アマゾンオリーブとは
アマゾンオリーブという観葉植物をご存知でしょうか。名前にあるオリーブの仲間なのでしょうか。実はアマゾンオリーブの木は日本ではまだ流通し始めたばかりの観葉植物です。落葉が少なく、冬越しも簡単な室内インテリアに適した植物で、うねりながら成長する幹を持つ植物です。同じ形の樹はなく、贈り物としても人気があります。
基本情報
アマゾンオリーブの木は、南アジアやオーストラリアなどの熱帯や亜熱帯に自生する、フトモモ科シジギウム属の植物です。フトモモ科の植物は世界に3000種類以上あるといわれており、グァバやグローブも同じフトモモ科の仲間になります。日本では沖縄や小笠原諸島などに自生しています。
アマゾンオリーブには薬効がある
アマゾンオリーブの木は、実と種に薬効のある植物です。オーストラリアなどでは、血糖を下げる薬や胃腸薬としても使われることもあります。そのほかにも食用として使われており、現地ではさまざまな面で有用な植物です。
名前の由来
アマゾンオリーブの木が、見た目とかけ離れた名前が付けられたのはなぜでしょうか。実は「熱帯に自生するオリーブの木によく似た実をつける植物」という意味でつけられたのだといわれています。葉も細く黄緑色でオリーブの木に似ているため、葉と実の形態から「オリーブ」の名がついたのかもしれません。
アマゾンオリーブの特徴
アマゾンオリーブは、アマゾンという南国を連想させるたくましい名前でありながら、白い幹の儚気で優し気な雰囲気をもっています。また、オリーブとはついていても、オリーブの木の仲間ではありません。どちらかといえばユーカリに近く、ライトグリーンの細い葉が美しい植物です。フトモモ科であるためか、別名では「ムラサキフトモモ」と呼ばれています。
アマゾンオリーブの実と花
アマゾンオリーブの花は3月~4月に開花します。タンポポの綿毛のようにふわふわした形の不思議な花で、花が終わると実がなります。可食部分はわずかですが、実は食べることができ、時期になるとタイなどの市場に売りに出されているそうです。さらに、熟した実は布を紫色に染める染料としても使うことができます。
アマゾンオリーブの花言葉
アマゾンオリーブには「幸福」「うれしい便り」「深い関係」という花言葉があります。「幸福」や「嬉しい便り」という前向きな花言葉だけでなく、見た目も繊細で上品なため、部屋のインテリア以外にも、シンボルツリーや贈り物として人気があります。
アマゾンやオリーブの木との関係は?
上述のように、アマゾンやオリーブの木とはあまり深い関係がありません。ただし沖縄などでは防風林のように風よけとして地植えをされることもあるそうで、その生命力の高さはアマゾンというワイルドさを連想させる名前に合うかもしれません。オリーブの木とは見や葉の見た目が似ているだけで、分類上は仲間ではないという不思議な名前を付けられた植物です。
アマゾンオリーブの風水効果
アマゾンオリーブの風水効果はどうでしょうか。これは、社交運や仕事運に繋がるとされています。もともと観葉植物には空気清浄効果やリラックス効果のほかに、風水アイテムとしての需要があり、葉が丸い観葉植物にはリラックス効果が、葉がとがっているものには集中力が増す効果があるといわれます。これらの効果によって置く場所にも気を付けている方も多いのではないでしょうか。
アマゾンオリーブの効果
アマゾンオリーブの社交運や仕事運といった風水効果をねらって、書斎や玄関に置くのはいかがでしょう。育て方や手入れも簡単で、観葉植物を育てるのが苦手な方にもそれほど苦にはなりません。葉はシュッとして細長くても先の方は丸みを帯びているため、人間関係に良い影響を与えそうです。リビングに置くのもいいかもしれませんね。
アマゾンオリーブの育て方
アマゾンオリーブという植物のことが分かったら、次は育て方をご紹介します。アマゾンオリーブはその繊細な見た目に反して、もともと耐陰性と耐寒性を備えた植物ですので、初心者でも簡単に育てることができる、丈夫で逞しい植物です。ぜひ一度、試してみてください。
初心者でも育て方は簡単?
アマゾンオリーブの木は初心者でも簡単に手入れができるところが人気のひとつです。基本的に風通しが良いところであれば室内でも問題なく育ち、水を切らさなければ大きく育ちます。難しい手入れが必要なく、初心者や植物の手入れの苦手な方でも十分に育てることができます。
育て方①置き場所
特にここでないといけない、というようなことはありませんが、風通しと直射日光にはよく注意して置き場所を決めましょう。室内に置くのなら風通しが良く、直射日光の当たらない明るい日陰が望ましいです。日当たりのいいリビングなどに置く場合には、レースのカーテンを引くなどして、直射日光が当たらないようにしましょう。
日光
アマゾンオリーブは日光の好きな観葉植物です。とはいえ、耐陰性もあるため室内でも問題なく育てられます。ただし、直射日光に当たると葉焼けのリスクがあるため、気を付けましょう。室内であっても、できるだけカーテンなどで直射日光を遮るようにしてください。ただし、日照不足になると育たなくなってしまうので、完全な日陰や薄暗い場所に置くのはやめましょう。
室内で育てるならたまに外にも
室内で育てる場合には、どうしても害虫や病気が発生しやすくなるため、週に1回程度は外に出して外気に当てるといいでしょう。ただし、耐寒性があるとはいえ、外気が5度を下回るようであれば外に出すのはやめ、室内の風通しをできるだけよくしましょう。
エアコンには気を付けて!
- エアコンの風は観葉植物の葉を傷めがちです。室内に置く場合はなるべくエアコンの風が直接当たらない場所にしておきましょう!