ネオレゲリアとはどんな植物?
夏にぴったりの華やかな観葉植物「ネオレゲリア」をご存知ですか?まずはネオレゲリアとは一体どんな植物なのか、その特徴からご紹介します。
基本情報
科名 | パイナップル科/ブロメリア科 |
原産地 | 熱帯アメリカ |
形態 | 多年草 |
草丈 | 10〜40cm |
耐陰性 | あり |
耐寒性 | 普通 |
乾燥 | 普通 |
特徴
熱帯雨林に生息する着生植物
ネオレゲリアは自然界では熱帯雨林の木に付着して生息しています。パイナップル科という名の通りパイナップルの仲間であり、またの名をブロメリア科とも呼ばれています。またブロメリア科の中でも、葉の付け根が筒型になっており、そこに水を溜めて栄養を吸収する特徴のあるタンクブロメリアという種類に属しています。このように形態は種類によってさまざまですが、いずれも葉がとても色鮮やかなのが特徴です。株はロゼット状に広がり、緑色の葉の縁には小さなとげがあります。
水面に花を咲かせる
ネオレゲリアは開花時期になると、葉の付け根から色づき始め、水面に花を咲かせます。その特徴的な姿は見る人を魅了してくれますが、ネオレゲリアは花が咲くまでに2年以上の時間が必要です。また1度花が咲いた株は2度と花を咲かせることはありません。そのため花が咲き終われば、そろそろ植え替えの時期です。親株から子株へと命を繋いであげましょう。
種類・品種
ブロメリア科は全体で約3,200種類にも及ぶ大きな植物群です。そのため園芸店にタンクブロメリアを探しに行っても、どれを購入しようか迷ってしまうかもしれません。そこでタンクブロメリアの中からネオレゲリアを含む園芸におすすめの品種を3つご紹介します。
ネオレゲリア・ファイヤーボール
今回の主役であるネオレゲリアは色鮮やかな葉色と葉の縁に小さなとげがあります。その中でも緑色と赤色のコントラストが美しいネオレゲリア・ファイヤーボールは比較的有名な品種です。特に開花時期には緑色の葉に赤みがより一層増し美しくなるのが特徴です。
ホヘンベルギア・レオポルドホルスティー
ホヘンベルギア・レオポルドホルスティーはがっしりとした壺のような見た目とやや大きなとげが特徴です。日光に当たるとより一層締まった株になり、緑色の葉がだんだんと紫色へと変化していきます。また園芸愛好家の中でも人気が高く希少価値がある品種ですので、園芸店で見かけた際には、ぜひ検討してみてください。
ケスネリア・マルモラータ
ケスネリア・マルモラータは緑色の葉に入った赤色のまだら模様と丸くなっている葉先が特徴的な品種です。ブロメリア科の中でもやや大型なタイプで葉の縁には小さなとげがあります。大きい種類のため花も大柄な花が咲き、非常に見応えがあるおすすめのひとつです。
花言葉
ネオレゲリアには花言葉がつけられていません。しかしその中で唯一ネオレゲリア・カロライナのみ「博愛」という意味の花言葉があります。植物をプレゼントするのであれば花言葉にメッセージを込めるのが一般的かもしれませんが、花言葉がない分植物に自分の好きな想いを込めて育ててみるのもいいですね。
出典:写真AC