アサガオの育て方③種まき後の管理
アサガオの育苗時期
種まきから発芽するまでの間、鉢やプランターは日陰で風通しの良い場所で管理し、水やりは土の表面が乾いたら行います。平均して4~5日で発芽するので、その後は日あたりのよい場所に移します。双葉が出たら、生育のよい苗を残すよう間引きをします。そして、本葉が生え始めたら、週に1度は希釈倍率に薄めた液肥を与えましょう。
アサガオの定植時期
本葉が3、4枚出たら、育てたい株の数にあう鉢やプランターを用意し定植します。鉢であれば直径18センチ以上、プランターは4つの苗が一つに収まる幅、奥行きの内径が18センチ以上のものに定植します。苗を植える時は20センチ間隔にして、市販されているアサガオ用の支柱を立てます。
アサガオのつるの巻き方
- アサガオのつるは巻き方の方向がきまっています。のび出してきたつるの巻き方は鉢の上から見た時に、反時計回り(左巻き)になるように支柱に巻き付けます。
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アサガオの生育時期
アサガオの水やり
早朝や日の落ちる時間帯に、土の表面が乾いていたら水やりをしてください。日中の暑い時間帯に与えるとプランターの温度が上がり、葉枯れの原因になるで避けましょう。また、真夏は土の乾燥が早いので、朝晩の2回水やりをしましょう。アサガオは夜間につるやつぼみが成長するので、夕方の水やりは大切です。
アサガオの摘心を切る(芽かき)
アサガオの本葉が8枚~10枚まで育ったら、伸びたつるの先の芽を切ってください。また、小さなつるも生え伸びてくるので切っておきましょう。そうしておくことで大輪の花を咲かすことができます。
アサガオの追肥
つぼみがつかなくなったり、葉がしおれるなど元気がなくなったときは栄養が足りていないサインです。週に1度は希釈倍率に薄めた液肥を与えましょう。忘れがちであれば、固形肥料を根元から少し離れた土の上に置いておきましょう。
咲いた後の花がら摘み
花が終わった枯れた花がらは摘み取っておきます。来年も栽培したい場合は種を取る分は残して、それ以外は摘みとっておきましょう。そうしておくことで、これから咲くつぼみに栄養が行き渡ります。また、枯れたままつけておくより、摘みとったほうが見た目もきれいです。
アサガオの種の収穫
種は殻が茶色くなったものから収穫します。採取できる時期になると、種は乾燥して殻からはじき飛んでしまいます。飛び散らないようにビニール袋などで実を包み、茎ごとカットして丸ごと収穫しましょう。未熟な種が混ざってしまった場合は、キッチンペーパーなどによけて陰干しでしっかりと乾燥させましょう。
種の保管方法
- 乾燥した実から種を取り出し、キッチンペーパーなどの上で1~2ヶ月ほど乾燥させましょう。
- 常温で湿気のない場所で乾燥させます。※風で吹き飛ばされないように気をつけましょう。
- 充分に乾燥させたら、密封できるビニール袋などに入れて、冷蔵庫で春まで保管しましょう。
宿根アサガオをグリーンカーテンにする方法
アサガオは一年草が主流ですが、種をつけない宿根アサガオもあります。ヒルガオ科サツマイモ属なので、サツマイモの葉に似た丸みのあるハート型の葉をしています。関東から西日本では枯れても越冬をして次の年には目を出します。その他地域では枯れて終わる一年草です。草丈が10m以上になるので、グリーンカーテンに向いています。
必要なものをそろえて準備する
必要なもの①宿根アサガオの苗
宿根アサガオはケープタウンブルー、琉球朝顔(ノアサガオ)、オーシャンブルーなどの名前で市場にでています。一年草の朝顔は種から育てますが、宿根の朝顔は苗から育てます。そして、1年目はなかなか花が咲かず、株がある程度育つ2年目の暑さがおちつく頃に咲きます。冬に完全に枯れてしまっても、春には再び芽吹いてきます。
必要なもの②プランターまたは鉢
育てる場所や植えるアサガオの種類によってサイズは変わりますが、用土ができるだけ多く入る容量のものがよいです。根をしっかり張らせるため、野菜用の深めのものを用意しましょう。
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必要なもの③ネットと支柱
アサガオが成長してくると花や葉で重くなり、台風に遭遇した時に強風でネットが外れて、せっかく育てたアサガオごと飛ばされてしまったり、近隣に迷惑をかけるなど思わぬトラブルにつながることも考えられるので、支柱をしっかりと設置しネットを固定することが大切です。
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宿根アサガオの育て方
植える株間 | 20cm |
植える時期 | 5月上旬~6月下旬 |
開花時期 | 8月中旬~11月(1年目は咲きにくい) |
栽培環境 | 日当たりがよく、風通しのよい場所 |
植える時は土がついたままの苗が入る大きさの穴を掘り、そこに苗を入れ根元まで土をかぶせ、すきまにも土を入れましょう。定植後はたっぷりと水やりをします。
育て方①施肥と追肥
元肥は緩効性肥料を用土に混ぜます。日よけにする葉をしげらせるために、窒素肥料を使うとよく育ちます。追肥は生育期の6月~11月に液肥を週1回与えます。
育て方②摘心とつるの誘引
上手にグリーンカーテンを作るためには、わき芽を出させ生育させ多くの葉をしげらせることです。そのためには摘心と誘引が大切になります。葉が5〜6枚になったころに伸びたつるの先端を切って摘芯することで、摘芯したところのすぐ下から、わき芽が伸びつる(子づる)となり増えるのです。また、伸びたつるを誘引することでほかのつると絡み合うことを防ぎます。
手順などは、以下のリンクも参考にしてみてください。
育て方①花がら摘み
わき芽が増えつるがたくさんできれば、花もたくさん咲かせることができます。すると花がらも沢山でるのでこまめに摘んでいきましょう。花がらは病気発生の原因になるのでこまめに摘むことが大切です。
アサガオの育て方のまとめ
アサガオの種まきはいつが適期なのか、種まきのコツ、つるの巻き方などをご紹介しました。アサガオは観賞用として楽しむだけでなく、暑さ対策のグリーンカーテンとしても栽培できます。一年草なら種を採り次の季節も栽培できますし、グリーンカーテンに宿根アサガオ使えば、冬越しをさせることで次の夏も快適に暮らせます。ぜひ、育ててみてくださいね。
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出典:写真AC