芽しにくく、冬が近づいてからまいてしまうと、大きくならないうちに寒い時期に入ります。寒い時期は、耐寒性のあまりない苗はしおれてしまいます。涼しくなった秋の時期に15~20℃の気温を目安にまくとよいでしょう。
低木タイプのカルセオラリアの増やし方
低木のカルセオラリアの増やし方もチェックしましょう。低木の場合はさし芽という方法もあります。葉を3枚程度残して、元気な枝を切ります。その枝を土に挿し、根が張るのを待ちます。さし芽に最適の気温は10月ごろです。その時期を目安にするとよいでしょう。
ボタニ子
正しい増やし方でたくさん花が増えるいいね!種から育てた大事なお花、病気になったらいやだなぁ。病気にならないようにどんな風に管理をすればいいのか見てみよう!
カルセオラリアの病気や害虫
最後に、カルセオラリアがかかりやすい病気について見ていきましょう。
かかりやすい病気
摘み取りと虫の駆除をまめに
枯れてしぼんだ花がそのまま残っていると、カビが生えて病気の原因になります。苗全体を整えるような強い剪定はいりません。花の枯れている部分をこまめに摘み取るようにしましょう。そうすることで、隠れていた花にも日光があたり、色付きがよくなります。葉っぱても、傷んだままにしておくとカビが生えてしまうため、傷んだ部分はすぐに取り除くようにします。こまめな管理が必要です。
つきやすい害虫
害虫はハダニやアブラムシがよくつきます。薬剤を散布するなどして予防するようにしましょう。
ボタニ子
かわいらしいお花だから誰かに贈りたくなるね。どんなときにあげるのがいいのかな?カルセオラリアの花言葉を見てみよう!
カルセオラリアの花言葉
カルセオラリアの花言葉は「あなたを伴侶にします」です。その他に「幸福」「強い愛」などと、意外にもロマンチックな花言葉をもっています。プロポーズで贈るのにはぴったりですね。ただし「あなたに財産を捧げます」という意味もあるため、シチュエーションによっては勘違いされてしまうかもしれません。注意してくださいね。
ボタニ子
あら!プロポーズ向きのお花だったのね。勘違いされないようにするにはメッセージカードをつけたり、他のお花と寄せ植えにしてあげたりするとよさそうね。
まとめ
カルセオラリアは、繊細で少し管理の難しい部分のある花です。しかし、こまめにお世話するとユニークな形やビビットな花色、斑点模様などが珍しい花を咲かせてくれます。花言葉もロマンチックのため、ぜひきれいに育てて贈り物にしてみてはいかがでしょうか。
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植え替えは水はけのよい土を使えばいいのね!もっと増やしたいという場合はどのような増やし方がいいのか次のページで見てみよう!