ガーベラの育て方!植え替え方法や冬越し・増やし方などをご紹介!

ガーベラの育て方!植え替え方法や冬越し・増やし方などをご紹介!

ガーベラは園芸品種が多く、カラフルでかわいい花を咲かせることが魅力の植物ですよね。育て方も比較的簡単で初心者にも育てやすい点からも人気です、そんなガーベラの開花時期や育て方、鉢植えと、庭植えなどの地植えの場合の管理などもご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ガーベラの育て方の前にまず基礎知識
  2. 2.ガーベラの育て方①植え付け
  3. 3.ガーベラの育て方②管理方法
  4. 4.ガーベラの育て方③植替え方法
  5. 5.ガーベラの育て方④増やし方
  6. 6.ガーベラを冬越しさせるための育て方
  7. 7.まとめ

ガーベラの育て方の前にまず基礎知識

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ガーベラはいろいろな色や咲き方がとてもかわいく、切り花としても人気ですよね。開花時期も大きく分けて春と秋の2度ありますし、条件が整えば次々に咲くので、長い期間花を楽しむことができます。鉢植えはもちろん、庭植えなど地植えにも適していて、寒冷地以外では管理も簡単ですので、庭に彩を添えてくれる植物になります。開花時期や増やし方、冬越しの方法などを紹介しますので、上手に管理してガーベラの魅力を堪能しましょう。

ガーベラの特徴と種類

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ガーベラは生花店などで、通年切り花が販売されているくらい季節に関わらず見ることのできる花ですよね。キク科の多年草で、鉢植えなど上手く管理すれば長い期間花を楽しむことができます。育て方のコツをつかんでしまえば、比較的簡単に管理することができるのも人気の秘密で、一般的な一重咲きをはじめ、八重咲き、スパイダー咲き、カール咲き、変わり咲きと5つの種類があります。また、ガーデニングしやすいように改良された宿根ガーベラもあります。

ガーベラの開花時期

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ガーベラの開花時期は2度あり、3月から5月と9月から11月の気温が20度前後の安定している時期になります。1年に開花時期が2度あるのもうれしいですが、きちんと管理すれば次々に咲きますし、冬越しも比較的簡単なため、翌年以降も花を咲かせてくれることが一番の魅力かもしれません。開花時期になっても花が咲かない場合は、適温に大きく外れているか、日照や肥料が不足している可能性がありますので、管理方法を見直してみましょう。

ガーベラの育て方①植え付け

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ガーベラの育て方はコツをつかめば比較的簡単なため、初心者でも管理しやすくガーデニングを始めるきっかけとして選ばれることも多い花です。しかし、いくら簡単とは言っても、管理の仕方を間違えるとすぐに枯れてしまう印象も強く、日々の観察が一番重要になってきます。かわいい花を咲かせますが、花を多く楽しむためには、肥料と日光が欠かせません。ここではガーベラの選び方から、普段の管理の方法をご紹介します。

苗の選び方

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苗は3月半ばから5月ごろと、9月半ばから10月ごろに多く出回ります。葉が多く、黄ばんだり傷んだりしていないものを選びましょう。つぼみが多くついているものも花付きがよい証拠ですので選ぶときの基準にします。また、ガーベラは虫がつきやすい植物でもありますので、最初からついているようなものは避けるように、葉の裏側などもよくチェックするとよいでしょう。

植え付けに適した時期

ガーベラの植え付けは、苗が出回るのと同じ時期の3月半ばから5月、9月半ばから10月ごろが適しています。この時期は気温が20度から25度と安定しているのがポイントになりますが、最近はこの時期でも予想外に寒かったり暑かったりするので、気温を目安に日を選ぶとよいでしょう。苗を購入してから、なるべく早く植え付けるのがよいので、植え付けが可能な時期を見計らって苗を購入するようにすると安心です。

土づくり

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ガーベラを育てる場合の土は、鉢植えの場合は市販の草花用培養土で大丈夫ですが、自分でブレンドする場合は、赤玉土5:腐葉土3:パーライト2の割合で混ぜ、さらに緩効性肥料と苦土石灰を加えるようにします。庭植えの場合は、パーライトを混ぜ、水はけがよくなるように工夫しましょう。ガーベラは肥料が切れると花付きが悪くなりますので、鉢植えでも地植えでも、追肥は定期的に行う必要があります。

