夾竹桃とは?
夾竹桃はどんな植物なのでしょう。詳しく紹介していきます。原産地はインドで、日本には、江戸時代中頃に中国から伝わりました。夾竹桃は大変丈夫な植物で、原爆投下後の広島で、真っ先に花を咲かせたことで知られています。復興のシボルとして広島市の花に指定されていて、広島市では夏ごろ一斉に花を咲かせます。
基本情報
学名 | Nerium oleander var. indicum |
英名 | oleander |
科名 | キョウチクトウ科 |
属名 | キョウチクトウ属 |
分類 | 常緑低木・常緑小高木 |
名前の由来
夾竹桃の夾(キョウ)は、「はさむ」や「はさまれる」などの意味があります。竹(チク)は、葉の形が竹の葉に似ていることで、竹と入っています。桃(トウ)は、かわいい桃の花に似ていることで名付けられました。植物の姿が名前の由来となっているようですね。
夾竹桃の特徴
夾竹桃の花
夾竹桃の花は、6月~9月まで花が咲きます。園芸品種によって花の色は白、濃淡のピンクや黄色といろいろです。一重咲き以外に、八重咲きの品種もあります。花の形はプロペラや風車の羽の形のように、くるっと回転した形のかわいい花です。花が終わった後に受粉に成功すれば、まれに果実がつきます。
夾竹桃の葉
竹に似ている夾竹桃の葉は、艶があり細長い楕円形で両端は尖っています。薄いですが硬くしっかりした葉です。葉の裏側のくぼみには、空気や水蒸気の通り道になる気孔があります。気孔が開いたり閉じたりすることで、光合成、呼吸や蒸散作用を行っています。
夾竹桃と西洋夾竹桃の違いや見分け方は?
夾竹桃と西洋夾竹桃の違いや見分け方はあるのでしょうか?残念ながら、はっきり区別できる見分け方はありません。一般的に言われている違いや見分け方を紹介します。西洋夾竹桃が基本種となり、その変種にあたるのが夾竹桃です。毒性は、西洋夾竹桃のほが強いようです。
学名の違い
学名をそれぞれ紹介します。夾竹桃はNerium oleander var. indicum(ネリウム オリアンダー インディカム)で、西洋夾竹桃は、Nerium oleander(ネリウム オリアンダー)です。ちなみに夾竹桃は中国名になります。ネリウムとは、古代ギリシャ語の「ネロス(湿気のある)」が語源です。オリアンダーは、「オリーブの葉に似た」ことでつけられており、インディカムは「インド産の」の意味になります。
香りの見分け方
夾竹桃と西洋夾竹桃の違いに、香りでの見分け方があります。一般的に夾竹桃には香りがあり、西洋夾竹桃には香りがないとされています。しかし、品種や個体種によって違いがあり一概には言えません。甘く優しい香りがする、夾竹桃です。地植えにすると背が高くなり、香りに触れる機会が少ないのは残念です。