センダン(栴檀)とは?花や葉など樹木としての特徴や育て方をご紹介!

センダン(栴檀)とは?花や葉など樹木としての特徴や育て方をご紹介!

センダン(栴檀)とは、どのような樹木なのでしょうか。センダンの木の形や葉、開花時期や香り、実の特徴や花言葉についてまとめました。育て方も簡単ですので、注意点とともにご紹介しましょう。また「栴檀は双葉より芳し」ということわざの意味と秘密にも迫ります。

記事の目次

  1. 1.センダン(栴檀)とは
  2. 2.センダンの特徴
  3. 3.センダンの育て方
  4. 4.センダンの利用法
  5. 5.「栴檀は双葉より芳し」とは
  6. 6.まとめ

センダンの育て方

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センダンは、新芽が芽吹く頃、開花時期の花姿と香り、実りの時期、落葉と、季節ごとの変化を楽しめる樹木です。暖地ならば自生するほど丈夫で、育て方も簡単です。心配すべき病害虫もありません。しかしセンダンを庭に植えるとしたら、注意すべき点がいくつかあります。

育て方①植えるときの注意点

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センダンは成長が早く、7~15mに育ちます。大きくなると剪定も植え替えも困難です。生命力あふれる木なので切り倒しても新芽が出て、根を掘り起こさない限り根絶は難しいといいます。自然に落ちた種から芽を出すこともあるのです。また後述する通り、「獄門の木」「棺桶の木」として利用された過去から、縁起が悪いとして植えるのを嫌う人もいます。

植える前によく考える

ですから、本当にセンダンを植えたいのか、他の樹木ではだめなのか、場所はどこにするのか、反対者はいないかなどを、十分に吟味してから植えましょう。コンパクトなサイズで若いうちから開花する品種「イッサイセンダン(一才栴檀)」を選ぶのもおすすめです。

育て方②生育環境

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センダンは日当たりのよい場所であれば土質を選びません。センダンは房総半島以西では自生するほど育て方が容易な樹木です。しかし耐寒性はやや弱く、関東地方では冬に枝先が枯れることがあります。寒冷地では寒波で樹木全体が枯死する場合もあるため、北方での植栽は適しません。植え付けは暖かくなった4月頃に行うのがベストです。

育て方③剪定

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剪定に適した時期は落葉期の12月~3月です。自然に形が整う樹木なので、剪定は不要な枝を切る程度にします。ただし、大きくしたくない場合はこまめに剪定しましょう。大木になった場合の剪定は自分で行うのは困難で、専門の業者に依頼する必要があるかもしれません。

育て方④増やし方

センダンは種で増やすことができます。秋に熟した果実を採取してすぐに蒔くか、乾燥しないように冷暗所に保管して春に蒔きましょう。発芽後1年で50cm程度の高さになるほど、ぐんぐん伸びる樹木です。通常のセンダンは開花するまでに5~6年かかりますが、イッサイセンダンは1~2年目から花を楽しめます。

ボタ爺

ボタ爺

センダンは近年注目されている樹木なのじゃ。次項ではセンダンの利用方法をまとめるぞよ。「栴檀は双葉より芳し」ということわざについても解説するぞい。

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センダンの利用法

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