ハバネロの収穫時期
ハバネロの実は、ピーマンと同じように青いうちに収穫することができます。ですから収穫時期は実が生ったらということにもなります。辛味がきついのが苦手であれば青いハバネロを試してみるのもいいかもしれません。色がついたハバネロの収穫時期は7月~8月にかけてです。特徴的な辛味を求めているのであればこの収穫時期になるまで待ちましょう。ハバネロを収穫するときには実を傷つけて汁が出ないようヘタより上の軸を切りましょう。
ボタ爺
ハバネロの収穫時期になったら手袋とゴーグルを用意しておくといいぞ。収穫時期のハバネロを切ってうっかり汁が目や手についたら刺激が強すぎて大惨事じゃ。
ボタニ子
ハバネロ怖い!汁が手や目についたらすぐに洗い流さなくちゃ!収穫時期には絶対手袋とゴーグルを用意しておくね。
ハバネロにつく害虫
ハバネロに害虫なんてつくのか、と疑問に思う人もいるようですがハバネロはナス科の植物です。害虫や病気が付きやすい植物でもあります。室内はともかく室外では特にアブラ虫には要注意です。アブラ虫がついているのを見かけたらすぐに歯ブラシなどでこすって駆除しましょう。またヨトウムシなども注意が必要で、葉がすべて食い荒らされてしまうこともあるので、見つけたら駆除しましょう。
葉の裏に虫の卵などが植え付けられていることがあるので要注意!。ときどき葉の裏側を見て卵があったら葉を切り取るか卵をすべてこすり落としておきます。
うどん粉病
ハバネロは乾燥するとうどん粉病が付くことがあります。水やりのし過ぎは厳禁ですが、やりすぎない程度にできるだけ乾かないように管理することが重要です。また室内で日当たりが悪く日照不足であったり、水はけが悪かったり風通しが悪くてもうどん粉病にかかる危険が増すため注意しましょう。
ハバネロ栽培の注意点
育てる難易度は高めのハバネロですが、コツをつかんでうまく育ててみましょう。育て方の最後に、支柱の必要性や摘芯、多年草であるハバネロの越冬方法などをご紹介します。せっかくなので2年目もこのまま育てたい、という人はぜひ参考にしてみてくださいね。
支柱は必要?
ハバネロの値は浅く広がるタイプです。地中深くに根を張るのであれば特に支柱などは必要ありませんが、風の強い地域などは特に実がなると、風の勢いと重みで倒れてしまうこともあります。そのため、苗を植えてある程度大きくなったら1m以上はある支柱を立てるといいでしょう。
摘芯は必要?
脇芽がどんどん出てくると通気性が悪くなり、病気が発生しやすくなります。また、重たくなって風に倒れやすくなるうえに収穫量も落ちてしまいます。脇芽が出てきたらある程度は摘んでしまう方がいいです。残った主軸に栄養がしっかり言って花も多くつき、収穫量も増えます。
越冬の方法
ハバネロは多年草です。そのため、越冬して翌年も元気に育てることができます。しかし日本の冬は寒く、耐寒性の弱いハバネロは冬を越すことができず枯れてしまいます。外で越冬させるにはハウス栽培が必須です。また室内の温かい場所に置いておくと冬を越し、春にはまた新芽を出すことができます。ただし収穫量は1年目より落ちるため、収穫が目的であるなら毎年新しい苗を植える方がいいでしょう。
ハバネロの水耕栽培
ハバネロは実は水耕栽培することもできます。しかし発芽難易度の高いハバネロを水耕栽培するのは、土で育てるよりも大変です。上級者向けだといえるでしょう。発芽させる時は水を含んだスポンジの上に種を置きます。
まとめ:ハバネロを栽培してみよう!
ハバネロはその特徴的な辛味が香辛料として有名ですが、実のカラフルな色合いやかわいらしい姿は見るだけでも楽しめます。プランターや鉢植えにして室内で観葉植物として育ててみるのも面白いのではないでしょうか。もちろん辛党の人はその実を料理や香辛料として楽しめます。興味を惹かれたらぜひ、育ててみてくださいね。
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出典:写真AC