サンブリテニア・スカーレットの育て方!綺麗な赤を咲かせる管理方法とは?

サンブリテニア・スカーレットの育て方!綺麗な赤を咲かせる管理方法とは?

眼にまぶしいほどの可愛い赤い花が、お庭に華やかに映えます。サンブリテニアは、春から晩秋まで花を咲かせ楽しませてくれ、ガーデニングにはおすすめです。新品種のサンブリテニアは、暑さに強く綺麗な赤い花が夏のお庭を彩ります。そんなサンブリテニアの育て方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.サンブリテニア・スカーレットはどんな花?
  2. 2.サンブリテニア・スカーレットの育て方(概要)
  3. 3.サンブリテニア・スカーレットの植え方
  4. 4.サンブリテニア・スカーレットの植え替え
  5. 5.サンブリテニア・スカーレットの水やり・肥料
  6. 6.サンブリテニア・スカーレットの手入れ方法(摘心・切り戻し)
  7. 7.サンブリテニア・スカーレットの病害虫対策
  8. 8.サンブリテニア・スカーレットの冬越し
  9. 9.サンブリテニア・スカーレットの寄せ植え
  10. 10.まとめ

サンブリテニア・スカーレットはどんな花?

春から晩秋にかけて、サンブリテリニア・スカーレットは、眼にも鮮やかな赤い花を咲かせます。花の色には、真っ赤なサンブリテニア・スカーレットの他に、サンブリテニア・パープルディーバ(紫)、サンブリテニア・ピンクプリマ(ピンク)など色々な色があります。どれも同じく日頃の手入れをこまめにしてあげると、綺麗な花をたくさん咲かせてくれます。

花の特徴

この花の原産国は南アフリカで、ゴマノハグサ科の多年草です。草丈は、40cmほどですが、横に広がる大きさも40~50cmほどになります。花が咲く期間は、5月頃から10月頃までと長く楽しめます。また、花の大きさは、2.5~3cmくらいと大きく、花びらは、5枚で、漏斗状の花が咲きます。日本市場では、2011年から出回り始めた新品種です。

花言葉

〝純愛″・〝小さな強さ″・〝秘められた情熱″・〝印象的″などが挙げられます。

サンブリテニア・スカーレットの育て方(概要)

育て方の基本は、水はけがよく、日当たりの良い場所で育てることです。サンブリテニア・スカレットは多年草なのですが、寒さには弱く、花の大きさは、環境によって小さくなったり、花が咲かなかったりすることがあります。また、冬場は寒さに負けて枯れてしまう場合もありますので、冬越しさせるためには、入念な管理が必要でしょう。

サンブリテニア・スカーレットの育て方のポイント

  • 日当たりの良い場所で管理する
  • 市販の培養土に赤玉土を混ぜ合わせ、水はけの良い土に植える
  • 水やりの方法に注意する(季節によって与え方を変える)
  • 生育期には肥料を十分に与える
  • 冬の寒さや霜に注意する
  • 害虫に注意をはらい、駆除する

サンブリテニア・スカーレットの植え方

サンブリテニア・スカーレットは鉢植えも、地植えも、ハンギングにしても楽しめます。

鉢植えの場合

鉢植えにする場合には、土は一般的に売られている培養土に赤玉土(小粒)を2割くらい混ぜ、土の水はけを良くして植えるようにしましょう。

地植えの場合

また、地植えでの育て方は、日当たりが良く風通しの良い場所に植えることが大切です。また、なるべく水はけの良い場所を選んで植えるようにしましょう。日当たりを好む植物です。日当たりが悪いと花が付きにくくなる場合がありますので、なるべく日当たりの良いところに植えて管理する必要があります。

サンブリテニア・スカーレットの植え替え

植え替え

ポット苗から鉢に植え替えるには、鉢の大きさは株より少し大きめの鉢を選んで植え替えてするようにします。6号鉢に1株くらいの大きさで、株が大きくなるのに合わせて徐々に鉢を大きくして植え替えていくようにしましょう。最初から大きな鉢に植え替えると、冬、土の中の水分が蒸発しにくくなり,根腐れを起こす原因になりかねません。植え替えの適期は春です。

鉢への植え方

植え方は、①鉢の底の穴の部分に網を敷き、②その上から鉢底石を敷き入れ、③その上に培養土に赤玉土(小玉)を混ぜた用土を入れ、④鉢の中央に株を置き、⑤隙間に用土を隙間なく詰めて、植え替えが完了です。そして、日当たりの良い場所で管理し、たっぷり水やりをしてください。この際、受け皿の水は忘れずに捨てるようにしましょう。

サンブリテニア・スカーレットの水やり・肥料

サンブリテニア・スカーレットへの水やり

水やりは、基本、春や秋は1日1回ですが、乾燥する夏場には朝夕1日2回の水やりをするようにします。水やりは真昼は避けて(あまり暑い時間帯に水を与えると根を傷める場合があります)朝夕の涼しいうちに与えるようにしましょう。また、水を与える場合、上から水をかけるのではなく、株を持ち上げ気味にして、土に水を与えるようにします。そうすれば葉が群れることなく、根から水を吸わせることができます。鉢植えに水を与える場合には、たっぷりと与えた後、根腐れの原因になりますので、受け皿の水はしっかり捨てるようにしましょう。

