都忘れ(ミヤコワスレ)とは?花言葉や開花時期などの特徴を紹介!

都忘れ(ミヤコワスレ)とは?花言葉や開花時期などの特徴を紹介!

日本で古くから親しまれてきた植物、都忘れ(ミヤコワスレ)は、興味深い花言葉をもちます。その花言葉とその背景のストーリーをまとめました。その他、都忘れ(ミヤコワスレ)の開花時期、数多くの名前、園芸種として改良された愛らしい花などの特徴を解説します。

記事の目次

  1. 1.都忘れ(ミヤコワスレ)とは?
  2. 2.都忘れ(ミヤコワスレ)の開花時期などの特徴
  3. 3.都忘れ(ミヤコワスレ)の花言葉
  4. 4.都忘れ(ミヤコワスレ)の名前の由来
  5. 5.まとめ

都忘れ(ミヤコワスレ)とは?

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

ミヤコワスレは、日本が原産のキク科ミヤマヨメナ(ジムナスター)属の植物です。常緑の耐寒多年草ですので、寒さには強く、1年中青々とした葉を茂らせています。都忘れの花は、直径3cmほどの小さなもの。花の中央は黄色で、周囲の花弁は紫、白、ピンク、赤、青などです。

園芸でも愛されるミヤコワスレ

ミヤコワスレは、日本固有の園芸種で鉢植えや切り花にもよく使われているので、日本では、古くから親しまれてきた植物です。野生種「ミヤマヨメナ」から選抜交配された園芸種で、江戸時代から木陰にはえる下草として、また茶事に飾る花として親しまれてきました。

江戸時代から親しまれるミヤコワスレ

出典:BOTANICA

ミヤコワスレは、江戸時代から品種改良が活発に行われてきたため、複数の品種が存在し、花の大きさや草丈などが異なるものがあります。くせがなく誰からも愛される姿なので、日本にいれば1度は目にしたことがあるというほど一般的な花です。多くの歌のタイトルにもなっているほどです。

都忘れ(ミヤコワスレ)の開花時期などの特徴

出典:写真AC

ミヤコワスレの分布

ミヤコワスレは、本州から、四国、九州など、日本の山地に広くに分布しています。木陰や木の下にも咲きます。日陰や寒さに強いことから、強く美しい花として古くから日本人に愛されてきましたが、暑さには、少々弱いという特徴もあります。

ミヤコワスレの草丈

ミヤコワスレの草丈(高さ)は、平均すると20~30cmですが、普通のものより草丈が低く育つように改良された矮性品種(わいせいひんしゅ)で15cm程度です。70cmほどになる高性品種もあります。矮性品種(わいせいひんしゅ)は鉢植えに、高性品種は切り花に適しています。

ミヤコワスレの開花時期

ミヤコワスレの花が咲くのは、春から初夏(4月~6月頃)にかけてです。枝分かれした枝の先に3~4cm花径の美しい花を咲かせます。花の色は濃紫、淡青、紫紅、淡紅、白など、色の数や濃淡が豊富で、中心の黄色とのコントラストが美しく映えます。花持ちは2~5日程度であり、切り花として使用します。

都忘れ(ミヤコワスレ)の花言葉

出典:BOTANICA

ミヤコワスレの花言葉は、数多くあります。「別れ」「また会う日まで」「しばしの憩い」「短い恋」「忘れ得ぬ人」「穏やかさ」「憂いを忘れる」「別離の悲哀」「強い意志」「別れ」「ひとときの憩い」「短い別れ」など。別れにまつわる言葉ばかりが並びます。

ミヤコワスレの花言葉の由来

ミヤコワスレの花言葉は、別れを連想させるものばかりです。なぜミヤコワスレにはこんなネガティブとも感じられる花言葉が与えられたのでしょうか?ミヤコワスレの花言葉の背後には、遠い昔の「順徳天皇の島流し」のストーリーがありました。

順徳上皇の島流しの物語とミヤコワスレの花

ミヤコワスレの花言葉の由来となったストーリーをご紹介します。承久の乱(1221年)で、順徳天皇が鎌倉幕府を攻め討ち、佐渡ヶ島に22年間に渡って流されました。順徳天皇は、庭に咲いたミヤコワスレの花を見て「この花を見ると都への想いを忘れられる」と話されたということです。

都への想いを忘れさせてくれる花

恋しい都への想いをも忘れさせてくれるミヤコワスレの美しい花、この花の代表的な色である濃紫は、古くから都を象徴する、高貴な色とされています。ミヤコワスレの花の色がなつかしい都を連想させたのです。そのような訳で、ミヤコワスレの可憐な花は、昔から日本人に愛されて続けてきたのです。

ミヤコワスレを贈る場合

出典:写真AC

ミヤコワスレの花言葉を知ってしまうと、ギフトとしてミヤコワスレを人に贈ることをためらってしまうかもしれません。しかし、贈り物にする場合は、転勤や転校、引越しなどの場合には、先方の移転先での幸福を願うという意味を込めると、問題ないでしょう。ミヤコワスレは素敵なギフトとしても使えます。

都忘れ(ミヤコワスレ)の名前の由来

ミヤコワスレの本来の名前

出典:BOTANICA

和名「ミヤコワスレ」で呼ばれることが多いのですが、ミヤコワスレの本来の名前は「深山嫁菜(ミヤマヨメナ)」といいます。園芸名としては、「ミヤコワスレ」と呼ばれます。別名には、「東菊(アズマギク)」「ノシュンギク(野春菊)」と多くの名前を持ちます。

ミヤコワスレの英語名

ミヤコワスレの英語名は、“Miyakowasure”です。日本原産の日本特有の名称なので、英語になっても「ミヤコワスレ」です。海外では一般的に、学名の“Gymnaster savatieri”(ジムナスター・サヴァティエリ)と呼ばれています。ミヤコワスレは多くの名前を持つ興味深い植物です。

まとめ

出典:写真AC

なぜこんな花言葉なの?と思わせるミヤコワスレについて、まとめてみました。この謎の花言葉の裏にはロマンティックなストーリーがありました。日本原産で古来から日本人に愛され、親しまれてきた植物、ミヤコワスレ。その魅力を再発見しつつ、お部屋に飾ってみませんか?

Frankincense
ライター

Frankincense

オーガニックコスメのスキンケアデザイナー。スキンケアは食べることからはじまると考えています。体の内側と外側からのスキンケアに使用する植物について興味があります。

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