植え付けの手順

出典:写真AC

苗や土の準備ができたら植え付けましょう。寒冷地以外の場合は管理も簡単ですので、しっかり陽が当たる場所があるなら庭植えなど地植えをおすすめします。庭がないなどの場合は、鉢植えでも十分に管理可能です。屋内の日当たりのよい場所などを選んで育ててみましょう。

鉢植えの場合

鉢に鉢底ネット、鉢底石、培養土を3分の1ほどの高さまで入れておきます。ポットからガーベラを取り出し鉢の中央に置きます。その周りを埋めるように土をかぶせていきます。ポットから出し、植え付けるまでの作業は、ガーベラの根を傷つけないように気をつけて、丁寧に行ってください。水をたっぷり与えた後は、日当たりのよい場所において管理しましょう。プランターなどにいくつか一緒に植える場合は、30cmほど間隔をあけるようにしましょう。

庭植えの場合

庭植えなど地植えする場合は、水はけのよい構成の土に改良した上で元肥をしておきます。植え付ける部分に穴を掘り、鉢植え同様に根を傷つけないよう気を付けながら、苗をポットから出し、植えていきます。水はけをよくするためには、苗の部分が盛り上がるようなイメージで少し高く植えるとよいです。苗同士の感覚は30cmを目安に離しましょう。植えつけた後はたっぷりと水やりをして、苗と土がなじむようにしておきましょう。

ガーベラの育て方②管理方法

出典:写真AC 

ガーベラは日当たりがよい場所を好みますので、鉢植えでも半日以上、日が当たる場所で管理しましょう。日当たりが足りない場合、つぼみが付きにくく、逆に葉がどんどん茂るようになります。風通しと水はけのよい場所で管理することが重要で、適温は10度~20度程度です。これを踏まえて、ガーベラの管理方法を確認してみましょう。

水やりの仕方とタイミング

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鉢植えの場合は、土の表面が乾いたタイミングで水をたっぷり与えます。土がまだ湿った状態で水やりをしてしまうと、すぐに根腐れを起こしてしまいます。また、水切れにも弱く、すぐにしおれてしまうので、土の表面が乾いた状態を見極めて、あふれるくらいたっぷり与えるようにしましょう。時間は午前中の早い時間がよいです。地植えの場合は基本的に水やりは不要ですが、雨が降らず土が乾いているときは、苗の様子を見ながら与えるようにします。

肥料の与え方

ガーベラは植え付けの際にきちんと元肥をしておく必要があると同時に、定期的に肥料を与えなければ花の咲き方に影響します。鉢植えの場合は、液体肥料を2週間に1度程度の間隔で与え、地植えの場合は化成肥料を春と秋にまきましょう。置き肥でも大丈夫ですが、根や茎に直接触れないように気を付けておくようにすることが大切です。あまりつぼみがつかないと感じる場合は、肥料切れを起こしている可能性もありますので、定期的に行うことがベストです。

ガーベラの病気や害虫対策

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ガーベラは梅雨時を中心に病気や害虫被害を受けやすくなります。特に庭植えや地植えの場合は、鉢植えに比べて発生しやすいので、特に注意してマメに観察していく必要があります。大体は目に見える被害になりますので、日々注意していれば必ず気付くことができます。

ガーベラのかかりやすい病気と対策

ガーベラは梅雨時になると、葉や茎に粉をまぶしたように胞子に覆われる「うどんこ病」や、花弁やつぼみに褐色の斑点(カビ)が発生する「灰色かび病」にかかることがあります。防ぐためには花柄や枯れた葉は早めに取り除き、風通しのよい状態に保つことが重要になります。また、見た目でもわかりますので、見つけたら専用の農薬を使用するようにしましょう。進行してしまうと、発生した部位の回復は難しくなりますので、切り取るなどして拡大を防ぐ必要も出てきます。

ガーベラに発生しやすい害虫と対策

ガーベラには「ハダニ」や「アブラムシ」「コナジラミ」などが付きやすいです。みんな小さな虫で、葉の裏などにつき、植物の養分を吸ってしまうため、放っておくと植物自体が弱り、最悪枯れてしまうことになります。数が少ないうちは、粘着の比較的弱い紙製のガムテープなどで直接取り除くようにしますが、数が増えてしまった場合は、専用の薬剤を使用することをおすすめします。とくにコナジラミの場合、繁殖が早く、卵と蛹には薬が効きませんので、何度も散布し、完全に駆除するようにしましょう。

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ガーベラの育て方③植替え方法

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