カンガルーポケットとは?
カンガルーポケットは、観葉植物としてインテリアに使われることが多く人気があります。今回はカンガルーポケットについて紹介しますので、ぜひお部屋の新しいインテリアとして迎え入れてみてくださいね。
基本情報
名前 | カンガルーポケット |
別名 | フクロカズラ ディスキディア ペクテノイデス |
学名 | Dischidia pectenoides |
分類 | ガガイモ科(キョウチクトウ科)ディスキディア属 |
原産 | 東南アジア オーストラリアの熱帯地域 |
名前の由来
上の写真で、大きな目立つ葉が2枚あります。この葉は袋のようになっていて、貯水嚢(ちょすいのう)という部分です。貯水嚢がカンガルーのおなかの袋に似ていることから、カンガルーポケットと呼ばれています。
ボタニ子
着生植物
着生植物とは、土に根を張らずに、岩や木の幹などに根を張る植物のことを指します。カンガルーポケットもその一種で、栄養は貯水嚢から吸収しています。
カンガルーポケットの特徴
貯水嚢
貯水嚢の中には根がはえていて、その根から水や栄養を吸収します。また、アリが貯水嚢の中に巣をつくることがあり、アリ植物と呼ばれています。アリに住む場所を提供するかわりに、アリの排泄物などを養分とする、共生関係ができあがっています。
ボタニ子
アリ側にも、外敵から身を守ることができるメリットがあるね。
ボタ爺
着生植物は一般的な植物と違って、土壌から栄養補給できないから、自らを進化させて生き残ってきたんじゃな。
葉・つる
明るいグリーンのハリがある葉が特徴です。つる性植物なので、何かに絡ませて育てるのもよいですし、高いところにぶらさげて、つるを垂らして育てるのもおしゃれですね。
花
濃いピンクのかわいらしい花をつけます。カンガルーポケットの花は、閉鎖花(へいさか)といって開花せずに自家受粉をします。上の写真のように、つぼみの形のまま実になっていきます。
花言葉
「平和」が花言葉です。この花言葉は、カンガルーポケットの葉が、まれにハートの形をした葉をつけることからつけられました。ハートの形の葉を見つけたら、幸せな気分になりそうですね。
ボタニ子
四つ葉のクローバーのような特別感があるね。
種
上の写真のように、長細いさやの中に、ふわふわの綿毛をつけた小さな種をつくります。この種を水で濡らした水苔の上にまいておくと、かわいい芽がでてきますよ。
ボタニ子
次のページでは、ほかの品種や育て方について紹介するよ!
カンガルーポケットは愛称なんだよ。正式名称は、ディスキディア・ペクテノイデスっていうんだ。