エレモフィラの育て方!基本的な管理の仕方から剪定や増やし方まで解説!

エレモフィラの育て方!基本的な管理の仕方から剪定や増やし方まで解説!

エレモフィラの美しいシルバーリーフを保つには、適した環境での育て方が大切です。今回は、エレモフィラの種類や基本的な育て方、増やし方のポイントなどをご紹介します。寄せ植えやシンボルツリーにも人気のエレモフィラの魅力を楽しみましょう。

記事の目次

  1. 1.エレモフィラとは
  2. 2.エレモフィラの育て方
  3. 3.エレモフィラの剪定方法
  4. 4.エレモフィラの増やし方(挿し木)
  5. 5.エレモフィラの手入れ方法
  6. 6.まとめ

エレモフィラとは

美しいシルバーリーフが特徴のエレモフィラは、ガーデニングや寄せ植えのアクセントとして人気を集めています。オーストラリア原産で乾燥を好むため、高温多湿の日本では水やりや置き場所など管理にコツが必要です。今回は、エレモフィラの基本的な管理の仕方から剪定や増やし方まで解説します。

基本情報

エレモフィラは、オーストラリアの日当たりのよい斜面などに自生している低木で、その種類は200種以上あるといわれています。乾燥した環境を好み、耐寒性と耐暑性にも弱いため、日本では鉢植えでの栽培が多く見られます。開花期が1月〜6月と長いのが特徴で、種類によって淡青色、白、赤、ピンク、黄色など変化に富んだ花をつけます。

学名 Eremophila
科名 ゴマノハグサ科
属名 エレモフィラ属
原産地 オーストラリア
開花期 1月〜6月
耐寒性 弱い
耐暑性 やや弱い
難易度 中級者向け

花言葉

シルバーリーフとベル状の花が気品を感じさせるエレモフィラには、どんな花言葉があるのでしょうか。エレモフィラには、その特徴のとおり「瞳の佳人」「憧れの佳人」という花言葉がつけられています。佳人には美しい女性という意味があるので、花言葉を添えて大切な人へプレゼントしてはいかがでしょう。

種類

日本で園芸用として栽培されるエレモフィラは、主に3種類あります。白い短毛や花の色などの特徴も種類によって異なりますが、花言葉の通り美しく気品のある種類が揃っています。ここでは、日本で人気のエレモフィラの種類をご紹介します。

エレモフィラ・ニベア

日本で多く栽培されているのが、エレモフィラ・ニベアです。開花時期は春で、淡青色から紫のベル状で美しい花をつけます。白い短毛で覆われ植物全体が銀色に見えるのが特徴で、「ホワイトツリー」とも呼ばれます。細長く美しい花をつけるエレモフィラ・ニベアは、花言葉のように「憧れの佳人」をイメージさせますね。

エレモフィラ・トビー・ベル

エレモフィラ・トビー・ベルは、ニベアよりも花が大きく葉幅が広いのが特徴で、コンパクトな株立ちになります。白い短毛が生えていますが、ニベアほど密生していません。淡青色のベル状の花が密集して咲き、長期間開花を楽しめます。開花時期は春と秋で、四季咲き性が強い種類になります。

エレモフィラ・マクラタ

ニベアやトビー・ベルのような白い短毛がないエレモフィラ・マクラタは、葉の色は緑が強くややグレーがかっているのが特徴です。開花時期は春で、花の色は、赤、黄、オレンジ、ピンク、白、青など変化に富んでいます。花の形がオーストラリアにいる走鳥類「エミュー」に似ていることから、英名で「エミーブッシュ」とも呼ばれています。

エレモフィラの育て方

オーストラリア原産のエレモフィラは、乾燥に強く雨や湿度に弱い特徴を持っています。また、耐寒性や耐暑性もやや弱い品種であることから、植え付けや植え替えの置き場所に注意して栽培する必要があります。ここでは、エレモフィラの育て方について見ていきましょう。

育て方①用土

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エレモフィラの名前には砂漠を好むという意味があるほど乾燥には強い植物ですが、過湿になると枯れてしまうので、水はけのよい土づくりを心がけましょう。用土は、市販の培養土に赤玉土かパーライトを2割ほど混ぜます。鉢植えの場合は、赤玉土・パーライト・ピートモス(酸度調整済み)を5:3:2の割合で使いましょう。

育て方②植え付け時期

エレモフィラの植え付け時期は、春(4月~6月)と秋(9月~10月)が適しています。苗からの植え替えの場合は、根鉢を崩さないように注意して鉢やプランター、花壇に植え付けましょう。耐寒性はあまり強くないので、冬場の温度が3℃以下の地域では、鉢植えでの栽培がおすすめです。

育て方③植え付け場所

エレモフィラは、耐寒性と耐暑性に弱く、高温多湿の環境が苦手なので、庭に植える場所や鉢の置き場所に気を配る必要があります。冬の気温が3℃以上で、霜が降りない地域では庭植えができますが、ひさしなどで雨除けをして水はけがよい土壌で栽培しましょう。霜が降りる地域では、鉢かプランター植えにして季節ごとに置き場所を変えましょう。

春と秋の置き場所は、日当たりがよく風通しがよい屋外が望ましいです。梅雨の時期には雨が当たらない屋内や軒下へ移動させましょう。長雨に当たると根腐れや白い短毛が黒ずむことがあります。夏は日陰で風通しのよい場所で、冬は3℃以上ある屋内の日当たりのよい場所で管理しましょう。

育て方④肥料

エレモフィラを庭に植える場合は、肥料を施す必要はありませんが、鉢やプランター植えの場合は、定期的に緩効性化成肥料を置き肥しましょう。緩効性化成肥料は、ゆっくり溶けていくため、効き目が強すぎて肥料焼けを起こす心配がありません。肥料の継続期間も1~2ヶ月と長いので初心者でも扱いやすい肥料です。

肥料を与える時期

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エレモフィラを鉢植えで立派に育てるには、肥料を切らさないことがポイントです。肥料を与える時期は、春(3月~5月)と秋(9月~11月)で、月に一度の割合で置き肥を切らさないようにします。この期間に置き肥を与えることで、立派な株に育ちます。

育て方⑤水の管理

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エレモフィラは乾燥を好む特徴があるので、水やりには注意しましょう。過湿になると根腐れを起こし枯れてしまうことがあります。庭植えの場合は水やりはほとんど必要ありません。鉢植えの場合は、春から秋は土の表面がしっかりと乾いてからたっぷりと与えます。冬はより水やりを控えめにしましょう。

育て方⑥植え替え方法

エレモフィラは、あまり成長が早くない植物なので、鉢植えの場合は小まめな植え替えは必要ありません。成長の度合いを見ながら、2~3年に1回の頻度で植え替えをしましょう。植え替えの時期は、4月~6月、9月~10月が適しています。水はけがよい用土を選び、鉢植えの場合は一回り大きい鉢に植え替えます。

根が傷つかないように注意

一般的に植え替えは、鉢やプランターの中で根詰まりにならないように、根を整理して新しい用土で行いますが、エレモフィラの根はとてもデリケートなので、傷つくと枯れることがあります。植え替えをするときは、根鉢を崩さないように注意しましょう。

次のページでは、エレもフィラの剪定方法、増やし方、手入れ方法をご紹介します。

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エレモフィラの剪定方法

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