ハナズオウの育て方!水やりなどの基本的な管理や剪定方法を解説!

ハナズオウの育て方!水やりなどの基本的な管理や剪定方法を解説!

ハナズオウは花で枝が包まれるかのように、細やかで美しい濃ピンクの花をつける春を代表する花木です。庭木として育て方も簡単で、鉢植えでも楽しむことができます。ハナズオウの基本的な育て方や、剪定方法、病害虫対策まで詳しくお伝えしていきます。

記事の目次

  1. 1.ハナズオウとは?
  2. 2.ハナズオウの特徴
  3. 3.ハナズオウの種類
  4. 4.ハナズオウの育て方
  5. 5.ハナズオウの植え付け方法
  6. 6.ハナズオウの植え替え方法
  7. 7.ハナズオウの剪定方法
  8. 8.ハナズオウの病害虫対策
  9. 9.まとめ

ハナズオウの育て方

よりたくさんの花を楽しむためには日頃の管理が重要です。ハナズオウの基本的な育て方を説明します。

育て方①置き場

Photo by 柏翰 / ポーハン / POHAN

ハナズオウは日当たりを好みます。庭植え、鉢植えどちらの場合も、最低半日以上はしっかりと日が当たる置き場を選びましょう。日当たりが悪い置き場だと、生育が鈍くなり花つきも悪くなります。また風通しの悪い置き場は、病気や害虫の発生原因になるので避けるようにします。

育て方②水やり

水やりに関してはさほど難しくはなく、乾いたらしっかり与えるというシンプルなやり方で十分です。庭植えと鉢植えの場合のポイントを説明します。

庭植えの場合

植え付け後1~2年は、土を乾かしすぎないように表面が乾いたらしっかり水やりをします。3年目以降は基本的に水やりは不要ですが、日照りが続く場合は様子をみて与えましょう。

鉢植えの場合

春から秋までの生長期は、土の表面が乾いたら、鉢底から水がでるまでしっかり与えます。冬に落葉した鉢は、徐々に控えて土の湿り気を保つ程度に留めます。

育て方③肥料

庭植えの花木はあまり多くの肥料は必要ありませんが、土壌改良の意味も含めて有機質肥料や堆肥を与えることは株の健康に役立ちます。どのように与えるとよいか説明します。

庭植えの場合

1月から2月に、寒肥として有機質肥料や堆肥を株元の土にまきます。土に埋めるか、軽く土をかけるとより効果的です。埋める際は根を傷めないよう気をつけましょう。積雪地は雪解け後の3月に与えます。

鉢植えの場合

鉢植えは3月に与えます。室内管理の場合は、臭いのない緩効性化成肥料を用います。屋外で管理できる場合は、発酵油かすなど有機質肥料を利用してもよいでしょう。

与えすぎは逆効果

マメ科の植物は土中の根粒菌と共生することで、空気中から窒素分を取り入れることが可能です。ハナズオウがやせ地でも育つことができるのはそのためです。窒素肥料分が多くなると、花つきが悪くなるだけではなく、病気や害虫がつきやすくなるため注意します。

ハナズオウの植え付け方法

植え付けに最適な時期は、休眠期の3月になります。庭植えと鉢植え、それぞれの方法について説明します。

庭植えの場合

株の根巻きの1.5~2倍程度の穴を掘り、掘り上げた土には堆肥や腐葉土などをしっかり混ぜ込みます。混ぜた土を使い、株と土がしっかりなじむよう、すきまなく埋めなおしていきます。根巻き布がついている場合は取らずにそのまま植え付けます。庭植えの場合は、元肥は特に必要ありません。

鉢植えの場合

水はけがよい、肥えた土であればあまり選びません。鉢には鉢底石をひき、赤玉土:腐葉土=6:4などの割合で混ぜた用土で植え付けます。市販の培養土も利用できますが、軽すぎる場合があるので3~4割程度赤玉土(小粒)をまぜるとよいでしょう。用土に緩効性肥料を元肥としていれておきます。

次ページではハナズオウの植え替え方法について紹介します。

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ハナズオウの植え替え方法

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