ダニ駆除その④ 熱湯消毒する
寝具や衣類などを熱湯に浸けてしまう方法です。表面に存在するダニだけではなく確実に中のダニも死滅させることができます。熱湯消毒後は乾燥機などでよく乾燥させ、掃除機でダニの死骸を除去します。
熱湯消毒するときの注意点
熱湯消毒による生地の傷みが挙げられます。使用する生地の品質表示を確認しましょう。また、全体的に濡らしてしまうことにより乾くのに時間がかかってしまいます。乾かすのに時間がかかってしまうと、カビや臭いの心配もでてきますので、乾燥機を使うのがよいでしょう。
ダニ駆除その⑤ スプレーを使う
ダニよけや駆除剤の入ったスプレーを使う方法です。こちらは部屋中どこでも使えて便利です。また、ダニを寄せつけないタイプのスプレーは、小さいお子様がいらっしゃるご家庭で使用できる安全性の高いものも販売されています。1ヶ月効き目が持続するものもあり、とても便利です。
スプレーを使うときの注意点
安全なスプレーがほとんどなのですが、ダニが嫌がる成分が含まれていますので、香りがきついタイプのものがあります。吸い込んでしまうとむせてしまったりもしますので、小さいお子様などには注意が必要です。また、スプレーには駆除剤が入っているものと、ダニを寄せつけないようにするタイプのものがありますので、目的や状況によって使い分けましょう。
ダニ駆除その⑥ ダニ取りシートを使う
シートタイプの駆除剤です。ダニを匂いで寄せつけシートの中に閉じ込めてしまう方法です。カーペットや寝具の下などに敷くだけですので、手軽で安全です。3ヶ月程効き目が長持ちするものもありますので便利です。また、期限がきたらシートごと捨ててしまえばいいので、処理もとても簡単です。
ダニとりシートを使うときの注意点
ダニを寄せつける誘引剤が入っているため、独特の匂いがするものがあります。匂いが気になる場合は枕の下などに置かないようにしましょう。また、誘引剤でダニを寄せつけるため、即効性に欠けます。すぐにダニを駆除したい場合は別の方法で駆除しましょう。
ダニ駆除その⑦ 置き型タイプのものを使う
ダニが嫌いな匂いを利用して、置いておくだけでダニを寄せつけない効果があります。ダニが気になる場所に、お部屋のどこにでも置くことができます。天然成分で作られているものが多く、小さいお子様がいらっしゃるご家庭でも安心して使えます。
置き型タイプを使うときの注意点
ダニが嫌いな匂いがしますので、人によってはその匂いが嫌な方もいらっしゃるかもしれません。また、置いておくだけなので、駆除剤は入っていません。あくまでも寄せつけないという方法ですので、駆除を目的とする場合は他の方法で除去しましょう。
ダニ駆除その⑧ 燻煙材を使う
駆除剤入りの燻煙材を焚いてお部屋全体のダニを駆除する方法です。室内全体に駆除剤が行き渡りますので、お部屋全のダニ駆除が可能です。使用後の刺激が少ないものも販売されています。即効性がありますので、早い効き目を期待する方におすすめです。
燻煙材を使うときの注意点
煙に駆除剤が入っていますので、室内で金魚や虫などやペットを飼っていらっしゃる方は一時的に別の部屋に避難させましょう。また、部屋中に煙が充満しますので、室内に火災報知器などが設置してあるご家庭は火災報知器にカバーなどをつけて対応してください。集合住宅のお部屋では、煙が他に漏れることにも注意が必要です。
使用後は室内の壁や食器などについた薬剤を拭き取ると安心です。駆除剤により死滅したダニを掃除機でしっかりとすいとりましょう。
ダニ駆除その⑨ 防ダニ素材のものを使う
寝具や衣服など、防ダニ効果があるものが多く販売されています。繊維にダニを寄せつけない薬剤が織り込まれたものや、繊維を密にすることにより、寝具などの中綿にダニの侵入を防ぐものがあります。
防ダニ素材を使うときの注意点
防ダニ素材のものは、洗濯や日光消毒により効き目が薄れていってしまいます。効き目を長持ちさせるために、なるべく洗濯や日光消毒を避け、スプレーなどの併用をおすすめします。
各ご家庭に合ったダニ駆除方法(まとめ)
ダニは室内のどこにでも存在し、繁殖を続けます。ダニが原因となるアレルギー疾患の人が増加傾向にあります。各ご家庭の状況、場所により適切なアイテムや方法を選択し、効き目や有効性を理解しながら上手に活用していきましょう。
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出典:写真AC