ヒューケラはどんな花?
ヒューケラは葉色が多彩です。また、一年中葉をつけているため、カラーリーフプランツとして他の植物との相性もよく、寄せ植えなどに使われています。日陰でも育ちグランドカバーとしても利用でき、ガーデニングにぴったりな植物です。これからヒューケラの育て方や寄せ植えについてご紹介します。
基本情報
学名 | Heuchera sanguinea |
科名 | ユキノシタ科 |
属名 | ツボサンゴ属(ヒューケラ属) |
英名 | coralbells |
和名 | ツボサンゴ(壷珊瑚) |
分類 | 草花 |
形態 | 多年草 |
原産地 | 北アメリカ、メキシコ北部 |
草丈 | 20cm~80cm(開花時) |
開花期 | 5月~7月中旬 |
花色 | 赤、白、ピンク、緑 |
耐暑性 | 普通 |
耐寒性 | 強い |
学名はドイツの医学者から
学名の「Heuchera」は、ドイツの医学者ヨハン・ハインリッヒ・フォン・ホイハー(Heucher)が由来です。正しい読みはドイツ語の「ホイヘラ」ですが、英語読みの「ヒューケラ」で広く通っています。
ツボサンゴについて
ヒューケラの和名は「ツボサンゴ」です。ヒューケラが日本に伝わったときに、色合いや株の形がサンゴに似ていることから名付けられました。本来のツボサンゴは「ヒューケラ・サンギネア」に対してですが、近年では交配種や園芸品種などのヒューケラもツボサンゴとして認識されています。
葉色が豊富
ヒューケラの葉は、直径3cm~10cmほどで薄く丸みを帯びています。葉色は赤系、オレンジ系、黄系、緑系、紫系、黒系とカラーが豊富で、斑入りのものを含めると70種類ほどあります。
小花の群れ
ヒューケラは、花茎に釣鐘型の小花がたくさん咲きます。また、約1ヵ月ほど咲き続けるほど、花もちがよい植物です。
ヒューケラの花言葉
ヒューケラの花言葉は、「恋心」「辛抱強さ」「繊細な思い」「きらめき」です。「恋心」は、日陰でひっそりと小さな花を咲かせる姿が花言葉の由来です。「辛抱強さ」は、日陰でもしっかりと根をはり育つ様子から花言葉が付けられました。「繊細な思い」の花言葉は、可愛らしい小花を咲かせることからです。「きらめき」は、葉の色鮮やかさから花言葉が付けられました。
ヒューケラの育て方
ヒューケラは、花だけではなくカラーリーフとして楽しむことができる植物です。日陰に強いため、シェードガーデンとして利用され園芸店やホームセンターで人気があります。また、寄せ植えやグランドカバーに向いています。
育て方①場所
ヒューケラは耐寒性に強いので、日陰でも育ちます。しかし、日光が足りないと、花つきが悪くなります。そのため、花が咲き鮮やかな葉色になるように半日陰の場所を選びましょう。また、葉が淡色系や斑入りの品種は、夏の直射日光による葉焼けに注意が必要です。
ボタニ子
次は「育て方②用土」について紹介します!