ルドベキアとは
キク科のルドベキアは一年草・二年草・多年草などがあり、黄色やオレンジ色の小さなヒマワリのような花を咲かせます。ガーデニングだけでなく、草丈を活かして切り花としても利用可能です。鮮やかなルドベキアの色合いは、庭のグリーンによく映えます。
丈夫で育てやすい植物
日光を好み、夏ごろから秋にかけて開花するので、長く花を楽しめる植物です。基本的に暑さに強く寒さに弱いですが、日当たり・水はけのよいところであればどんどん育ため栽培しやすいです。しかし宿根草にはほかの種類とちがって、暑さに弱く寒さに強い傾向のものもあります。
開花時期
ルドベキアは、種まき(春まき3〜4月・秋まき9〜10月)と苗植え、株分けなどから育てます。開花時期は6〜10月です。花の咲く期間が長く、夏の間はずっと花が咲いています。秋まきや春まきで遅めに種をまいたときは、花が咲くのが翌年になることがあります。冬は冷たい風があたらない日なたに移動させるか、土や茎が凍らないように敷きわらなどで冬越ししましょう。
栽培環境
ルドベキアは日差しで葉焼けをすることがなく、真夏でもよく育ちます。暑さには強いですが寒さには弱く、日陰の場所や水はけが悪いと育ちも悪く花も少ないです。冬は、南向きの日の当たる場所に置き寒さを防ぎます。宿根草のなかで、寒さに強く暑さに弱い種類のルドベキアは、夏の間は明るい日陰で育てましょう。
ルドベキアの特徴
真夏の強い日差しに強く、病害虫にもあまり困らないルドベキアは、こぼれ種でも成長するほど育てやすいです。しかし、繁殖力が強いため雑草化や野生化しないように気をつけましょう。ここでは、そんなルドベキアの特徴を見ていきます。
特徴① 茎
草丈は50〜150cmほどまで高く成長します。高くなりすぎてほかの植物の邪魔になるときや、茎を高く育てたくないときなどは切り戻ししましょう。花が咲く前に草丈30cmほどを切り戻しすると、脇芽が出てきて開花します。
特徴② 花
ルドベキアの花は色や大きさ、咲き方など種類により異なります。色は、黄・オレンジ・茶・赤・複色などがあり小輪種や大輪種、一重や八重咲き、蛇の目咲きなどもあります。さまざまな種類があるため、種や苗を購入するときは、花の形や咲き方を確認してからの購入がおすすめです。