サンブリテニア・スカーレットへの肥料

肥料は基本1ヶ月に1回ゆっくりした効き目の固形肥料を与えます。また、花が咲く生育期には、週に1回くらい液体肥料を与えるようにしましょう。肥料が切れると花が咲きにくい場合がありますので、肥料切れにならないように注意します。(ただし、真夏の肥料は控えるようにしましょう。)

サンブリテニア・スカーレットの手入れ方法(摘心・切り戻し)

サンブリテニア・スカーレットの《摘心》

より沢山の花を咲かせる植え方や、より株を大きくするための植え方として、芽の先端を摘み取る摘心を行います。先端の芽を摘むと、その下の節にある脇芽が伸び、花芽が伸びて枝数が増えます。花の草丈が低くなると共にボリュームが増え、花もたくさん咲きます。

サンブリテニア・スカーレットの《切り戻し》

枝が折れやすいので、もし折れてしまったらその個所を切り戻し(枝を短く切り植物の形を整える)、脇芽の成長を促しましょう。

サンブリテニア・スカーレットの花が咲き終わったら

咲き終わった花柄はこまめに摘み取るようにしましょう。サンブリテニア・スカーレットは、多年草であるものの、冬の寒さには弱く、通常は冬越しが難しい花です。

サンブリテニア・スカーレットの病害虫対策

サンブリテニア・スカーレットを綺麗な赤に仕立てるためには、病害虫対策など、こまめな手入れも大切です。ここまで紹介してきましたように、日当たりが良く、風通しが良い場所で管理することで病気の発生を防ぐには大切となります。

サンブリテニア・スカーレットの《かかる病害虫》

青虫

8月~10月にかけて青虫がつく病害がありますので、定期的に殺虫剤を散布し、病害を予防するのがよいでしょう。もし大きくなった幼虫を見つけたら、直ちに捕まえて取るようにします。青虫の病害を予防するためにも、肥料は適切な量を与えることが大切です。肥料を与え過ぎると青虫に産卵されやすくなります。

アブラムシ

他の病害として、アブラムシが付くことがあげられます。アブラムシは植物の栄養を吸い取り、最悪植物を枯れさせてしまいます。

アブラムシの病害を取り除くためには、アブラムシの病害を受けているところを歯ブラシなどでこすり落とすか、ガムテープなどでアブラムシをくっつけて退治します。また、薬剤を散布するものよいでしょう。特に、アブラムシの病害を予防したければ、苗を植え付ける前に粒材タイプの殺虫剤を土に蒔いておくのが効果的です。

灰色カビ病

湿気が多すぎると灰色カビ病にかかりやすくなります。灰色カビ病は繁殖力が大きく、被害が大きくなりますので、腐った部分を取り除き、枯れている部分にもカビが付いていますので取り除きます。取り除いた後は、できれば殺菌剤を散布するようしましょう。病害を受けないためには、水の与え過ぎに気を付けて、株の風通しを良くすることが大切です。

サンブリテニア・スカーレットの冬越し

サンブリテニアは暑さには強いですが、寒さには弱いので、枯らさないためにも霜などには気を付ける必要があります。寒い冬を乗り切り冬越しを成功させるためには、なるべく寒さに当たらないように、室内に取り込むかまたは、軒下など霜が当たらないように管理するのも手でしょう。具体的には、気温が10℃以上に保てる場所で管理すれば、冬越しできる可能性が高くなるでしょう。また、水やりを控えることによって、耐寒温度が下がるので、冬越ししやすくなります。

冬越し中の水やり

水やりにも注意が必要です。冬場は気温も低く土が乾きにくくなっていますし、活動が鈍くなり、水の吸い上げがかなり少なくなります。土が湿っていると凍ったり、霜が降りやすくなったりしますので、冬越し中の育て方として、水やりは、土が乾いて2~3日経ってから与えるようにします。

サンブリテニア・スカーレットの寄せ植え

サンブリテニア・スカーレットの花を使って寄せ植えにすると、可愛い寄せ植えが出来ます。花の色が鮮やかな赤い色なので、白、黄、ブルー等あらゆる花の色に合わせることが出来ます。真っ白なダイヤモンドスターなどと合わせても、可憐な可愛い寄せ植えが出来ます。

まとめ

真夏のお庭は、花が少なくなりさみしくなりますが、サンブリテニア・スカーレットは、真夏の暑さにも強いので、真夏の太陽を浴び、お庭に夏らしい華やかさをもたらせてくれます。最近徐々に流通してきた新品種ですが、夏のガーデニングにはおすすめです。

姫りんご321
ライター

姫りんご321

よろしくお願いいたします。

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