リキュウバイ(利休梅)とは?樹木としての特徴や育て方をご紹介!

リキュウバイ(利休梅)とは?樹木としての特徴や育て方をご紹介!

リキュウバイ(利休梅)は、晩春から初夏まで楽しむことができます。千利休の命日の頃から咲きはじめ、花が少ない時期に品のよい白い花をつけるためリキュウバイと俗名がつき、正式名称のウメザキシモツケはあまり使われていません。リキュウバイの特徴や育て方を紹介します。

記事の目次

  1. 1.リキュウバイ(利休梅)とは?
  2. 2.リキュウバイ(利休梅)の花言葉
  3. 3.リキュウバイ(利休梅)の特徴
  4. 4.リキュウバイ(利休梅)の育て方
  5. 5.まとめ

リキュウバイ(利休梅)とは?

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

品のよい白の花が咲くリキュウバイ(利休梅)は、中国原産の樹木で、明治末期に日本に入ってきました。開花時期は、桜の前後から初夏まで楽しむことができます。花が地味で、茶花として好まれていることや、利休の命日(新暦3月28日)の頃に咲きはじめることから「リキュウバイ」と別名が付けられたといわれています。

基本情報

名前(和名) リキュウバイ(ウメザキシモツケ)
学名 Exochorda racemes
科名/属名 バラ科ヤナギザクラ属
別名 バイカシモツケ、リキュウウツギ
原産地 中国
花の色
分類 落葉低木

リキュウバイ(利休梅)の花言葉

Photo by harum.koh

リキュウバイの花言葉は、「控えめな美しさ」「気品」です。「控えめな美しさ」は、膨らんだ蕾からひらく緑の花芯と白い花弁のバランスに奥ゆかしさがみえるからでしょう。「気品」は、控えめながらも上品に緑の葉と花の白の調和に美しさを見いだしていることを指しているようですね。

リキュウバイ(利休梅)の特徴

Photo by harum.koh

リキュウバイの特徴は、樹木でありながら株元から数多くの枝が分かれる株立ち(一株が地際から茎や枝が数本立ち上がったような樹形のこと)です。枝が分かれて大きくなると、枝垂れて趣がでてきます。花期は4月~5月で蕾が真珠のように丸く膨らみ白い花を咲かせますが、派手さがなく花言葉がよく似合います。

リキュウバイ(利休梅)の育て方

リキュウバイは、樹勢が強くて耐暑性や耐寒性があるので日本各地で栽培できます。育て方は、日当たりがよく水はけのよい場所を好みます。半日陰の場所でも大きな影響はありません。公園や庭木、鉢植えで育てられます。

手入れ

リキュウバイは日常的な手入れにあまり手がかかりません。夏場は乾燥しないように土の表面が乾いたら水やりしましょう。肥料も少なめで問題なく、病害虫の被害も比較的少ないですが、時々うどんこ病を発生することがあるため、風通しをよくして被害をみつけたら早めに駆除します。

管理

リキュウバイの管理は、剪定が大事です。リキュウバイは芽吹きの力が強いのが特徴で、放っておくと樹形が乱れてしまいがちです。ある程度大きくなった後は、毎年落葉期の12月~2月に剪定を行いましょう。剪定は花芽がついている枝先はかりこまないようにして、長くのびた枝を切ります。内側の枯れ枝や内向枝を切って風通しをよくします。

まとめ

Photo by harum.koh

リキュウバイは、育て方が比較的容易であまり手を加える必要がありません。樹木ですが株立ちで増えるため、切り花として使いやすいです。他の花と一緒に生けても邪魔しない上品な花をつけるので茶花や生け花によく使われます。花言葉とおりの印象を与える花で、開花する時期が花の少ない頃のため、見かける機会があることでしょう。

buusencho_sunu
ライター

buusencho_sunu

分かりやすい文章を書きたいと心がけていますが、まだまだ修行中です♪

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