サンダーソニアの育て方!気になる開花後の管理方法などを詳しく解説

サンダーソニアの育て方!気になる開花後の管理方法などを詳しく解説

サンダーソニアは、提灯のような花姿が特徴的です。育て方は、栽培方法を知れば特に手がかかりません。栽培期間が短いため病気に強く、害虫に注意すれば栽培しやすい植物です。支柱の設置や開花後の球根の管理の仕方などを含め、サンダーソニアの育て方についてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.サンダーソニアはどんな花?
  2. 2.サンダーソニアの品種
  3. 3.サンダーソニアの名前の由来と花言葉
  4. 4.サンダーソニアの育て方(準備)
  5. 5.サンダーソニアの育て方(実践)
  6. 6.サンダーソニアの開花後の管理
  7. 7.サンダーソニアの増やし方
  8. 8.サンダーソニアの越冬方法
  9. 9.まとめ

サンダーソニアはどんな花?

サンダーソニアは、とても個性的で提灯のような花の形をしています。鮮やかなオレンジと黄色の花が、とても細い茎の部分にぶら下がって咲きます。その花姿には趣があり、一輪挿しにしても映えるほど上品なため、人気の高い切り花です。また、開花後はドライフラワーにしても楽しめます。特徴と合わせて、サンダーソニアの育て方についてご紹介します。

サンダーソニアの基本情報

科・属 イヌサフラン科サンダーソニア属
学名 Sandersonia aurantiaca
和名 サンダーソニア
別名 クリスマスベル、チャイニーズランタンリリー
形態 多年草
原産地 南アフリカ
草丈 50~70cm
開花期 6月~7月
花色 オレンジ、黄色
耐寒性 やや弱い
耐暑性 やや弱い

特徴

サンダーソニア属は1種のみ

サンダーソニアはイヌサフラン科ですが、ユリ科で分類されることもあります。 また、サンダーソニア属の植物は、サンダーソニア・オーランティアカ(Sandersonia aurantiaca)の1種のみで、とても珍しい類型です。

原産地は南アフリカ

Photo byTeeFarm

原産地は南アフリカです。南アフリカの中でも、トランスバール南東からスワジランド、ナタール、ケープ東部の地域で見られます。また、これらの地域では、岩場や明るい森林で生息しています。

提灯のような花

サンダーソニアは、小さな提灯のような花を、細い茎にたくさん吊り下げて咲きます。花姿はスズランに似ていますが、スズランよりも大きいです。また、オレンジ色の花は、緑色の葉とコントラストに美しく映えます。

開花時期

とても成長が早い球根植物で、適温の環境で植え付けると約40日で開花します。3月下旬~5月までに植え付け栽培すると、6月~7月に開花します。茎に付いている1つの花の寿命が、だいたい1週間くらいです。下から上へ時間差で咲き進んでいくため、一株全体では1ヶ月ほど咲き続けます。

開花時期が調整できる

Photo by peganum

サンダーソニアの切り花は、ほぼ1年を通して手にいれることができます。なぜ、通年入手できるかというと、植え付け時期や、冷蔵で温度調整をすることで、開花時期をずらし栽培しているからです。

球根には毒がある

サンダーソニアの球根は、コルヒチンという毒を含んでいます。誤って食べてしまうと、下痢や嘔吐など中毒を起こしますので注意してください。

高嶺の花から身近な花へ

日本は、1959年にアメリカからサンダーソニアを輸入しました。1960年代半ば頃、球根1球の価格はカタログ販売で約1,000円もしました。当時の物価からみると、この値段はとても高く、高嶺の花と受け取れるでしょう。その後、ニュージーランドで研究が進み、短期間で花が咲く球根に改良されました。それが輸入されるようになると価格も安くなり、高嶺の花から、いつでも入手できる身近な植物になったのです。

ボタニ子

ボタニ子

次のページでは、サンダーソニアの品種、名前に関するお話、育てるための準備について触れていきます。

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サンダーソニアの品種

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