ドラセナに類似した観葉植物
ドラセナに類似した「コルディリネ」という観葉植物があります。コルディリネは、厳密には、ドラセナとは別の種類なのですが、「ドラセナ」と呼ばれることも多くあります。以下で、詳しくご紹介していきます。
コルディリネの仲間
学名 | Cordyline |
別名 | コルジリネ、ドラセナ |
耐寒気温 | 5℃以上 |
コルディリネには、屋外栽培で人気の種類が多く存在します。また、鮮やかな赤い葉をもつ種類も多く、見た目の華やかさも魅力の一つです。ここでは、葉色などの異なる5種類をご紹介します。
【種類①コルディリネ・オーストラリス】
コルディリネ・オーストラリスは、「ニオイシュロラン」の和名でも親しまれています。比較的耐寒性があり、よく屋外で栽培されています。写真のような花が咲きます。
【種類②コルディリネ・オーストラリス・レッドスター】
コルディリネ・オーストラリス・レッドスターは、紫がかった赤い色の細長い葉が特徴です。赤い葉色から、よく「赤ドラセナ」と呼ばれます。比較的耐寒性があり、屋外栽培でとても人気があります。
【種類③コルディリネ・ストリクタ】
コルディリネ・ストリクタは、緑色の細長い葉が特徴です。緑色の葉色から、よく「青ドラセナ」と呼ばれます。
【種類④コルディリネ・ターミナリス】
コルディリネ・ターミナリスには、写真のような赤い葉をもつ種類をはじめとした、多くの種類があります。「ハワイアン・グッドラック・プラント」とも呼ばれる、縁起のよい観葉植物です。ハワイでは葉を「ティーリーフ」と呼び、フラのスカートなど様々な用途に使用しています。
【種類⑤コルディリネ・テルミナリス・アイチアカ】
コルディリネ・テルミナリス・アイチアカは、愛知県で生まれた種類です。写真のような赤い葉が特徴です。
ドラセナの育て方
置き場所・水やり・肥料
【置き場所】明るい日陰がおすすめ
ドラセナの置き場所は、明るい日陰がおすすめです。耐陰性のある観葉植物ですが、美しく丈夫に育てるには、ある程度の光量が必要です。ただし、強すぎる光は葉焼けの原因となるので、注意しましょう。風水では、玄関・台所・居間などに置くとよいといわれています。
【水やり】春~秋はたっぷりと、冬は控えめに
生育の盛んな春~秋は、土が乾いたらたっぷりと水をあげましょう。鉢底から水があふれ出るくらいの量が目安です。冬期は水のあげすぎに注意し、控えめにしましょう。
【肥料】5~9月に定期的に与える
施肥は、5~9月に行いましょう。観葉植物用の置き肥か液体肥料を選ぶとよいでしょう。あげる頻度は、置き肥なら2ヶ月おき、液体肥料なら2週間おきが目安です。
植え替え・切り戻し・挿し木
【植え替え】1~2年に一度、5~9月に行う
根が伸びて鉢が窮屈になってきたら、ワンサイズ大きな鉢に植え替えましょう。最適な時期は5~9月です。1~2年に一度、行うとよいでしょう。
【切り戻し】5~6月に伸びた枝を切る
切り戻しは、5~6月が最適ですが、5~9月までは可能な期間です。変色した葉を取り除き、伸びた枝をお好みの長さで切りましょう。切り口には、雑菌予防用の薬剤を塗ります。切り戻し後は、いつも以上に栽培環境に気をつけましょう。
【挿し木】切った枝を利用し、5~9月に行う
切り戻しで切った枝は、挿し木に利用するとよいでしょう。挿し木とは、枝の一部を切り取り、土や水に挿し、発根を促して増やす方法のことです。生命力の強いドラセナは、挿し木で簡単に増やすことができます。
まとめ
ドラセナには多くの種類が存在しますが、どれを選べばよいかは、栽培環境によって異なります。室内か屋外か、日当たりや気温はどうか、スペースの広さや高さはどうかなどを基準に選ぶとよいでしょう。育てやすく、風水効果もあるとされるドラセナは、インテリアにもおすすめです。
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出典:写真AC