パクチーの収穫方法
葉
葉を摘み取るときの目安ですが、パクチーの葉が伸び、草丈が20cmくらいに育ったころです。葉をちぎるときは、外葉から摘み取っていきます。葉を増やしたり、収穫時期を長くしたい方は、花を咲かせないようにするといいでしょう。こまめに花芽を摘み取ることがポイントです。
摘み方の注意点
- 葉は、少しずつ収穫していきましょう。一度に葉を摘んでしまうと、パクチー自体の元気がなくなってしまいます。
茎
パクチーは成長が早い分、葉を1枚ずつ収穫していくのは大変かもしれません。そんな時は、茎ごととる切り方をおすすめします。茎ごと収穫する場合は、下の方から順番に切り取ってあげましょう。
株
株から摘み取る場合は、大きく育てることがポイントです。ですが、株ごと収穫する場合も、パクチーの花が咲いてしまうまで大きくなると、葉が硬くなってしまいます。大きく育て、なおかつ花を咲かせないように、しっかり観察しましょう。
種
コリアンダーシードという香辛料として、種を料理に加えることができます。パクチーの花を咲かせることで、種の収穫ができます。花が咲いて、しばらくすると実ができ、放置すると茶色く変化します。その後も放置して乾燥させたら、株ごと収穫し、吊るして日陰に干します。実が完全に乾燥したら種をとって完成です。
種をそのまま料理に加えるのもいいですが、一度挽いてあげると、塩こしょう感覚で使いやすくなりますよ。
パクチーの栽培・収穫時期
収穫:春まきの場合
パクチーには、1年に2度、種まきの時期があります。3月〜4月の春先に種をまいたら、収穫時期は目安として1ヶ月〜2ヶ月後になります。収穫を目的としてたくさん葉を育てたい方は、春から栽培をはじめましょう。パクチーは気温が高い方が元気に成長するので、葉がどんどん育ちます。
収穫:秋まきの場合
パクチーは、9月〜10月の秋に種をまくこともできます。秋になると気温が高くなるので、パクチーの成長は春にまいた場合と比較すると、ゆっくりになります。秋にまいた場合も、大体は1ヶ月〜2ヶ月の間に収穫できますが、パクチーの草丈が20cmになり、葉がしっかりついたのを確認してから収穫しましょう。
パクチーの利用方法
パクチーの栽培や収穫を終えたあとは、料理に加えていきます。葉を料理に使う方法が一般的ですが、パクチーは葉のみではなく、茎と根を美味しく調理する方法があります。その調理の仕方や、パクチーの味と風味が際立つ切り方や使い方をわかりやすくご紹介します。
パクチーの切り方・使い方
葉
パクチーの葉を食べる時、茎から摘み取ったらまずはしっかりと洗い、水気を切りましょう。葉は、生で食べるのがおすすめです。パクチー独特の香りが感じられます。また、綺麗な緑色をしているので、食卓が鮮やかになりますよ。葉は小振りなので、皿に盛り付けやすいのもうれしいですね。
茎
葉をとったあとは、茎も大事にとっておきましょう。茎の調理の仕方は、細かく刻むことから始めます。荒く刻めばシャキシャキに、細かくすればペースト状になって、料理の幅が広がります。そのまま食べても美味しいですが、卵焼きやチャーハンに入れるのもおすすめです。
根
根を使うときは、泥をしっかり洗い落としましょう。パクチーの根は万能で、細かくして炒めるのもよし、丸ごと調理するのもよし、何にでも合います。火を通すと、ホクホクになるので、香りだけではなく、食感もたのしめますよ。
種
種の乾燥させると、コリアンダーシードという香辛料になりますが、パクチーが苦手な方は、まずはコリアンダーシードから挑戦してみませんか?葉や茎とは少し違う、香りがきつすぎないのが特徴です。肉や魚の下味に、ぜひ使ってみてくださいね。
まとめ
パクチーはビタミンが豊富で、病原体の抵抗力を上げてくれます。さらにデトックス効果やアンチエイジング効果もあり、美肌を保つ栄養素がたくさんあります。収穫や摘み方はとても簡単なので、ぜひ栽培してみてくださいね。
出典:写真AC