低木の意味
庭木や公園の緑化に使用される樹木は大きく、「高木」「中木」「低木」の3つに分類されます。漢字が意味する通り、背の高さ(樹高)によって決まります。今回ご紹介する低木は背の低い樹木たちのことで、およそ「3m」以上には大きくならないものです。
庭木に低木がおすすめの理由
樹高が3m以下におさまる樹木を「低木」とご紹介しました。そんな低木は、庭木にもとても人気があります。具体的な品種をご紹介する前に、なぜ低木が庭木におすすめであるか見ていくことにしましょう。
理由①手入れがしやすい
大きく成長したとしても、3m程度で収まるため、剪定などの手入れが大変しやすいです。大きな脚立などを使用せずとも手入れが行えるため、初心者でも取り組みやすいといえます。
理由②ゆるやかに成長する
低木に分類される樹木には、成長が遅く、ゆるやかに大きくなるものが多いです。庭木のレイアウトを決める際にも想像しやすく、人の手が余るほどの成長速度でないため庭の景観を損ねづらいでしょう。
理由③他の樹木との組み合わせを楽しめる
低木であるため、他の樹木や植物との組み合わせを楽しめるでしょう。例えば、クロモジにマルバノキをあわせると、寂しくなりがちなクロモジの株元が華やかになります。樹木の高低差を活かすことで、庭の景観を作り込んでいく楽しみが生まれます。
理由④目隠しにも使える
例えば、ウッドデッキを作って、そこで贅沢なティータイムを持つとします。どうしても気になるのが通りからの視線や、近所の人たちの目でしょう。低木は常緑品種も多いので、自然にそういった視線を遮れます。
低木の魅力をお伝えしたところで、いよいよおすすめの低木代表品種を見ていくことにしましょう。