カンガルーポケットとは?どんな植物?名前の由来などの特徴をご紹介!

カンガルーポケットとは?どんな植物?名前の由来などの特徴をご紹介!

カンガルーポケットという植物をご存知ですか?木の幹や岩の上で育つ着生植物であり、アリと共生関係をもつアリ植物でもあります。今回は、カンガルーポケットについて、名前の由来や特徴を紹介します。また、カンガルーポケットの仲間や基本的な育て方についてもご紹介します。

記事の目次

  1. 1.カンガルーポケットとは?
  2. 2.カンガルーポケットの特徴
  3. 3.カンガルーポケットの仲間
  4. 4.カンガルーポケットの育て方
  5. 5.まとめ

カンガルーポケットとは?

Photo by 阿橋花譜 KHQ Flower Guide

カンガルーポケットは、観葉植物としてインテリアに使われることが多く人気があります。今回はカンガルーポケットについて紹介しますので、ぜひお部屋の新しいインテリアとして迎え入れてみてくださいね。

基本情報

名前 カンガルーポケット
別名 フクロカズラ
ディスキディア ペクテノイデス
学名 Dischidia pectenoides
分類 ガガイモ科(キョウチクトウ科)ディスキディア属
原産 東南アジア オーストラリアの熱帯地域

名前の由来

上の写真で、大きな目立つ葉が2枚あります。この葉は袋のようになっていて、貯水嚢(ちょすいのう)という部分です。貯水嚢がカンガルーのおなかの袋に似ていることから、カンガルーポケットと呼ばれています。

ボタニ子

ボタニ子

カンガルーポケットは愛称なんだよ。正式名称は、ディスキディア・ペクテノイデスっていうんだ。

着生植物

着生植物とは、土に根を張らずに、岩や木の幹などに根を張る植物のことを指します。カンガルーポケットもその一種で、栄養は貯水嚢から吸収しています。

カンガルーポケットの特徴

貯水嚢

貯水嚢の中には根がはえていて、その根から水や栄養を吸収します。また、アリが貯水嚢の中に巣をつくることがあり、アリ植物と呼ばれています。アリに住む場所を提供するかわりに、アリの排泄物などを養分とする、共生関係ができあがっています。

ボタニ子

ボタニ子

アリ側にも、外敵から身を守ることができるメリットがあるね。

ボタ爺

ボタ爺

着生植物は一般的な植物と違って、土壌から栄養補給できないから、自らを進化させて生き残ってきたんじゃな。

葉・つる

明るいグリーンのハリがある葉が特徴です。つる性植物なので、何かに絡ませて育てるのもよいですし、高いところにぶらさげて、つるを垂らして育てるのもおしゃれですね。

濃いピンクのかわいらしい花をつけます。カンガルーポケットの花は、閉鎖花(へいさか)といって開花せずに自家受粉をします。上の写真のように、つぼみの形のまま実になっていきます。

花言葉

「平和」が花言葉です。この花言葉は、カンガルーポケットの葉が、まれにハートの形をした葉をつけることからつけられました。ハートの形の葉を見つけたら、幸せな気分になりそうですね。

ボタニ子

ボタニ子

四つ葉のクローバーのような特別感があるね。

上の写真のように、長細いさやの中に、ふわふわの綿毛をつけた小さな種をつくります。この種を水で濡らした水苔の上にまいておくと、かわいい芽がでてきますよ。

ボタニ子

ボタニ子

次のページでは、ほかの品種や育て方について紹介するよ!

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カンガルーポケットの仲間

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