アマゾンオリーブの増やし方
アマゾンオリーブは手入れが簡単な一方、流通量はあまり多くない希少な観葉植物です。そこで重要なのが増やし方ですが、一般的な方法である、挿し木などの増やし方が適応できるものなのでしょうか。ここではアマゾンオリーブの増やし方をご紹介します。
増やし方は挿し木が一般的
ボタニ子
アマゾンオリーブの増やし方は、実はそこまで難しくはありません。他の観葉植物同様、挿し木が一般的です。枝がよく伸びるアマゾンオリーブは剪定の機会も多いのですが、その時に切り落とした枝を使って挿し木をします。剪定時にはたくさんの切り落とした枝があるため、挿し木が初めてで心配という方でも、どんどんこの増やし方に挑戦できます。
挿し木の方法
挿し木の方法は、まず10センチ以上の深さのある鉢を用意します。土をしっかり入れて、真ん中に穴をあけ、カットした枝をさすというだけです。挿し木にする枝は、新芽ではない硬い葉が1枚~2枚付いているものにしましょう。枝をさす前に、土に触れる部分には発根材を付けるのがおすすめです。早く根が出るようになるからです。
挿し木の手入れ
挿し木をした後にはしっかりと水をあげましょう。熱帯の植物であるため、挿し木をした後の基本的な管理は高温多湿です。根が出るための理想的な温度は30度前後になるため、挿し木の時期は初夏がおすすめです。
一般的な増やし方は挿し木ですが、まだ流通量の少ないアマゾンオリーブでは種まきや株分けでの増やし方はあまりされてはいないようです。もし挑戦してみたら、案外うまくいくかもしれないですね。
手入れのポイント
陽の光の当たると美しい繊細な見た目のアマゾンオリーブは、手入れや増やし方、冬越しも簡単で初心者向けの観葉植物です。しかし、初心者だからこそ失敗してしまうこともあるのではないでしょうか。ここでは、そんなありがちな失敗をまとめてみました。
初心者が失敗しやすいポイント①
失敗しがちなポイント、それはエアコンや扇風機です。特に真夏の涼風は欠かせないものではありますが、アマゾンオリーブに直接風が当たると葉が痛んでしまいます。もちろん、風通しを良くするため、と扇風機を付けていても直接風が当たれば同様に悪影響となります。さらに冬越しの際、室内に移動したときの暖房にも注意が必要です。風の流れには気を付けましょう。
初心者が失敗しやすいポイント②
アマゾンオリーブは病気に比較的強く、そこまで気にする必要はありません。ただし風通しが悪くなるとカイガラムシなどの害虫のリスクが高くなります。また、カイガラムシは日当たりが悪くても発生するため、週に1回外気に当てるか、常に明るい日陰に置くようにしましょう。耐陰性があるからと言って薄暗い場所に置き続けないことが大事です。また、肥料も有機肥料などは害虫が発生しやすくなるため、気を付けましょう。
乾燥するとハダニが発生
葉が乾燥し、長く乾燥が続くとハダニが発生する恐れがあります。特に乾燥しがちな夏場や暖房のある室内に移動する冬越しの時期などは、霧吹きなどで葉水をあげて部屋の湿度を上げるようにしましょう。
まとめ
アマゾンオリーブは、初心者でも比較的簡単に育てることができ、冬越しも難しくない育てやすい観葉植物です。見た目もすっきりとしていて美しく、落葉も少ないので贈り物にも最適です。これから観葉植物を育てたいという方は、ぜひ一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
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増やし方が簡単なのはわかるけど、初めてだし挿し木の増やし方に失敗したらどうしよう。